遠くに崩れる波が見えた。
双眼鏡で目を入れ、
確信に近いほど美しい波を確認し、
喜びに震えつつ、
ワックスアップし、
その彼方までパドルアウトしていくと、
ライトとレフトが同等にブレイクしていた。
左右均等、
同距離にある岬から跳ね返ったうねりが合わさるピーク。
まるで夢波のようだが、
どうやら現実で、
しかも日本の波がワールドクラスに等しいとわかっただけで、
この夏の収穫としては十分すぎるほどだった。
さて話は湘南に戻る。
千葉の逸波の話もたくさんあるのだが、
(話題の)積み残しを先に掲載したかった。
鎌倉は美しく、
この猛暑で人は姿を消してしまったように無人だった。
この寺は日蓮由来だが、
千葉に日蓮の生誕地があり、
その波のことを思い出していた。
法王と一緒に鵠沼海岸商店街に行ったのは、
「あのですね。ブルーベリーのすごい店があります」
「ブルーベリー!」
「はい。マフィンがブルーベリーみっしりですごいです」
そんなことを聞いて行ってみたのだ。
行ってみると、
そのブルーベリーみっしりのマフィンは売り切れていたが、
スムージーならまだありますと聞いて注文すると、
まるでブルーベリーをただつぶしただけの純粋にうっとりとした。
藤沢長後で生まれ、
カナダで人生を変えた店主に話を聞いてみると、
砂糖や甘味料は一切使わず、
ブルーベリーとバナナだけの味ですと胸を張る。
商店街もイケている若者たちが、
それぞれイケているお店を開業して人気を博しているという。
あいにくアイドルタイムでこのタコス屋は休憩していたが、
意識の高い中華料理、
ミニシアターなどがあり、
昔の鵠沼海岸のことを思い出していると、
この後で河村マミくんと佃くんに再会した。
それから同じ藤沢市の。
柄沢にあるバッティングセンターに行ったのは、
前田光世で知られる柔術リーグきってのOPS3.8を誇る法王の打撃を見たかったからだ。
ちなみにOPSというのは、
出塁率+長打率で、
現在の大谷翔平君が1.08。
満点が5.0なので法王の数値がいかに高いかがわかるだろうか。
法王の打撃によって、
何かを開眼した私は25球の軌道を確かめつつスイングしていった。
驚いたのが、
サーフフォトグラファーのKENYUこと高橋賢勇くんと偶然お会いしたこと。
彼はこのバッティング・センターの常連で、
ビヨンド・マックスでボールを叩き潰していた。
とにかく法王はスポーツ万能で、
これまでサーフィンはもちろん、
スケートボード、
スノーボード、
サッカー、
前述した柔術、
ドライビング等の卓越があり、
そのひとつを見ることができたヨロコビにひたっていた。
これは今朝の一宮で、
タキビ神がカメラに収めていた。
さらに私がイリエ前に乗るところをライブカメラが撮っていたと、
スクリーンショットを送ってきてくれた🙏
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【巻末リンク:法王からのメッセージ】
【巻末リンク*2:ホーオーの卓越とハービー・フレッチャー】
【サーフィン研究所渾身号】ラカ38世のオンライン会見_タキローat California3”Herbie Fletcher”_(1215文字)
【巻末リンク*3:シギーG立志編】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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