「バツ5ですよ。
サーフィンできませんよ」(たーくん)
「大丈夫です。
干潮いっぱいのときに行けば、
潮が入ってくるときにできるようになりますから」(私)
「じゃあ行ってみましょう」
ノースジュクオンにやってくると、
たーくんは、
「やっぱりバツです。
できませんよ」
「こういうときが一番いいんですよ」(私)
「また〜。
誰もいませんし無理ですよ」

セットが入れば、
普通に乗れる波が来ますよ。
ほら。
本当だ…。
セッションはこんな感じで始まった。

なんだ、
普通に乗れますね。
それは楽しそうに波に乗ったターくん。
しかも奥さんのかっちゃんが買ったばかりのボードであり、
聞いてみると、
「ウチのは夜勤だから」
そんなことだった。
グライダーも乗ることになり、
ターくん新世界に突入し、
もう二度と、
波情報のバツには惑わされないと決意されていた。

まあとにかくずっと無人で、
たまに信じられないほど良い波があって、
私たちはすばらしい時間を過ごしたのだった。
「バツでこんないい波だとは知らなかった…」
ターくんの驚きは、
一切波情報を見ない私にはわからないけど、
うねりの向きと、
潮位を読むことが先読みとしては大切で、
無人サーフするためにはバツが必要だとわかった日だった。
【第二章】

千葉木更津はガソリンが安い。
けれど、
ほんの少し前はもっと安かったはずだ。
そこで、
年別レギュラー・ガソリン価格全国平均を調べてみると、
2020年の11月は120円台で、
2016年は100円台だった。
とにかくガソリン価格は、
およそ9年で1.5倍以上となったのは間違いがない。
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【巻末リンク:その買ったばかりのキャッチサーフ】
【巻末リンク*2:この日のペラペラ動画】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎