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naki's blog

夏のど真ん中のNAKISURFをどうぞよろしくお願いします!_(2888文字)

こんにちは、

ひゃあ、今日も暑いですね?!

夏のど真ん中をみなさんはいかがお過ごしですか?

夏休み真っ盛りの子どもたち。

俺がこの年齢の時は、波乗りという概念はなかった、

いや、ビート板みたいなので波に乗っていたかも。

それは千葉県の銚子や飯岡、茨城の波崎海岸で、

銚子のコカドは、根本のおじさんが連れて行ってくれた波での体験でした。

とっても水が冷たく、外がめちゃくちゃ暑く、

それが俺の波乗りの原体験になっているのでしょうね。

お墓参りも行かないと。

ショールームはニコリンスペシャル週末祭りを終えて、

ようやく通常業務が戻ってきました。

お盆休みの平均年齢50歳のサーフバディたちも、

AVISOボードをレンタルされてニコニコ顔で戻って来られました。

波乗りの好きなことのひとつに

「童心に戻れること」

というのがありますが、

夏はまさにその子ども時代に戻りながら波と遊んでみてくださいね。

すばらしい時間が待っています。

Aviso Grass hopper。

グラスホッパーは「バッタ」という意味でして、

その深さを知った房総の夏。

ロスドスオーニシ改め、頭領大西の最近の2本。

このコンビに加え、

ビーターちゃんという童心ボードを操作する夏。

干潮時が良く、

NAKISURFニコリン寨周辺の10時から1時くらいまではこんなに良い波です。

波情報に掲載されていないブレイクでしたら、

人もまばらです。

さっきグラスホッパーと書いたので、

AVISOボードに乗ってみると、そのテイクオフ性能に全員が驚いた。

このように波が切り立つ前に立ててしまうのです。

例の、長いレフトにもシュッタシュタと、

どこまでも走り抜けて、いや滑り抜けていきました!

バッタだけにバッタバタとセクション通過した。

そんなロングライディングの快感。

マンライ後は、足腰鍛錬のために走って戻ります。

この波打ち際の向こう側は火のように灼けた黒砂で、

「サンダル等を要装着」という温度となっていた。

いったい何度くらいあるのだろうか?

その焼けた砂を平気で歩けるのは、アパッチリョータ。

さすがアパッチ族です。

「これよりは、スマトラの砂浜の方が熱いですよ」

と言うが、スマトラ島の生活って、そんなに過酷なのか!

と逆に全員がインドネシアの小島を恐れ始めてきた。

そのスマトラ仕込みの滑走をビーターちゃんで披露して、

自宅ではDセンパイとの筋肉番付勝負に挑まれていた。

「あの、君ね、アパッチという名前がかっこいいね。

この筋肉だけど何かトレーニングとかやっているの?」

「いえ、何もやってませんよ。サーフィンだけです」

「ふーん、プロテインだけを食事にしているとかはない?」

「いえ、普通に食べているだけです」

「どうにも291(ニクイ)カラダだね、これは」

という会話がなされていた。

それにしてもDセンパイは懐かしいNAKISURFクラシックTシャツをまだお持ちなのですね。

この「ワタリガラスT」は初期の作品で、

俺でさえももうなくなってしまっているTシャツです。

NAKISURF Tの色々については↓を

https://www.nakisurf.com/accessories/nakisurf-originals.html

昨日チラリと書いたが、

新作スリングショットをお受け取りになられたDセンパイの

「満面の笑みショット」がこれ。

いつでもニューボードはうれしいものですね。

ショールーム閉店が6時なので、

後片付けをして、慌ててスタッフ全員で夕波を求めに行きます。

今日の日の出が4:59、そして日の入りが18:29なので、

実際にはパドルアウトするときには陽は暮れてしまっている。

陽の残滓というか、

そんな残り陽で一日の終わりのすばらしさを波の上で感じる毎日。

実際にはニコリン寨に戻って、残業しているんですけど、

夜になる前の海に入れる幸せを感じてしまう。

すばらしき夏。

かおりちゃんのノーズライド。

本当に彼女はバランスとスタイルがすばらしい。

もはや感動的ですらあります。

海水浴場でのヤス。

最近スタッフの間で取り合いとなっているポンパドール・スクエアに乗って、

この海水浴場の緩斜面で加速をはじめたところ。

グータン(旧名Wangちゃん)のノーズライド。

こんな掘れ上がるショアブレイクでノーズに足をかけてしまうほど、

カリフォルニアでのロングボードセッションが彼を変えたようです。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/23814

マンライぜひ!

さて、一ノ宮海水浴場は、夕方4時半から遊泳禁止となり、

サーファーたちに海岸が開放されます。

前日のここは、たった三人だけの夕波セッションでしたが、

この日はなぜか混んでいて、満潮時で波数が少ないこともあり、

俺たちはDセンパイの愛するショアブレイクで鶴翼の陣を組んだ。

もちろん無人なので、

沖は混雑、岸浪解放、そんな言葉も浮かんできた。

スリングショットの調子が良く、

本当にかっとんでいたDセンパイ。

このDセンパイの速さが異常で、

彼が乗るときは全員で見物させていただきました。

あまりの速さと、みんなの視線に調子に乗った先輩は、

51歳のグラブエアを試みていた。

「どぅりゃ??!!へへー!」

(笑)

「センパイ、小波いじめしちゃだめですよ」

「それがオモシロいんだよ。この、クヌヤロー!って言いながら波に乗るのがいいんだぞ」

「そういうものなんですね」

「わっかるかな、わかんねーだろうな。シャバダ?」

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/22497

と6月9日以来のフレーズを出してきたセンパイです。

頭領大西は、千葉の波の良さもあり、

普段はショアブレイクではサーフしないようで、

苦戦しながらもこのセクションでフルターンをかけていた。

ショーナンで、満潮となるとショアブレイクだけがそのサーフゾーンとなるので、

俺もセンパイもこんなヨレ波はお手のもので、

こちらはキャノンボールを最高速で浮かせて楽しみました。

ギュイーンと行って、ガガ、と波に戻る。

そんな短いセクションやフック、

カールというフクザツな混合波の楽しさを再発見した。

バターゾーンを持ってきたリョータ。

彼はショアブレイクセッションには参加せずに、

ライフガード前のダラ波をゆったり滑っていた。

駐車場1500台(確か無料)、

海の家11軒完備の一ノ宮海水浴場をどうぞよろしくお願いします!

とお世話になっている地元の宣伝をし、

「名月前の真夏の銘月」を海辺で眺めながら着替える至福。

昨日はショールームがお休みだったので、

Dセンパイが、

助っ人ツナくんに梱包箱の作り方を指導されていました。

几帳面なセンパイが作る箱はもはや芸術作品です。

センパイ作の発送箱は誰の元に行くのだろうか。

今日もお暑い中をいらしていただきまして、本当にありがとうございます。

NAKISURFオフィスに貼ってある標語をご紹介させていただきますね。

今後ともNAKISURFを千葉を、楽しい波乗りをどうぞよろしくお願いします。

2011年8月16日 NAKISURF代表 船木三秀