ノースハワイに帰ってきてから毎日波があったので、勤勉に目覚ましをかけて未明に起きてホワイトハウスに。
おかげで無風のいい波に乗ることができた。
BESSELLの新作6’4″が届いたのもあり、サーフィングにヒートアップした毎日だった。
肝臓のために数日行う禁酒期間も解け(あまり量は飲まないんですけど)、バックトゥノーマルとなったようだ。
そして今日。
朝七時が満潮いっぱいということもあり、目覚ましをかけずにゆっくりと起きてからホワイトハウスに行くと、強いトレードウインドが東に向いていた。
ということは、ここはサイドウインドとなる。
あまり気乗りはしなかったが、波乗りはしておくべきと思い、沖に出ることにした。
車に積んだばかりのゴーグル(水中メガネ)があったので、それを首にかけた。
ワックスを塗っているとカイルがやってきて、最近得意のモーリードイル(初心者用のスポンジサーフボード)でホワイトハウス波に挑戦するという。
「おもしろい考えだ」と一緒に沖に出ると、オーバーヘッドくらいのフェイスが横風にあおられてたわんでいた。
一本乗るが、凸凹の斜面では砂利道のスケートボードに近いものがあり、あまり楽しいものではない、ということに気づく。
カイルはドイルでピークからすごいドロップをした。
それはまるで崖からボードで降りるようなものだった。
彼の言うところの「オートマチック・ストール(自動減速)」が微妙に効き、レイトドロップとなっているのだろう。
彼と話していると沖にウミガメを見た。
「イエィ、ホヌー(ウミガメ)!!」
というカイルの横を抜け、ホヌの近くまで行く。
ゴーグルをセットし潜ると、ホヌは両ヒレを優雅に舞うように目の前を泳いでいる。
緑色の甲羅が水底のリーフと同化し、まるでリーフが親ガメのよう。
底には黄色、緑、赤、オレンジ色をした多くのリーフフィッシュが集まっていて、小宇宙そのもの。
ホヌのように両手両足を動かし、一緒に泳ぐ。
息が苦しくなってきたので、海面を見るとところどころに泡が散っていた。
「そうだ、(上界は)風が強かったのだ」
と思い出し、海面に出るとカイルが「波だぞー」と声をかけてきた、
ちょうど目の前に凸凹フェイスの波が崩れようとしていたので、そのまま大きく息を吸い、波の下に潜る。
大量の泡が発生し、視界を白く満たした。
波もきれいで大好きだが、波の下も負けずに美しい。
底にはさっきのホヌがゆったりと泳いでいる。
俺は波乗りを忘れ、ホヌと魚と泳いでいると深い穴を発見した。
そこには魚が「塊」という言葉のように群れていた。
彼、彼女らのように息が続かないので、息継ぎのたびにこの世界に戻り、正気になるのだが、海中世界と同化したようで、海の流れに身をまかせどこまでも漂っていた。
(おまけ)
海からあがるとこんな車が停まっていた。
スペアタイヤに後部座席横積みのショートボード。
クラシックでいいなあ。
アロハ精神ですね。
日本は、三連休最終日なのですが我がホームポイントはこの三日間巨大な湖化しております。(涙)
ですので、お酒もグビグビいってしまいます。(笑)
明日から休肝日です。
ホヌは、ハワイでは良く見かけますがこの間お邪魔した伊良湖で特大のホヌに遭遇した時はビックリしました!
でも、ホヌを見た日って凄くハッピーなのはなぜですかね?
Fgさん、
波が無かったのですね。
残念です。
休肝日は重要みたいで、よく実施します。
特大のホヌすてきです。
幸せの伝染なのかなあ。