先日、
サーファーズ岬で波を待っているとき、
江本陸(えもと りく)さんがパドルアウトしてきた。
リクさんといえば、
先輩のなかでも格段にファッショナブルな人で、
横山泰介さんの系譜というか、
そっち側の人だ。
彼に私がサーフ小説を書きためていると伝えると、
「早川書房だったかな、
ケムナンのさ、
“源にふれろ”っていうのがあるからそれを読んでごらん」
「翻訳ですか?」
「そう。たしか1984年ごろだったかな。
サーフィン小説と言うと、それを思い出すんだよ」
そんなことを教えてくださった。
早速手に入れて一気読みをすると、
「(自分が)まだ若かったときの熱と、
あり余るほどの時間、
そしてそれらと同じくらいの孤独」
というのがあったことを思い出した。
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銚子の物産で、
めちゃくちゃ香りの強いパクチーが手に入ったので、
サルサソースとフルーツ・カンパーニュで、
メキシカン・サンドイッチとなった。
元々パクチーは苦手だったが、
カリフォルニアに住むようになったとき、
あまりにもさまざまな食材に入っているので、
パクチーが食べられないといけない、
食べるべきだと気づいて、
今では好きなものとなった。
千葉を出発する日となり、
日本列島でのレイラインの先頭である玉前神社へ参拝した。
(レイラインについては、
巻末リンク*1、2を参照ください)
この神社がやたらとご利益があり、
それは初代天皇の、
神武(じんむ)帝の母が祀られているからですと、
タキビ神が説いていた。
水と竜で、
神さまの使いとなり、
この写真を撮ったとき、
何かが私に宿った。
コスモス・サーフボードでは、
TheOneという名作があり、
私の生涯マジックボードと認定されているデザインだ。
これはシャッチョさんのTheOne64(シックス・フォー)で、
完成と私の出発が重なったので、
直接届けることになった。
エンスーラボで誕生した名作の系譜。
新東名高速道路に乗り、
掛川SA(静岡)に松屋の牛丼があるので寄ってみた。
なんと、
パンダコパンダのパパンダがガチャガチャの景品であった。
パンダコパンダは、
私の好きな宮崎駿作品であり、
1972年12月17日公開とあるので、
私が7歳のときの名作ということになる。
それから愛知県、
三重県とひたすら進み、
滋賀は甲南ICで降りてガソリンを給油した。
出発前に日産のディーラーで修理があったので、
「明日900kmほど運転します」
そう伝え、
タイヤ空気圧の調整もお願いしておいた。
すっかりとそれを信用していたが、
給油時に燃費計測してみると、
著しく悪かった。
タイヤ空気圧を計ってみると、
なんと規定までも入っておらず、
しかも右後がやたらと弱かった。
ここでしっかりと規定圧を入れ、
この後250km先の徳島藍住で燃費を求めると、
超がつくほど改善されていたので、
ここにディーラーの作業に関してプチ告発しつつも、
こういうことは、
きちんと自分で調べないといけないと戒めた。
滋賀県甲賀市甲南町竜法師338−3
こんな地名があり、
サバサバ忍者みたいで気に入っている。
そこにあるスーパーに行くと、
できたてのジャイアントコーンが売っていた。
他にはお好み焼きセットというのもあり、
関西圏に入ったことを実感した。
その駐車場で伴さんと再会し、
ロードスターのいろいろを拝見し、
釣りのお話をし、
もちろんサーフやコーヒーのことも展開した。
京都立命館大学から伴さんによって直送された
アメフト部御用達の、
ソフトフランス・サンドイッチでランチとなった。
これがやたらとおいしく、
やはり食は京都だと再確認させられた。
伴さんは、
コスモス・サーフボードのクラシック8を見るのを心待ちにされていたようで、
脇にかかえてご満悦だった。
それから京都大阪神戸と通過し、
淡路島で一息ついて、
前述した徳島で給油したのは、
高知県のガソリンが不当に、
正確には談合価格で高いからだ。
高知IC付近のローソンで録画というか、
見ずにいたMLB観戦をした。
こういうときのたいていは、
MLBコムのラジオ・アーカイブで聴きながらドライブするのだけど、
今回はなんとなく眠くなりそうな予感があったのでそれはしなかった。
遅くなったが夕食だ。
スシローはたいてい23時まで開いているので、
朝倉店で無事到着のお祝いをした。
一度ガシラハウスに行き、
室戸か足摺岬を目指す予定だ。
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【巻末リンク:レイラインについて】
【巻末リンク*2:レイラインについて2】
【巻末リンク*3:伴さんと龍神。そしてE1A】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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