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【サーフィン研究所】台風1号/2〜3日目WBP_(1026文字)

「ぶっとい」

そう形容しなくてはならないほどの厚みのあるうねりが、

沖合いから筋を付けてゆっくりとやってきて、

陸地のどこかにぶち当たり果てていた。

台風1号マラカスからのうねりが入り始めて3日目となる。

あれほど強かった台風だけど、

ついに低海水温によって勢力を落としてしまった。

だが、

これは台風パワー全開時の記録だ。

サーフしたのはこのくらいの時間帯だっただろうか。

下のリストが、

足摺岬の沖にあるブイからのものだ。

平均うねりの高さが5m近くもあって、

通り過ぎるのが15秒もかかっている。

『天変地異』という言葉が浮かんできた。

土佐波は、

前述したようにどこも太いうねりに圧倒されていた。

友人からは、

さまざまなブレイクがクローズアウトしましたと連絡が来た。

The Mid-length 2+1/ 6’8″x 19-5/8″ x 2-1/2″

Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda

Nakisurf Original Twin-Fins

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WBPもいわゆるクローズアウトだったが、

選べば乗れる確信があった。

もちろんのこと、

見渡す限り無人で、

そらの上で鳶がヒャララ〜と鳴いたが、

波の音にかき消されていった。

「喰らって、ひどい目にあったら上がろう」

そんな心持ちでパドルアウトし、

今年一番の波に乗ることができた。

あまりの楽しさに、

あえてグラブレイルせずに、

1970年代の、

ジャッキー・バクスター風のレイト・テイクオフを敢行したり、

すばらしいセッションとなった。

オバケセットもギリギリのところで直撃を回避し、

無傷で陸地に戻ってこられた。

上がってきて一息付いていると、

連絡をとっていたベンチュラ・セイジが奥さんを連れてやってきたが、

彼が見た各サーフ・ブレイクの波情報は、

およそプアー(poor、みすぼらしいという意)だった。

雨粒が写真に写っているのがわかるだろうか。

で、

「うねりの向きが変わったので、龍石トンネル下は?」

ナッキーからのそんな発案があり、

そのタツイシまで行ってみると、

なんと良い岬波がやってきていた。

さすがナッキー。

再びパドルアウトして、

波乗修行僧のようにひたすら波に乗った日。

これは少し前のスカシー館長画像だが、

満開の桜が室戸に咲いていた証拠となった。

【巻末リンク:台風1号初日】

【サーフィン研究所&ドラグラ講座特大号】台風1号マラカス_”閲覧注意”マル秘タキビ神とダライ・ラカの関係【ドラ大入試問題】_(2539文字)

【巻末リンク*2:台風関係】

【サーフィン研究所特大号】台風ウエッジ_007の市内_(2169文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!