アイルランドのレフト波を見て驚いた。
ここまでの波壁になるためには、
深海くらいの深さから、
一気に浅瀬にならないとならない。
その膨大というか膨張みたいな圧倒さがこの波にはあった。
千葉北は、
ほぼ無風の美しいコンディションだった。
北北西うねりは小さいが、
アイルランドとくらべるとはるかに平和であり、
イリエではなかなかのブレイクを見せていた。
タキビ神とサーフして、
ミヤサバ先生の新作情報を伝えて散会し、
彼は職場に向かい、
私たちは玉前神社にお詣りに行った。
サーフ後だったので、
青竜の後ろには朝陽が入らず、
けれど、
なかなかの絵を得た。
玉前神社も海と同じ無風コンディションで、
ただひたすら陽の拡がりが清廉だと感じいった。
紅葉が始まっていた。
横には、
朝10時半から開いているそば屋さんが、
今日のスペシャルメニューの札を掲げにやってきた。
房州(房総)はイワシの季節で、
季節は温かいそばとなったようだ。
玉前神社付近は、
昭和そのままの商店が多く残っていて、
このマルノさんも、
肉の吉野さんもよき時代そのままのストア・フロントだが、
あと少しすると、
この景色も貴重になるのだろう。
昨日は強い南西風があり、
海は時化(しけ)模様となった。
この風を避けるいくつかの湾内ブレイクに行くと、
やはりどこまでも無人で、
こちらも昭和感たっぷりにサーフした。
このエリアを散策すると、
いくつかのすばらしい場所を見つけた。
こんなところに住めたら楽しいだろうなと、
さまざまなことに思いをめぐらせていた。
週末のサーフ後は、
バリのヤマザキさんと、
サーフボードTheOne話があったので、
駅前のタカラ食堂まで向かった。
だが、
なぜか店内が喫煙所になっていたので、
肩を落とし、
仕方なく太東岬手前のガストに行った。
するとスマイリー・グリズリーの、
ロック・サバ号と同型同年号があり、
私はいつものように「ガォー」とやるのだった。
これまでは、
この車種は希少だと思っていたが、
最近多く見かけることにも気がついた。
エンスーラボに行くと、
前田博士とNAKISURFナカガワが、
ボード修理のワークショップをしていて、
少々参加すると、
クロス目のねじれとか、
ボードへの合わせ方の深みと原則を知った。
前出のヤマザキさんは、
TheOneの質問がたくさんあったようで、
あますことなく博士に聞いて感激されていた。
私は昨日の主役エンデューリングのフィン・サイズに関して、
いつくかの鋭い表面積というか、
スペックのイメージを得ることができた。
サーフボードの数値というのは、
ともすると机上論になりがつだれど、
こうやってサーフ後に論議すると、
わりと核心をついた結論となるとも気がついた。
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【巻末リンク:TheOneのすばらしさ】
【巻末リンク*2:バリのヤマザキさん登場@ハマムラ編】
【巻末リンク*3:ネイザンのアイルランド波】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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