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naki's blog

【サーフィン研究所&ドラグラ年末渾身号】歳末の願いとは?_”Study to be quiet”_(2269文字)

Catch Surf® Special Skipper Fish 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)

Photo by @photosmilejp

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ボードの性能が上がって久しいが、

逆にまた性能の劣るボードで楽しく波に乗る愛好者も増えた。

Photo by @photosmilejp

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いわゆる原始回帰だが、

この方法の良いことは、

こころから滑走の原点を感じられることと、

他者と競わなくなることだろう。

The Sting 6’3″ 1973 / Ben Aipa / Hiroyuki Maeda

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競うといえば、

友人の何人かは、

〈(いっしょに入る他者の)ボードサイズが大きくなると、自分が乗れなくなる〉

そんなシンドロームというか、

恐怖心を持っているようだ。

彼らは会うと、

必ずと言っていいほど私のボードサイズを聞いてきて、

自分のボードの体積より大きいとわかると、

瞬時に「あっちでやってください〜」と冗談風に笑いながら言うが、

半分以上本気なのを知っている。(笑)

なぜ彼らはわからないのだろう。

私(たち)は、

波を独占したいからボードが大きくしているからではなく、

波の強さに合わせてボードサイズを変えているだけだ。

無論、

人の波を奪いたいとは思ったことすらない。

だが、

今度は逆に

このボードサイズ至上主義者に波を

「どうぞどうぞ!

あなたに最適な波サイズと位置ですよ〜幸運を!」

そうやって譲っても、

たいていは乗れない。

具体的にはボードが小さくて波に乗れないのだ。

もう少し踏み込むと、

弱波時に小板で乗るためには、

ピークの下のめくれるところから入る(テイクオフ)手段しかないだろう。

または、

泡に押されたら波に乗ることはできるが、

(波面に)入ることはできないだろう。

この小板流行の背景にはさまざまな説がある。

ひとつは、

(ボードサイズが小さくて)波に乗れない紳士淑女だらけなのは、

もっぱらオリンピックのせいだと言われている。

私はそうは思わない。

「みんなが乗っているからなんとなく」

そんなクリスタル族ばかりではないだろうから、

じつのところ

「浮力のあるサーフボードに乗りたくない」

と信じこんでいるだけだろう。

先日、

ヒザくらいのボヨボヨ波で、

女児がサーフしていたが、

どうも一切波には乗れない雰囲気だった。

例によって、

彼女は(英語表現だけど)、

小さく薄っぺらいボードなので、

どんな波が来ても乗れずに、

せいぜい崩れる瞬間にひっかかって泡の中を落ちていくだけだった。

知った顔だったので、

「このボードに乗っていいよ〜」

そう86を差し出すと、

驚いた顔をしながら、

「大きなボードには乗れません!」

そう返された。

「もったいない」と思ったけど、

おだやかになることを学んでいる最中の私は、

表情を笑みに変えて小さな女の子に返した。

「おだやかになろう」としているのは、

私の好きな本の中に1行、

“Study to be quiet”

とあるからで、

自分なりにこれを訳し、

『おだやかになることを学べ』

と実行しているだけだ。

この世間は、

眉を寄せることばかりになっている。

なので、

「おだやかに穏便に」

そんなことを願っている。

みなさんもご存じだろうが、

相も変わらずサーフィンをするのは、

海の上も陸地もなかなかやかましい。

オフザリップをしないのなら波に乗るなとか、

沖で波を待たずにインサイドで乗れ、

もう少し真剣に乗れ、等々。

行為のことだけならいいのだが、

今度はボードのサイズが大きすぎる、

みんながウエットスーツを着ているのだからお前も着ろとか、

あげくの果ては、

他県ナンバーの人は禁止だと言ってくる。

自分勝手過ぎて笑ってしまうようなことだが、

この人たちはじつにまじめに言ってくるのだ。

こちらが黙っていると、

たいていは支部で決まったことだから従えと言うのだが、

そんな支部だか団体は私には何の関係すらない。

それなら自分たちで勝手にやってくださいね、

そんなことを言おうと思ったが、

相手をするとまたしつこいだろうので無言を貫くと、

そのうちにあきらめてくれる。

または、

誰かを呼んできたりもする。(笑)

願かけの頃です。

「サーフを真剣にする人たちが、

さまざまな本質や事象を理解してくれますように」

こうして元日に願かけをしたからといって、

奇跡などはあんまり起きないことも最近わかってきた。

よって、

わたしは「おだやかへの道」を進み、

さらなる波乗道を歩くために、

これからも精進するのです。

おいしいマンダラ・コーヒー。

およそ200gの豆を極上品だけとしてはじいていくと、

残るのは半分の100g程度だろうか。

コーヒーは体に良いものだという認識というか、

効能が広まってきた。

少し前は「悪いもの」とされていたけど、

良いものはとっても個性的で、

風味豊かで、

感覚を研ぎ澄ますことができる飲料です。

そう考えて、

私は霊的な気持ちでいただいている。

@mandalacoffee_japan

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さて、

先日ここでお伝えしましたが、

ドラグラ・プロダクションズでは、

今夜7時15分より両界歌合戦を開催します。

無観客開催ですが、

タキビパレスや千葉各地、

バリや土佐、

伊豆白浜、

沖縄と奄美、

そして湘南から生中継いたします。

みなさまもどうぞ、

すばらしいお年をお迎えください〜!

【巻末リンク:両界歌合戦の曲順】

【ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】『第四一回DGP両界曼荼羅歌合戦』の曲順_(3113文字)

【明日のNAKISURF元日スペシャル】

【サーフィン研究所特別編】元日に1980年代のフーディ復刻版を発売します!_(882文字)

【ジマンできる渾身カレンダーです】

【サーフィン研究所:お待たせしました!】美しい記憶という刻印_NAKISURFカレンダー2022SPLの概要_(2286文字)

Happy Surfing and Happy Life!!