四国に入ると、
ホンダ・フィットをよく見かけるようになった。
フィットは法王の御料車であるサバットの原型なので、
一瞬だけ「法王?」と思ってしまうのがうれしい。
たとえホワイトでもそう感じるのは誇大解釈ですと、
いつか華厳さんがおっしゃっていたことを思い出した。
「土佐ワイキキです」
アパッチがそう教えてくれたスポットがある。
久保田さんとナッキー、
そしてそのアパッチとそこでサーフしているとき、
「マニアックゥ〜!!」
そんな音がどこかから聞こえてきたので、
あたりを見渡すと、
それはアパッチが腹話術のように
「マニアックゥ〜」と言っていたようで、
なつかしのフレーズを自分でも口にすると、
スネークマンショーの
『ヤマハ音楽スクール・ネタ』を思い出すのだった。
そして30分後にマニア本人が登場したので、
アパッチは予言者かと驚いてしまった。
(マニア越智くんについては、巻末にリンク*2しておきました)
約束もなにもしていないのに、
ドラグラ登場人物全員が集まって、
この膝あるかないかの南西向きの浜でサーフしているのは、
東向きのサーフスポットの地形がことごとく悪いからだ。
うねりは胸くらいあるが、
およそ全てがダンパー。
だったらここでひたすらハッピーサーフィンだと、
みんなのんびりと海水浴気分で波に乗って、
まとわりついた雑菌みたいな気持ちを洗浄しているようだった。
セットで膝あるかないかの極小サイズだけど、
大きなボードがあれば、
とても楽しく波に乗ることができた。
マニアが7フィートのキャッチサーフのシングル、
アパッチも同サイズのトライフィン、
そして私たちはスペシャル10フィート、
これもキャッチサーフのシングルフィンで楽しく波と遊ぶことができた。
長いレイルラインを使って、
しっかりと加重してトリムするのは、
まるで仮想大波のようで、
小波を大波に変えてライン取りしていた。
こういう波の極意は、
「ダウン・ザ・ライン」だ。
つまりバレルや強い波のときの原則は、
「波の下に滑らせること」なので、
その基本がこの程度の小波で修練できる。
夕飯は閉店前のショッピング大黒で。
ダイコクだと思ったが、
オオグロと読むという。
代替わりしてクラシック&ヌーボーなグロサリーストアとなった。
ここでもフィットを発見。
色も年式も純正サバットと同一だが、
雰囲気が違うのですぐにわかった。
ショッピング(大黒)は、
阿波牛の販売店なので、
スカシーの「おいしいもの研究所」で、
研究しようかと思ったのだがあいにく完売していた。
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【巻末リンク:サバットの真実】
【巻末リンク*2:マニアック〜】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎