新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【サーフィン研究所シルバーウィーク最終日特大号】新月前の東南東うねりのクマビーチ_高知大丸にOMACHI360開業!_スカシー・コンフィ試食会の絢爛_(2638文字)

月齢28.0日ごろ。

昨日のおよそ4時ごろ、

この月を背にしてクマビーチに出発した。

夜明けのグラデーション。

須崎市浦ノ内中ノ浦T字路と書いたのは、

字路=ジロという語感をタイプしたかったからだ。

そのまま南に下り、

中土佐町、

四万十町を越えたあたりが土佐佐賀だ。

ここまで来ると、

1.5mの8秒前後の東南東うねりが、

国道56号線から見えた。

クマビーチ到着。

ワンサイズ落ちたり、

最近の地形が深かったりするので、

波の評判はよくない。

けれど、

そのおかげで集まる人は少ないと聞こえてきた。

この浜では、

スマグリはんことスマイリー・グリズリーに注目したい。

ハッピーサーフィンの守護者でもあり、

波乗り好き度でも世界トップレベルのクマさんである。

今回も遭遇(お会い)できるかもとしれないと、

きちんとスマイリー・グリズリーLS-T(サンプル)を着たマグやんのうれしき瞬間が写っている。

スマグリはんは、

波に乗ることのみならず、

サーフボードにも興味があって、

私の新作というか、

前田博士の最高傑作『ザ・ワン』にずっと目を入れてくれた。

東南東うねり。

台風15号のバック・スウェルからの力強いうねりは、

クマビーチをパーフェクトに仕立て上げた。

ひさしぶりにかなりの強さで波底に沈められた。

「そうこなくっちゃ!」

そんな気持ちとなって、

背骨のあたりを中心にうれしくなったことを思い出した。

このクマビーチで毎日サーフするスマグリはん。

昨日は、

レフト、

レフト、

レフト、

たまにライトという左右頻度で滑走していた。

レフトの波壁は長い距離があり、

ライトはカットバック系の波質だ。

ライトは岩場に直行なので、

上級者のみが選択しているようだ。

Maguro on

The Cosmic Fonzer 7’2″ EC Surfboards

.

シルバーウィークを堪能するマグやん。

彼はいま測量士補試験合格に向けて、

四則計算や分数、

少数、

三平方の定理(ピタゴラスの定理)、

三角関数、

正弦定理、

余弦定理を勉強しているので、

横にいると、

「シー2イコールエエ2プラスビーツー….」

などとブツブツ言っている。

ならば、

野球のマウンドでブツブツ言っていた「桑田さん」と名付けようと思ったが、

中溝康隆さん(『プロ野球死亡遊戯』著者)の猛反対を受けそうなのでやめておいた。

エンゲツ・シャッチョさんもこのセッションに登場したが、

波がそこまで切り立たず、

ちょっぴりエンゲッツには足りなかったことも記録しておく。

これを記号で書くと『≧エンゲッツ』となるのだろうか。

その意味はエンゲッツ波は希少だが存在していたからだ。

The One / 6’4″x 19-5/8″ x 2-5/8″

Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda

Nakisurf Original Twin-Fins

.

私は沖に陣取り、

ピークが寄せてくるところのピンポイントからテイクオフしていった。

なので、

こんなエンゲッツ・サッポーに胸キュンと書いたのは、

細野晴臣さんと松本隆さんファンのシャッチョからタキビ神が連想されたからだ。

この曲は、

「イントロとAメロは坂本龍一さん、

Bメロとサビは高橋幸宏さんが作曲」

エンゲッツ後、

私はそんなことを思い出していた。

その胸キュン波群を思い通りに乗ることができた。

横たわる前田博士の最高傑作。

サーフ・ウオッシュしたCOME WITH ME-Tが誇らしい。

マグやんが千葉に戻る日が来た。

お別れを言って、

国道56号線を北上していった。

シルバーウィークが終わろうとしている。

【昨日の続き】

高知駅のそばに「高知大丸」がある。

これは下村彦右衛門正啓を創業者と仰げば尊しの

「大丸百貨店」の連結子会社運営店舗である。

高知県で唯一のデパートであるという。

その創業75周年の老舗東館5Fにオープンしたのは、

地元3世代ファミリーが高知のしあわせを感じる店として、

ファッション、

カルチャー、

ライフスタイルという近今の三大トレンドをおさえ、

「地域共生型百貨店」としての先行リニューアルの切り札が、

このOMACHI360(オマチ サン ロク ゼロ)という食堂兼食品売り場だ。

このオープン記念日の特別リードオフ試食出店として、

私がプロデュースする

『スカイ・アンド・シー・ムロト』

の金目鯛コンフィがとして選ばれたのだ。

そう書いたが、

このすべては河合さんの功績によるものだと記しておく。

スカシーこと、

「室戸おいしいもの研究所」で知られるスカイアンドシー・ムロト。

美女料理長のユカリちゃんと所長の河合さん。

おいしい研究の成果としての金目鯛のコンフィが、

このオマチ・スリーシックスティ(誤読だが)のイチローとなった。

(リード・オフ=最初の打者ということです)

自然の恵みという食を提供するグローサリーショップ『LOKA』。

地域の食材やお酒、

農家さん直送の朝どれ野菜や、

日替わりで人気のシェフとコラボしたり、

作家さんたちとワークショップなどで発信するという。

これを吉田農園の生姜で作ったらどうなるのだろうか?

ほかにベルガモットや、

スカシー非常勤クルミ教授のモロッコ系などがあった。

いくつか特筆すべき出店もあり、

ここに全部は書けないので、

いくつかを紹介させていただくと、

3日間(今日まで)限定の藁屋さんは、

10種以上の高知野菜を盛り合わせ、

古代米と宗田節のお吸いものでクラシックかつ、

健康食を表現して大人気だった。

このイタリアン「ROTONDO」は、

東京広尾から総料理長がみずからやってきて、

アペタイザー、ピザ、パスタ、ワイン、ドルチェなどを展開し、

超最先端技術だという冷凍食品の未来をここで広めるとあった。

またここでは、

グラス・スパークリングにイタリアの奇跡というフランチャコルタを出すあたり、

かなりの気合いが感じられてうれしくなった。

このOMACHI360によって、

健康&利発的な食文化を先導する箱を老舗に作った張本人のイッチくんこと、

市吉秀一(いちよし ひでかず)さんと記念撮影。

これこそ重要な瞬間であるが、

私がマグやんの肩をつかんでいるのは、

「他人が怖い」

と撮影時に私から離れようとしているところをおさえているからだ。(笑)

【巻末リンク:シャッチョさんとタキビ神絶賛お勧め!】

【巻末リンク*2:おいしいもの研究所】

【サーフィン研究所】ダブル・スウェルのツイン・フィン_室戸から高知市内のおいしいもの研究所_(1043文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!