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【サーフィン研究所特大号】台風ウエッジ_007の市内_(2169文字)

Typhoon #16/ Mindulle 2021

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台風18号コンパスはこの天気図から離れ、

19号ナムセーウンの南東うねりが入ってきている。

この画像は16号ミンドルからのもので、

最大瞬間風速75mをたたきだした空の怪物は、

海にも魔獣を作りだした。

これではまるで大鯖春彦さんの書き出しだが、

そんな硬筆になったのは昨日硬筆の映画を観たからかもしれない。

(オオサバ先生の随筆は巻末リンクを参照ください)

The Mid-length 2+1

6’8″ x 19-5/8″ x 2-1/2″ at the WBP

Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda

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68というと2mくらいだろうか。

波が小さいと、

鍛錬みたいなターンだが、

こうしてサイズが上がると、

ミッドレングスはショートボードみたいに走り出す。

この走りというか、

滑りを例えるとしたら?

そのことをしばし考えていた。

たぶんそれは高出力のフェラーリやランボルギーニを、

長く広いコーナーで踏み込んでいくという気持ちに似ていると書いてみた。

サーフィン人生なので、

そういう車を所有したことがない。

だが車好きを公言していた関係で、

何度かスーパーカーは試乗させていただいている。

一日中貸していただいたこともある。

私が知っているなかで運転好きなのがラカ法王。

摂政瀧朗はその逆。

タキビ神も私と同じでどこまでも走ることができる。

もっと書くと、

法王の運転が一番上手だろうか?

F3レーサーの車にも乗せていただいたが、

その彼よりも法王のほうが多岐にわたって上手だ。

鵠沼海岸の裏(狭い)のすれ違いなどは、

007のボンドカーのようにサバットのミラーがボタンひとつで折り畳まれ、

紙の厚みくらいの接近度でそれぞれのセクションを安全に抜けていく。

以前、

ドラゴン・グライド・プロダクションのホワイトボードに

「ただの法王ではない」

そんな青字が書かれていたが、

あのときの写真を撮っておけば良かったと感じている。

この三日間は、

朝2時に起きていろいろを終わらせて、

夜明け時間には海岸線を走らせて波を見ていた。

今回の台風の記憶としては、

南東うねりと南うねりが独立してそれぞれ届いていたことだろう。

波はウエッジするので、

千葉エックス、

ベンチュラ・エマウッドとか、

サンクレメンテ・Tストリートの波がまざまざと思い出された。

ウエッジというのは、

この場合

「うねりとうねりがナナメ左右から重なる」

ということだ。

両手を使ってやってみると、

手が重なったところに波の芯があり、

その動きを読み、

合致させる愉しみがあった。

キャッチサーフの新作、

というか私のオリジナル・スキッパーが届いたというので、

またもや高知市内まで出た。

ちまたでよく見かける「王将」には、

大阪王将と餃子の王将があるが、

私はダントツでこの『餃子の王将』ファンである。

高知県のGo To Eat券も使えるというので、

逆上して王将定食に単品酢豚を合わせてみた。

こうして自分の好きな理由が重なると、

食べ過ぎてしまうのは発作みたいなものだ。

酒もそうか。

週末は各地のイベントで盤を回しつつ、

波斜面を駆け上がっているDJ VCA氏は人格者であり、

土佐民話に出てくるほどの酒豪だ。

配送のスタイルが変わり、

数年前から個人宅には届けられないということで、

市内で受け取る際は彼の鉄工所を利用させていただいている。

今回もこうしてキャッチサーフを受け取ってくれてありがとう!

(明日にでもボードの詳しくを書いてみます)

市内に出て、

古本屋に寄ると、

探していた柔道部物語があったが、

かなりの高値に驚いた。

(柔道部物語は名作です。ぜひ)

東宝映画館は、

水曜日ならば1200円で映画が観られる。

摂政瀧朗が「ユルキャラ好き」なので、

そこだけは私と話が合う。

彼は基本的にシニカルな悲観主義者なので、

まるでニーチェと話しているかのようなときが多いが、

ユルキャラ話となると、

一切そんなことはないのが不思議といえばそうだ。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

これがダニエル・クレイグ最後の007作品だという。

映画のおもしろさが凝縮されていて、

ノンストップアクション活劇といったところだろうか。

特に冒頭部分に引き込まれた。

見に行かれる方は他作品の予告編にも佳作があったので、

それらを含めて遅刻しない方が良いだろう。

予告編で見たのが、

「ウエスト・サイド・ストーリー(1957年)」

この伝説的な舞台作品をスティーブン・スピルバーグが製作し、

12月10日に公開されるという。

あと七週間でその日はやってくる。

楽しみ〜。

高知カルディで食材さまざまを購入し、

戻って来ると深夜近くになっていて、

出発から18時間も外出していた日となった。

【マンダラ・コーヒー】

受注生産にも関わらず、

それはたくさんのオーダーをいただいているマンダラ・コーヒー。

ココナッツ・リキュール漬けが終わったそうで、

次回予告としては、

マリブ関係のクラフトとなりそうだ。

どうぞよろしくお願いします。

【巻末リンク:冒頭に登場したオオサバ先生の代表作】

蘇る金鯖 復讐篇_(2692文字)【ドラグラ・プロダクションズ製作】

【巻末リンク*2:受け取ったスキッパーフィッシュ】

【サーフィン研究所感動紹介号】スキッパーフィッシュ X NAKISURFスペシャル_(1809文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!