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【サーフィン研究所:立春編】スクエアなターンと笑門福来の東浪見猫_(1188文字)

少し寒いけど、

暦の上では「立春」となった。

来月には春分がやってくる。

冬後半というか、

春が見えてきた。

暖かくして過ごしましょう。

Cosmos Surfboards

TheOne (旧モデル名: The Mid-length 2+1)

6’8″x 19-5/8″ x 2-1/2″

Nakisurf Original Twin-Fins

.

スクエアなターンが一度でもできたら、

その日は満点気分となる。

ボードを走らせて、

斜面の底から加圧し、

最後には減圧して狙いを目指す。

この際に渾身で加圧できたらば、

スクエア(レイルと波が直角)となるのだ。

今年のパイプマスターズは、

ここまですべてのヒートを見た。

のみならず、

好きなヒートは数回ずつ見た。

で、

やはり昨年の波が良かったので、

昨年のを見ている。

これはセミ・ファイナルから。

ジョンジョン・フローレンスとのヒート開始5分後の、

セス・モニーツのドロップだ。

このシークエンスを繰り返し見て、

自身でも実行できるようにイメージしている。

落として、

テイルを踏む。

それだけのことだが、

この視界でひるまずにできるだろうか。

風でおさえられる上に、

斜面がブレるだろうし….。

イメージ・トレーニングとはそういうことだ。

千葉北一宮町には、

『東浪見(とらみ)』

という地名がある。

知らないと読めないが、

夜明け方角に波が見えるとわかった。

よって東浪見には、

ほぼ毎日波がある。

統計を見たことがないのでわからないが、

乗れる波の頻度はアジアで一番あるだろう。

東浪見の山にも霊的なものがたくさん存在すると聞いた。

東浪見寺というのがあり、

早速行ってみると、

まん丸な茶色のネコを藪の中に見つけた。

立春キャットである。

ただ、

あまりにも近づきすぎていたようで、

私が「ネコくん」と発言したスキをついて、

ザザッと枯れ葉の音を鳴らして離れていってしまった。

もちろん首輪はしていないノラ系だ。

野生なのに太っているとはどういうことだろうか?

そんなことを考えながら、

山の上に向けて歩くとざくざくと音がした。

日陰はまだ霜が降りたままだ。

農業用水が貯まった大きな堰を見ると、

釣り人がいた。

千葉は本当に水が豊富で、

よって農業が発達したのだとよくわかった。

釣人に話しかけると、

さきほどのネコの話となった。

どうやらネコたちはお寺でエサをもらっていて、

よってまるまると太っているのだという。

ふもとに戻ってくると、

先行していたナッキーが止まっていてこちらを見ていた。

近づいてよく見ると、

先ほどのネコがいたのだった。

幸せなところにいるネコは、

表情まで幸せそうだ。

「笑門福来」

霊的なことを求めたが、

基本的なことを教わったようだ。

【巻末リンク:6年前の立春】

立春モノリス_サウンド・オブ・ウナクネ_(2601文字)

Happy Surfing and  Happy Spring Days!!