こんにちは、
暑いですね?!
でも台風7号による九州の大雨が気になります。
無事でありますように。
さて、NAKISURF近辺情報では、
連日の南風による冷水渦で、
昨日の水温が13度。
これを今日のカリフォルニアで当てはめると、
ここから530km北にある大岩岬と同じ水温。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/31247
南房総でもサンクレメンテと同じ17度というので、
(情報:千倉シーキャビンさん)
千葉はカリフォルニア状態となっていますね。
サンフランシスコの水温を調べてみると、
たった11度しかなく、
いまだにかき氷温度ということで驚きました。
夏の太陽。
赤いのは太陽までの距離が近いからだろうか?
ハリケーン・ファビオからのうねりが届きはじめた。
ウエットを前後逆に着てしまい、
脱ぐのも面倒なのでそのままサーフしてみた。
やはり喉部に圧迫感があり、
息苦しいセッションとなってしまった。
おっくうがらずに着替えれば良かった。
この波は、
フォードアーズというブレイク。
ここのメインブレイクはサンオノフレ岬なんだけど、
そこから外れたインサイドライトをフォードアーズと呼ぶ。
陸の目印が4つのドアがある建物なので、
沖に出ると「なるほど」と感じるブレイクです。
ロングボーダーが愛する緩斜面なんです。
でも上の写真のようにたまにやたらと切り立ちます。
満潮時のインサイドセクションは海藻密集地帯。
暗くなっているのはすべて海藻。
水深2m程度の密度でびっしりと詰まっていた。
フィンとボードに海藻が当たって、
ゴトトトと音を立てるのが不気味だった。
さらにはここでワイプアウトすると、
海藻にからまって海面に上がることは困難だから、
ワイプアウト厳禁地区なんです。
2ターンのシークエンスを得たので、ここに。
フォードアーズのヌメリとしたセクションで、
この水切れの証明。
プレイングマンティスの水離れの良さがこれでわかると思う。
セカンドセクションは、
バックウオッシュで失速したのにも関わらず、
初志貫徹とばかりに無理にボードを引き上げてみた。
さらに波トップの押し出しが弱すぎたようで、
リップの下にボードが沈められ、
それでもメイクしたという一例。
自分で驚いてしまった。
シークエンス写真っていいですね。
これは俺の大好きな一枚となりました。
長い暖色斜面を見ながら滑る至福の時。
□
閑話休題。
コールシェイプに行き、
彼とボード談議をしてきた。
ちょうどスリングショットを丸くしたモデルが完成していた。
美しい。
「マンティスの前足幅がちょうどいいのです」
と切り出した。
「いいよね。あのアウトラインが完成するまで、
かなりの時間がかかったから本当に良かった」
とコールが返し、
「でも前足部が広いと、何がいいのですか?」
「前足部というのはテイクオフのためのエリアでもあるんだ。
だからパドルが速く、波をつかみやすく、
そしてターンのときに前に出やすくなるのも利点だね」
「じゃあ逆に何が欠点なんですか?」
「うーん、フォームが多すぎて、
“ワイドボードは鈍い”と今まで言われていたけど、
もう純粋なショートボードを乗っているサーファーはほとんどいないから、
実際には欠点はないんじゃないかな?」
「え、誰もショートに乗っていないの?」
「そうだよ。みんな幅広に乗っているよ。
コロヘだってみんなそうさ。
NAKIだってずいぶんと乗っていないだろ?」
「俺は15年前からワイドボード一筋ですからね。
でもワイドの特徴ってなんでしょうか?」
「前足の利点を伝えてきたけど、
後ろ足、つまりテイル側が広ければ、
フィン位置の幅を拡げられるんだよ。
そうすれば、レイルの入れ替えがしやすくなって、
さらにはボードをかたむけたときに速度を得やすいのさ」
「では全てのボードを広くすればいいのにね」
「そこなんだ。広くするのはいいのだが、
テイルはターンの水が最後に抜けていく場所だから、
そこに面積がありすぎると、
ヌメリとした加速感になってしまうんだよ。
だからダブルウイングとかで頃合いに絞りこむのさ」
「なるほど」
「でもあまり絞り過ぎても支点になってしまうから反応が遅くなるんだ。
ノーズ幅、つまり前足からの流れと、
その水流量に合わせてのテイル幅というのが大事だよね」
「コール、ありがとう!また勉強になりました。
サーフボードって、こうして聞いてみるとやたらと深いです」
「いつでも話においでね。夕方(サーフに)行くの?」
「行きたくなりました(笑)」
「家の前の波を見たら連絡するよ。ハリケーンうねりだろ?」
とコールを後にして、
ステッカー工場に行き、
入稿済みのイラストレーターファイルの最終確認をしてきました。
担当のジェームスと、
各サイズとカラーを決めました。
納品日は来週で、
日本到着は8月2日予定です。
どうぞお楽しみに!
フォードアーズで、
ブライアン・ベントが夏服でサーフしていた。
このサイズになってもボックスという決意がすごい。
この船長帽がやたらとかっこいいのはなぜだろうか?
不思議な光景だけど慣れてきました。
それではまた明日!!
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