エルサルバドルから一路メキシコ本国のバラに向かった亮太くんからメールがあった。
「毎日こんないい波でやっています」
とはうらやましい。
と彼が防水コンパクトカメラで撮ってくれた写真を見る。
Aviso BD3です。
こんな国配置で、メキシコ南端もすぐです。
昨日載せきれなかったベセール印のキッシングフィッシュ。
分厚く、幅広のフィッシュボードの特徴である大きなスワロウテイルが付いている。
ティム(・ベセール)お得意のボキシーレイル。
同じセンター厚のコール「グラスホッパー」よりもかなり厚く感じます。
スペックは 5’6″x19-1/2″x2-3/8″
レイルとテイル、ノーズ幅が大きいため、前出のグラスホッパーと浮力を比較すると125%増し程度だと思います。
なのでパドルがさらに速い。
もうファンボード並ですね。
このフィッシュ系ボードの特徴はテイクオフは早いが、「ターンが重く」、「一度曲がり始めると切れすぎる」というデメリットがあるが、このキッシングフィッシュはそんな印象が薄く、写真で見る通りキレ味爽快です。
ベセールクアッド↓
でもグラスホッパーにくらべると切り返しは遅いのですが、それを補って余りある浮力と独特の艶っぽい色気がある。
アウトラインはじつにエロチックで、このデザインに惚れ込んでいる諸兄姉貴も多いのではないでしょうか。
そんなことを考えていたら柳瀬に「貸してください」と取られてしまい、その後戻ってこなかった。
65キロの体重の柳瀬には、このマキシマムボリュームのキッシングフィッシュを愛したようで、寄り添うようにターンを繰り返している。
先ほどオフィスに戻り、彼が書いたブログ「キッシングフィッシュ編」を見ると、
「フリーライドという楽しみ方を発見!」
「遊び感覚で自由に乗り回す」
というキャッチコピーが踊っていて、あら以前にも乗ったことがあったのね、と思い、尋ねると「はい、ティムに貸してもらい乗りました」だって。
さてさて、このリビエラを上から見るとこんな風景で、多くのサーファーたちがここで楽しんでいる。
この辺りで一般的なブレイクは、WCTなどでおなじみのローワー・トレッスルズだろう。
だが、狂気に激という文字が躍るほどの混雑ぶりで、通常のサーファーは1時間に一本の波に乗れたらその夜はうれしくて眠れないだろう。
それほど混んでいる。
で、サンクレメンテに住む多くのサーファーたちはそんな混雑ぶりを一瞥し、半ば馬鹿にしながらこの付近のビーチブレイクにやってくるのだ。
冬はソルトクリークが良く、北西うねりならアッパー・トレッスルズの倍のサイズはあります。
この前に住む王子ニックも現れました。
官能的なキッシングフィッシュの乗り味を発見し、したり顔の柳瀬。
ニック家のお隣ガレージにはランボルギーニの新型が入っていて、それにびっくり。
さっきネットで調べると、この車だった。
スーパーカー世代なので、こんなデザインに心が躍ります。
オフィスに戻るとウッドからメールで、「iPhoneを買ったぞよ、NAKISURFが見えたズラ」と写真が添付されていた。
すごい時代だなあ。
べセール印のキッシングフィッシュ、いいですね~♪
到着が待ち遠しくて仕方ありません。
もちろん、ふなきさんのようなライディングが出来るわけではないですが、
地元道場で鍛錬積みまーす!
ベセール印点心波全席です。
早くできあがるといいですね。
フィッシュぽくない動きが楽しいのです。