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315km先の北西ブイについて_プアケニケニ波の詳細_サーフウオッシュ中の超限定(48時間だけ)ペリカンTシャツ、販売開始です!

おはようございます。

もう12月、師走ですね。
一年が経つのは早い、と過ぎた時をかみしめています。

こちらはサイズダウンしましたが、まだ大波注意報が発令されています。

HIGH SURF ADVISORY FOR NORTH AND WEST FACING SHORES

Surf along north facing shores will be 14 to 16 feet this afternoon.

このサイズは日本だったら当然台風のうねりで、そして大波警報だろうなあ。

北西ブイを見ると、13.5ft 14sec とあった。

「ブイの読み方を教えてください」

というメールが神奈川県葉山市のFさんよりあったので、自分の勉強も含めてここでおさらいしてみます。

じつはまだこのブイと波の関係を完全には理解していないが、と前置きして進めるので、間違っていたりしたらどんどんコメントをください。

随時訂正して、来週までには完全なるブイガイドとしたいと思っています。

さて、いつも俺が見ている『51001ブイ』は、ここから北西方向170NM(nautical mile=海里=1852m)沖にある。

ということは地上距離に換算すると、約315kmとなる。

このブイが持ち上がってから岸(ソフトサンドやイナリーズ)に届くまで5?6時間とされている。

で、距離とうねりの速度の計算をしてみるが、うねりの速度を時速5kmとしてみると、63時間かかることとなってしまう。

計算だとどうも合わない。
これを誰かわかる人がいたら教えてくださいね。

(翌日の追記)
何人かに聞いて調べてみると、このブイからソフトサンド到達まで平均6時間かかるそうで、単純にうねりの速度はそんな時速5kmとかではなく、海上では時速50kmにも達するそうです。

なので、ブイとの距離と、到達時間の関係は正しかったということになります。(追記終わります■)

で、13.5ft 14secだが、最初の数字が海面から持ち上がる高さの一時間の平均値と聞いた。

13.5ftはフィートなので、メートルに換算すると約412cmとなる。

次の14secは、その最大値から最大値までの平均秒数。

なので、この秒数が長ければ長いほどうねりの底辺が大きい、つまり威力のあるうねりということになる。

少し前に12ft 4secとあったが、海に行ってみても腰程度の波しかなく、これはオンショアで海が荒れている状態だとフレディから聞いた。

各うねりの距離が重要なのですね。

で、今日の13.5ft 14secは三日月湾で高さ5m程度のブレイクとなっているから、ブイの読むうねりの高さ以上の波が届いているということになります。

12秒を越えたら強いうねりで、14秒で強力、16秒で猛烈と覚えておきます。

とにかくこのブイを読むようになってから波のサイズが読めるようになってきた。

日本にもあると思い、調べてみたら気象庁のがありました!

石廊崎が0.8m 6秒と小さそうです。

今日はトレードウインド(貿易風)が強いので北西にあるプアケニケニというブレイクに行ってきた。

セットはトリプルくらいだろうか。

今日こそピストル4を使おうと思っていたが、「3週間をBD3で通す」とフレちゃんに公言したので、ボードを替えず、リーシュも細いのをつけたままだ。

リーシュこそ太いのに替えたいのだが、なぜか忘れてしまい、ボードケースから出すとそれを思い出す始末。

先日の三日月湾では、この細いリーシュのおかげで大セットが来たときにボードを捨てられず、無理やりダックダイブしたら左手の甲をひねってしまったようで、現在も腫れている。

まあ、毎日波乗りしているとあちらが痛い、こっちがだめだ、というのは慣れっこなので、このくらいは我慢できる範囲内だが、パドルすると声が出るほど痛く辛い日だった。

よくみなさんに「毎日波乗りできていいですねぇ」と言われるのだが、それは単にうらやましいということだったり、または皮肉だったりするのだが、膝、背中、腰が痛い、という慢性的な痛みの他にこういった外傷も負いながらの満身創痍でサーフしていることを忘れてはならない。

まあ、それでもなんとかサーフできるのだからこんな強い体に生んでくれた親に感謝しています。

さて、プアケニケニの沖に出るために、色々と作戦を練っていたら「レフト側から出よ!」と長老(フレディ)が教えてくれた。

右の河口からゲッティングアウトするのが一番速く、安全であると付け足した。

「ただし、ここは深く、淡水も混ざっているのでタイガーシャークが多いので気をつけろよ」と言う。

そんな虎鮫がいるのか!
何も気をつけられないが、パドルアウトする前に海面をよーく見渡してヒレや黒い影がないかを確認してから入水。

すごいカレントで、右から左へあっというまに流される。

これじゃ鮫もいますね。

ショアブレイクを過ぎると、それは弱まったのでチャンネルを確認しながら進む。

フレディを見ると、彼はまだ沖を見ている。

本当はセット間隔を読んで、大セットが来ない時にゲッティングアウトを始めなくてはならないのだが、最近の俺の戦略は「何も考えないで、沖にセットが来ているときにゲッティングアウトをスタートさせる」という単純明快なものだ。

この方法で沖に出る難易が高い(C)ソフトサンドリーフで成功を収め続けていました。

でも今日はあと少しで沖だ!

と喜んだ1分後に大波3発が入ってきてしまい、インパクトを3発喰らってしまった、

先ほど書いたが、ダックダイブしか方法がないので痛い左手を忘れ、気合いを入れて、できるだけ深くBD3を沈めた。

なんとかその波状攻撃を凌(しの)いで、「もう来ませんように」と祈りながら沖に出る。

このプアケニケニは三日月湾をコンパクトにしたようなブレイクだ。

6フィート以上になると出現する沖の「クラムシェル・リーフ」というピークでいきなり掘れ上がり、それは「ホワイトハウス(上)」というめくれかたをしている。

これを無事メイクすると、一度リッパブルなホットドッギングセクションとなり、カービングやカットバックでここを滑り抜けていく。

そしてインサイドにはまたクラムシェル2があり、波はこちらに向かって曲がり、前から立ちはだかるようにセクションが切り立つ。

ここに全速力で入り、バレル、または波の高い位置でトリミングしながら抜けていく。

抜けられるか抜けられないかは神次第というほどで浅く、長く、そして速いホローセクションなのです。

そんな波に乗った後は、脳内麻薬が出るのか、ものすごくハイになる。

どうしょうもないくらい気持ちが良い。

でもそれを悟られないように、「こんな波なんともないもんね」風にパドルアウトしていくのです。

まあ、そんな日でした。

いい波3本、まあまあ6本、恐ろしいの1本。

そんな結果でした。

まだリーシュは切れず、今日は怪我もせずに無事に岸に上がって、沖に向かって右手を挙げてこの波とリーフを讃えて、今日の部終了。

先週もここでお伝えしましたが、このサーフウオッシュしているTシャツは新作なのです。

で、本日午後7時よりトップページで48時間だけ販売を開始します。

モチーフとなっているのは、「波を乗るペリカン」で、俺をプロに仕立ててくれた作品です。

ロブ・マチャドもこのペリカンを気に入り、その昔、彼のお父さんの50才の誕生日にプレゼントしたい、とこれを購入してくれました。

さらに『Feel The Glide』という作品タイトルもロブがつけてくれたというエピソードがあります。

そんな運気の良いモチーフを使用して、いつもNAKISURFコムに訪れてくれている人だけに着てもらえるように48時間限定としました。

身長165cmのフレちゃんはレギュラーフィットが好みなのでMサイズを
170cmの俺はスリムフィットが好みなのでSサイズを選択しました↓

↓タグプリントにも「LIMITED SERIES」と刷られます。

12月3日の7時には販売を締め切ってしまいます。
そしてこのペリカンTは2度と販売をしません。

NAKISURFコムなので、ありきたりの限定ではないスペシャルを思いつきました。

現在サンプルだけが完成しています。

(3日の)オーダーを締め切り後、カイルと俺がシルクスクリーンでしっかりと刷りまして、翌日弊社京都オフィスに送り、そこからみなさまの郵便ポストまでお送りします。

ぜひぜひご利用下さい!

12月1日午後7時より12月3日の午後7時までとなっております。

Good luck!

https://www.nakisurf.com/accessories/limitedT.html


10 thoughts on “315km先の北西ブイについて_プアケニケニ波の詳細_サーフウオッシュ中の超限定(48時間だけ)ペリカンTシャツ、販売開始です!

  1. kenny

    トリプルでコンプリーシュですか~。
    それを聞いて昔(数十年前?)のリーシュがなかった時代の人ははたしてどれぐらいのサイズまでノーリーシュでチャージしていたのだろうとドキドキしました。
    サーフィンの教則本?ではリーシュコードは命綱ではないとあり、それには同感ですが、そのサイズで細いリーシュはまるで綱渡りだなと、またもや朝からドキドキしてしましました。

  2. ふなき

    そーなんです。
    リーシュは引っぱらないと切れませんよ。
    今でも三日月湾の10%はノーリーシュでして、「流したら泳ぐ」というのが徹底されています。
    それがいいと思うのが、ノーリーシュの人はむやみやたらに波を追わないことです。
    けれどすぐに切れるのがリーシュで、以前にとても沖に出るのが困難なブレイクで、ここでリーシュを切ったらまずいぞ、と恐怖していたらすぐに切れました。
    だから「いつでも切れてもよい」という無常観が最近のキーワードなのです。

  3. トオル

    学校での成績は悪いので、想像の中での仮説ですが。

    300キロメートルの距離を6時間で移動するなら、単純に時速50キロメートルとなるわけですが、そんなうねりは見たことがないのでまず有り得ない気がします。

    そこで頭の中であらゆる可能性を取り入れたイメージをしてみると、風波からそれがまとまりうねりと成長する。これは誰もが知っていますね。
    さらに考えているとお風呂の水中で手のひらを一定の感覚で動かすと、時間水全体が動き波が発生するのを思い出しました。

    これを合わせてみると、表面上はただのうねりですがその下の海中の水も動いているはずです。

    単純に考えると海は大きなお風呂となるわけで、表面だけではなく海水全体が動き出し、これが連鎖し風波以外にもうねりが発生するのでは?
    さらに地球規模にもなる、潮の満ち引き、海流などの海水を動かす要因を加えてみると、、、。人間なんかの想像のできないような事が海でおこっていて、たかが人間である僕の頭がパンクしそうですっ!笑

    この仮説からすると、海水自体が動く(振動、揺れるとでもいうのでしょうか)ことで、315キロメートル先に5~6時間でうねりを運ぶことが可能となるというものです。

    この自然の成せる業も波乗りの魅力なのでしょうか?波乗りがやめられないハズです。

    これを書いてて、別の仮説を思いつきました。
    単純に、うねりのスピード自体がそれくらい、、、。涙

    長々すいません。

  4. てつ

    こんばんは。

    毎日サーフィン。憧れますが、厳しいですね・・・先輩に連れられ、初心者ながらmaldivesに1週間ボートtripした時は、体バキバキになりました。カレントに向かってパドルしていただけですが。。。

    日本にもブイ情報があるとはっ。参考にしてみます。

    Tシャツ、オーダーさせて頂きます!!かっこいいです。

  5. Hoku

    この鳥はあの鳥ではないですか?想えばこの鳥から君の人生が変わった気がします。
    そうそう一昨日、私も某河口でリーシュを切りました。しかもその日3ラウンド目。そして逆流。鮭の気持ちがわかりました。このところ、身近な先輩サーファーが立て続けに2人もなくなり、サーフィンを続けていく事が、いかに大切で難しい事だと教えられました。

  6. ふなき

    追記しましたが、トオルさんの仮説通りにうねりは高速で移動するそうです。

    うねりの強さによって速度は増すようで、なるほど大波の日は沖にうねりが見えるとあっという間に来るのは気持ちが焦っているからではなくて、実際に速かったのだと納得です。

    日本の北で低気圧が発達して、およそ4?5日でここに波がやってくると聞きました。

    それを考えると3000マイル=4800km強を120時間でやってくるということですね。

    これだと「うねりの時速が40km強」となるのですっきり納得です。

    もしうねりの時速が5kmであれば低気圧からここまで40日間かかる計算ですものね。
    そんなわけはないからばっちり合っています。

    仮説すばらしいです。

    ありがとうございました!

  7. ふなき

    そうなのです。
    野球が好きで、プロ野球選手にあこがれましたが、1日2時間の練習しただけで、翌日野球をしたくなくなりました。(笑)

    プロは毎日それをこなしていく、ということに極意があるのでしょうね。

    目指すはフレちゃんの年令、65才になってもBD3(BD100か?)で10フィートのバレルです。

    日本のブイが少し動いてきましたね。
    波が出るのでしょうか。

    Tシャツのオーダーありがとうございます!

  8. ふなき

    そうなのです。
    この鳥はあの鳥なのです。
    本当に人生を変えてくれた鳥で、こうして写真がTシャツになったりして感無量です。
    超限定Tの始球式なので、アイディアを練りに練った結果、この「幸運ペリカン」にたどり着きました。

    河口で流すと怖いですよね。
    西湘のHさんも「やばい経験をしたことがある」と話してくれました。

    Hokuさんとはこれからもずっとずっと海でお会いしたいです。

    ありがとうございました。

  9. 佐藤

    世の中便利いなりました。
    日の出前にチェックして、ダメなら二度寝しちゃいます。
    波http://nowphas.mlit.go.jp/index.html
    風http://www6.kaiho.mlit.go.jp/akita/kisyou/