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naki's blog

ロイ・ゴンザレス

今朝は昨日から引き続き、トレードウインドが吹き荒れている。
そこで、西のシークレットに行くと、弱いオフショアだった。
硬く速いブレイクに12年落ちのRNFを滑らせ、

新ブログでおなじみのとおるさんの言うところの深いソウルサーフィンを満喫した。

上がってきて携帯をチェックすると、

ハーチャン(ハービー・フレッチャー)からのメッセージ着信があった。

そうか、今日は月曜日だ。
内容は明日から始まるセールのことでとあった。

電話をかけるとあいかわらずのハイテンション。

「ファー!HBOドラマでな、

フレッチャーファミリーを来年6月からシリーズで放映することが決まったのだ。

これで世の中が変わる」
とか、
「ジョニー(・デップ)にこれから会いに行くぞ」
とか、景気がいい。

長話もそこそこに仕事の話に戻し、

携帯を置くときれいな虹がハイウエイをまたいで架かっていた。

いい日になるな、とオフィスに戻るとハーチャンからEメイルが来ていた。
添付書類を開くとそれはロイ・ゴンザレスの新作だあ!

ロイは1980年代にリック・グリフィンの再来と囁かれたフリーハンドサーフアーチスト。
マット(・アーチボルド)やシェイパー・コールの幼なじみで、俺も初めてカリフォルニアに行った時に知り合い、かれこれ16年来の付き合いになる。
(NAKISURFでも彼の作品をTシャツやパーカに印刷させてもらい展開している)

最近は隠棲していると、彼のマネジャーのケニー・小川さんから聞いていた。
メキシコのカボ・サンルーカスに引っ越し、悠々とした生活を送っていたが、それにも飽きて復帰するという噂を聞いた途端、先日行われたWCTトラッセルズ『ブーストモバイルPRO』のポスターやサーファーキャラを描き、いきなり復活。

彼のウエブサイトも発見。

その中にあった「サンクレメンテ・ローカルズ」のアートを見つける。
これは1980年代後半のみんな。

一番小さな人はPSAAで活躍したジム・ホーガン、

紫色のボードを持っているのはハーチャンの次男ネイザン・フレッチャー、まだ子供だなあ。

向かって左後ろに長、金髪のクリスチャン・フレッチャーがいて、

左横にはディノ・アンディーノ、

右側のブルー地に黄色の花のアロハを来ているのがシェーン・ベッシェン、

真ん中にはTストリートの大将レッド。彼は赤毛に赤シャツ、サングラス。

パスコウイッツ兄弟も何人か見える。

一番頭が大きいのがモーゼスで、

彼と肩を組んでいるスーツのおじさんが、

当時アメリカ大統領だったニクソン。

彼はトラッセルズの上に自宅、

(通称カリフォルニア・ホワイトハウス)を持っていたんです。

上の段の頭に赤いパイロンを乗せているのがマット(アーチボルド)。

その横には骨を頭に乗せたテレンス・マクナリティ。

この意味はボーンヘッド(単純なミスのこと)で、約

束を守らないというか一瞬で全てのことを忘れるテレンスを表現している。

首の長い、青いTシャツがサイモン・シーバーソンで、

彼のおじさんはサーファーマガジン創始者のひとりのジョン・シーバーソン。

最上段、真ん中金髪の赤シャツ横顔の大きな人が、

おなじみCOLE、コール・シムラーです。

すごい時代だなあ。
この頃のTストリート、

リビエラはもう毎日がお祭り騒ぎで、

夕方波乗りを見に行くと世界最高峰のサーフィンが見られたのです。

それからずーと経って、メイヘムがロスの内陸チーノから引っ越してきて、ロスト・ハウスを作ったのです。

混雑のないフリーウエイ、

空いていたビーチ、

分厚いトライフィン、

カスタムオーダーできたバンズシューズ。

ガソリンが1ガロン1ドル(1ガロン=3.78リッター)の頃、

ロストが誕生するずっと以前の記憶がこのアートから蘇った。

ロイはハービーと一緒に『Zパッド』というブランドを立ち上げるという。
大御所の復活。

俺は16年の時を圧縮して、不思議な気持ちになっている。


9 thoughts on “ロイ・ゴンザレス

  1. マーボー

    懐かしい!!
    Nakiの文章読んでいたら僕のサンディエゴの記憶も一緒にフラッシュバックしてきました!VANSってカールズバッドの方にアウトレットショップがあったなー、YのスケートパークとかRRサーフショップもあった。グライドの大介くんがそこでMcElroyの板買ったのも思い出す、当時彼はパスコウィッツの板探してたんだけど、どこでゲットして良いのか解からずに手当たり次第にショップめぐりしたなー。その後Swamisでウニと大介くんとシーガルのヤスなんかとセッションしたっけ。(遠い目)

  2. markee.

    大御所ぞろいですね!
    バンズもカスタムオーダーできたんですね。
    今じゃ考えられませんね。
    この絵に歴史が凝縮されてます。

  3. ふなき

    マーボーさん、
    ヴァンズのアウトレットってエンシニータスでした。
    エンシニータスBLVDとエルカミノリアル交差点のシアーズモール。
    ここには釣具屋、コインランドリー、マクドナルドもありましたね。
    見たことのないサンプルもあったり、しかもどれも安くて宝箱でした。
    クリス・マケロイも懐かしいや。RRも….。ウニ!
    師匠三浦さんに会いたいな。

    markee.さん、
    そうなんです。
    ぼくはキャバレロミッドカットを黒内装、外白色スエードにして作って、それはすばらしい出来でした。
    調子に乗って、次は2足作ったら前金だけ取られて商品は来ませんでした。
    今から思うと仲介を頼んだマーク・マクガフィンというオーストラリア人に騙されたんだな。思い出したぞ…。(涙)

  4. 得♪

    靴箱に眠っているオーダーヴァンズ!
    思い出しました!佳い時代ですね。
    20年前にオーダーした靴、
    まだ持ってるよ!
    一平君、連絡とれました。ありがとうです。

  5. markee.

    ミッドカットもかっこいいですよね。
    オーダーして楽しみにされてたのに、出来上がってこないってのは、悲しいでしたね。
    仕上がっていたら、どんな感じのができていたんでしょうね。少し、興味あります。
    ちなみに、スリップオン派ですが、現在でもオーダーできれば想像膨らみますね!

  6. マーボー

    そうだ!Encinitasだった!
    シアーズモールのそばにマニアックなスケートショップがあったの思い出す。
    VANSは自分で持ち込んだ素材で作ってもらえたんですよね。
    RRにはMcElroyの他にもEXILEってハードコアな板も置いてあって"localism still exists"ってサブタイトルが付いたおっかないロゴが入ってた。今度So Calツアー行こうっと。

  7. ふなき

    得♪さん、
    同じくオーダーヴァンズの時代を知っていますね。うれしいです。
    それにしても今月の表紙すごいや。
    って本人に電話したら「Im lucky」って奥ゆかしくもかっこいいことを言っていました。
    さすが純城。

    markee.さん、
    スリップオンも大好きで現行のを3足持っています。
    緑のチェッカー柄をイチオシします。

    マーボーさん、
    "localism is gone"
    ですよ。
    いい意味なら最高だけど、これをはき違えている人が多いです。
    前乗りとか死語にしたいな。

  8. aiai

    ロイゴンザレスさんって、人間が楽しいと思っている感覚を絵で表現しているような方なんですね。
    仲間の集合もカラフルで個性豊かで、わくわくするような絵ですもんね。

    私も4回しかカリフォルニア行ってませんが、こういうお話聞くととても懐かしく感じますー。
    Nakiさんだったら私の16000倍くらい懐かしいでしょうね。。。

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