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『誰がために波は丸くなる』(For whom the waves curl)@王子邸前_ (1289文字)

波、出ました。

ひさしぶりの波で、

トレッスルズは朝6時から満車となったそう。

俺は混雑を避けるように王子邸前に。

満潮が10時過ぎだから、

8時に行けば大丈夫だと思っていたが、

こちらも満車で最上段に駐めるはめとなった。

みんな考えることは同じで、

王子邸前には、

サンクレメンテのローカルたちが集結していた。

さらには、

クリスチャンがめずらしく朝から来ていて、

「クヌヤロ!」

とエアをぶちかましたのをここに。

ロング(ログも)も乗れて、

この短いポンパドール、

はたまたビーターまでも乗れるのがクリスチャン流。

波取りも紳士的だし、

サーファーとして尊敬できるひとりであります。

さて、

王子邸前の波はハナマルでした。

南半球はチリからの南うねりなので、

基本的にはレフト。

たまのライト波は、

上のクリスチャンのように

クロスオーバーにクヌヤロする短いセクション。

レフトはバレルばかりで、

満潮のバックウオッシュさえ気をつければ、

パーフェクトでマンライとなる佳き朝。

ひさしぶりのプレイングマンティス5’4″を持ち出してサーフしてきた。

昨日キャッチサーフのオディシーの8フィートに乗っていたのに、

突然短いショートボードに乗っても普通に乗れるのが、

自分自身で不思議だった。

長年サーフしていると、

さまざまなボードに受容対応できるということなのだろうか。

昔はロングに乗って、

ショートに戻ると違和感があったのに。

クリスチャンも波壁に張り付く術を心得ていて、

それは楽しい時間なのでした。

王子邸前は、

その道の複雑さとマイナー感から、

他市のサーファーが来づらいようだ。

よって地元のサーファーたちのみとなっているブレイク。

けれど、

どこかのローカリズムと違い、

「誰でもサーフしてくださいね」

という、とてもオープンマインドなる土地なので、

「日本から来た俺の友だちも、

他州のサーファーでも気持ち良くサーフできる」

というサーフィングの本来あるべき姿がここにはある。

ここに来るとCOLE度のサーファーが半分近くいて、

それはローカルに愛されているシェイパーなのだと再確認する。

スリングショットのラウンドテイル。

これはHPSのスワロウだろうか。

王子邸前に住むクレインくんが乗るのは、

ルースキャノン5’4″。

生まれ育った波なので、

中学生なのにこうして張り付いているのが4V(シブイ)。

これもルースキャノン。

サンクレメンテにようやく波がやってきた。

サーフしすぎで日焼けしたらしく、

目が痛く、この感覚もひさしぶりで、

やはり海で遊ぶのは楽しいと感じたレイバーディ・ウイークエンド初日。

明日は少しサイズダウンするそうで、

それでもいい。

今夜は、

あの波に乗れた思い出と、

丸くそびえた波壁の感触を胸に抱いて眠ることとする。

In the morning on the sea riding the waves at my favorite beach break,

I felt quite sure that I would never die.

今日も来てくださって、ありがとうございました。

また明日ここで!