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naki's blog

ネオ・ダーウィニズムだよサーフィング世界は!_「ニコリンサーフがハイカルチャーになる日は遠くない」_(2186文字)

おはようございます。

朝風が気持ちいいです。

大気が乾燥しているからか、そこまで暑さを感じません。

もう少しすると、ぐいぐいと温度は上がっていくので、

朝の心地よさは、夜明けから7時くらいまでの短い時間である季節ですね。

4時から明るいので、8時には寝て、その心地よさを体感する良い機会ですよ。

現在水滸伝、楊令伝、楊家将、血涙を経て、

『北方三国志』を読み始めましたが、中華の熱き戦いの歴史文字を追いかけています。

劉備玄徳、すごすぎますね。

さて、ノースハワイ。

.

夏景色の中、南西うねりが届き始めました。

カイルたちとSURFSURFSURF Tシャツを刷り終わりました!

これは第五刷目で、

盛夏なのと、

今回こそ数時間でなくならないように大量に作成したので、

少しのあいだは大丈夫だと思います。

千葉一ノ宮に送りましたので、週明けには届きますよ?。

現在あなたがお読みになられているのが、

『naki’s BLOG』です。

これはNAKISURF内の毎日コンテンツとして、

5年以上継続されています。

この中も進化していて、半年くらい前から

「アクセスの多い記事TOP5」

という項目が左メニューの下側に設置されています。

どのくらい下かといいますと、

下の縮刷画面で見てもこんな位置にあります。

この中で、掲載一週間後に一位となって、

そこから八日間も一位に君臨している投稿があります。

(7月17日現在)

それは、

『統制社会は、「波乗りという自由な行為の夢」を破壊する?』

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/23171

というものです。

この文章の礎(いしずえ)にあるのが

「反全体主義」ということ。

この記事が繰り返し読まれているということは、

「波乗りは自由な行為」

ということをこのNAKISURF読者が支えてくださっていることだと感じ、

とてもうれしかったのですよ。

その思想に加えて、「サーフィングは新武道」ということも先日書きました。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/23501

そして、今朝この乾いた朝風に吹かれながらそのふたつのことを思い返し、

波のことをちらりと想いながらさらなる思想が芽生えてきた。

それは、

「波乗りはハイカルチャー」ということ。

ハイカルチャーは*サブカルチャーとは違い、

(*サブカルチャー=「既にある文化に対しての側面文化」。

または社会的価値観から逸脱したマイノリティカルチャーのこと)

古典文学

文藝

学問

美術

音楽

礼儀作法

マナー

学問

基礎科学

というものが基となっていて、

ヨーロッパではルネサンス期を経て、正統なる文化となっていた。

古来日本では、朱子学からの漢学、源氏物語などの古典文学、

和歌、仏教美術、絵画、能、狂言、茶道などがハイカルチャーに相当するという。

そして、この手を挙げて、

「サーフィングこそがハイカルチャー」

として社会に対して達成度を求めようではないか、

と上を向いて、「よしよし」とここまで書き進めたが、

これを読んだイシハラさんや土井さんあたりが

「船木くん、サーフィンやスケートはカウンターカルチャーの極みでしょう」

とたしなめられそうで、

それに対しての反論は何も持ち合わせていないが、

この波乗り世界を少しでも品と礼のあるものとし、

この現代社会に受容されようと感じているのであります。

それは波乗人による新しい文化を形成していきたい、

ということを感じています。

波乗り和歌

サーフィン美術

波乗道

を極めようではないか、

ということで和歌を詠んでみた。

.

大波の跳よりけに楽し波下に 滑遊人の心地ゆたけさ

.

そんな思想に行き着いて、

その中をうろうろしていたら和歌世界から飛び出し、

ダーウィンの進化論、

アインシュタインの相対性理論があり、

ニュートンの万有引力の法則、

さらには地動説をコペルニクスとガリレオが唱えたように、

この世界にパラダイムシフトが起きるのでは?

と夢想してしまった。

いや、俺は人類の跳躍進化説を望んでいるのかもしれない。

これも夏の夢のひとつなのだろうか。

.

艶(つや)やかな水。

それを板状のものだけで滑る快感。

もしかすると波乗りという行為こそが、

人類のネオ・ダーウィニズム(neo-Darwinism)なのか、

とも思えてしまった。

ついには進化 (evolution) という着想に貫かれはじめ、

しかし、この思想から抜け出したい自分がいる。

これは書いている本人が理解できないのだから、

読者にも伝わるわけがなさそうなので、これを最後とするが、

文化なき進化は望まないし、スタイル(礼)のないことも同しであります。

ここに諸葛亮が皇帝劉禅に奏上した

「出師表」(すいしのひょう)の結文を引用しておきますね。

臣不勝受恩感激

今當遠離臨表涕泣不知所言

(わたしは恩を受けたことの感激に打ち勝つことができません。

いままさに遠く離れるにあたり涙をながし、ことばもありません)

俺の恩は海にあり、

波にあり、それを取り巻く人たちにあります。

そんなことを考えていた日です。

「ニコリンサーフがハイカルチャーになる日は遠くない」

という夢を持ち続けます。

サーフィングはサブカルチャーではありませんしね。

すばらしい波思想日となりますように!

三連休の中日なんですね。

また明日!