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naki's blog

【サーフィン研究所】準記憶の読書とは_(1340文字)

The Mid-length 2+1/ 6’8″x 19-5/8″ x 2-1/2″

Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda

Nakisurf Original Twin-Fins

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かなり詳細なる波の夢を見ていた。

けれど、

今となってはバックサイドだったか、

そうでなかったことですら忘れてしまっている。

そういうのを記憶とは言わないのだが、

じゃあなんと言うのだろうか?

準記憶?

まああそんなことにしておこう。

浅瀬。

さらに沖が急激に深いと、

こういう波質になる。

室戸岬の沖も急深なので、

たいていの波は特別に感じるほどのパワーを感じる。

昨日ここに登場したテキーラのボトル。

なぜ赤いのかというと、

ワイン樽で熟成させたテキーラだという。

このランボルギーニ系のボトルは、

黒潮町「まるや」シェフ・ド・キュイジーヌのターボー氏が広めたもので、

彼の手にかかるとさまざまが美しくなるのだ。

数日前、

スカシーの河合館長がIGポストで、

晴耕雨読(せいこううどく)と掲げていた。

@sky_and_sea_muroto

このブログは、

太郎くんやジローくん世代も読んでいるので、

この四字熟語の意味を書いておくと、

晴れた日には田畑を耕し、雨は読書をする

という意味で、

総じて、

「心穏やかに暮らすこと」とされている。

私はデジタル写真を撮り、

マックブック相手に活字を打ち込み、

iPhoneで野球やサーフィンを見てニュースを読んでいる。

よって、

こういうアナログというか印刷された活字を読むことは、

デジタル・デトックスというか、

小さい頃から培(つちか)ったオリジナルな歓びがある。

ちなみに今読んでいるのは、

スタンダールの『赤と黒』と、

東海林さだおさんの『シウマイの丸かじり』の2冊がけだ。

昔からそうだが、

本を行ったり来たりすると、

没入感の反対側の始まりみたいで楽しいのだ。

久保田さんからいただいた村上春樹さんの短編集

「女のいない男たち(映画:ドライブ・マイ・カー原作)」

はすでに読了し、

さらにはその中にあった『木野』を繰り返し読んでは、

「土地が持つ神話みたいなもの」を味わっていた。

「木野さんのドアをノックしているのは彼自身です」

シギーGがそう解説していたが、

これは私にも当てはまるので、

奇譚というか真に迫ってきたのが怖かった。

スタンダールの『赤と黒(1830年刊)』は、

サマセット・モームによるところの世界十大小説のひとつとされている。

なので、

最初は中学生のときに歓喜しながら図書室で読んだ。

感銘を受けたボクは、

このスタンダール&小林正さん文体をマネして作文にしたら、

「むずかしすぎてわからない」

原稿用紙に赤字でそう書かれたが、

「先生は文学を理解していない」

と感じ、

この頃から権威には反抗するようになったようだ。😊

それから40年以上も経て再読すると、

なぜかとてもつまらなくなってしまった。

この支配階級の腐敗世界を自分が受け入れられないのか….。

【巻末リンク:ターボー氏とスカシーの関係】

【サーフィン研究所】キャッチサーフの乗り味とは?_正しいターボー氏_スカイアンドシー・カフェが20日に開店します!_(1693文字)

【巻末リンク*2:高評価をいただいた最近のポスト】

【サーフィン研究所GWスペシャル】熱き思惟と想像力の源のこと_(1935文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!