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【サーフィン研究所百科】広大な低気圧範囲_土佐の恵みとノラ猫軍団_(1558文字)

Cosmos Surfboards TheOne 6’4″

Nakisurf Original Twin-Fins

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南岸低気圧が通過すると、

かなりの波が出た。

「最高でした!」

山芋うーやんとベンチュラ・セイジ、

そしてきんちゃんと、

シギーG、

タキビ神たちが各地ですばらしい波に乗ったという、

広大でめでたき日だ。

天気図で気圧配置を確認すると、

等圧線のすきまが広くても、

オレンジ色の強風を太平洋に吹かせていた。

前線おそるべし。

風力と向きが色分けされると、

低気圧の気流というか、

巻き上がりかたがよくわかる。

Windyありがとう。

土佐の春は、

海産物がとても豊富だ。

しかも安い。

左から大きなモイカ、

タカアシガニと岩ガキ。

岩ガキは大好物なので、

生でいただいたが、

滋味というか、

体の各部に効く深味に感激した。

ガシラハウスのご近所の冨永さんは家庭菜園をされている。

中央に見える家がそうだ。

その規模は、

農家さんと言えるほど広大だ。

「甘夏持って行きや〜」

いえいえ大丈夫ですと伝えると、

豊作で成りすぎて、

少しすると地面の肥料になってしまうという。

よって、

ありがたくいただき、

コールドプレスによって甘夏ジュースのマンライだ。

(マンライ=満足ライディング)

ありがたい。

さて、

ガシラハウス。

ノラ猫チャーリーは、

ボスと入れ替わるように見かけるようになった。

(ボスについては巻末リンクを参照ください)

どうやらここに湧き水があるので、

ボスたちは水を飲みに来ているのだろう。

ある日のことだ。

とつぜん小さいネコたちがわらわらと、

ガシラハウスに向かってきた。

私が見てきたところによると、

このあたりのノラネコ同士はナワバリ争いをするようで、

あたりが毛だらけになるほどのケンカをする。

よって、

複数のネコを見るのは心配だった。

けれど、

このネコたちは互いに仲が良い。

少しすると、

チャーリーが小さいネコを引き連れて現れた。

「チャーリーの子どもたちだ!」

ピンと来たので用意しておいたエサを出すと、

わらわらとやってきて仲良く食べ始めた。

私はネーミングが趣味であるので、

小さいチャーリーにはコチャーとし、

ボス色には、

ボスの子孫かもしれないと直感し、

コボスと名付けた。

さらにさらにミケx2は、

ミケランとミケラン2とし、

マダラx2には、

それぞれマダランとベロマダラン。

警戒心の強いボス色がやってきたので瞬時にミニボスと名付けた。

チャーリーの子どもたちはどうやら7匹もいるらしかった。

エサがあっというまに足りなくなったが、

まわりにはカニやトカゲもたくさんいるので、

エサの心配はない。

Wマダラにはマダラン、

そしてベロマダラン。

Wミケにはそれぞれミケラン(孤高)と、

ミケくん、

そしてミニボス(これがニャーズのリーダーのようだ)と名付けた。

よく見ると去勢手術されているらしく、

たいていがサクラ耳になっていた。

保護されて戻されたのか。

もしかすると、

遠くに飼い主がいるのかと考えたが、

そうなると首輪が付くだろうからやはりノラ、

またはやたらと広範囲の地域ネコだと察した。

それぞれの怖がりかたは、

ノラならではの慎重さがあるが、

コボスだけはこちらをおそれていないようだった。

400mmの望遠レンズは、

サーフィンを撮るためのものでなく、

ネコ用だったのだと気づいた朝。(笑)

このあたりは、

タヌキ、

ハクビシン、

イノシシやマムシなどがごっそりいるので、

このように小さなネコたちも常に危険で大変だろうが、

大自然で育つネコ家族という存在を知ってうれしくなった。

【巻末リンク:ボス猫ストーリー】

【サーフィン研究所】片岡義男さんのサーフィン小説1977_さよならボス_(1143文字)

【巻末リンク*2:冨永さんとノラ猫チャーリー】

【サーフィン研究所】サクラサク_ノラ猫チャーリー_(1026文字)

【巻末リンク*3:ボスとサバット記念日】

【サーフィン研究所】縄跳びと人種差別のはざまの豚丼_ロジャースで想う総料理長の系譜_(1665文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!