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naki's blog

フィンレスボード・ライディング詳細解説_超満潮南うねりのフォードアーズ_NATIONニュートゥモロー_広い大地を自由に駈けるAVISO BD3_(2530文字)

昨日は曇天後(のち)雨。

7月のサンクレメンテにはめずらしい天候だった。

今朝はすっきりと晴れました。

晴れると、

ありとあらゆるものが輝いて見えるから不思議ですね。

光は思考を支配するのです。

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俺も好きなスクービードゥーバン。

これで電気自動車だったら現代風なんだけど。

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珍しいフォードのピックアップトラック。

色といい、風合いも全てかっこよく見える。

南うねり一直線なので、

ビーチブレイクが全滅なので、

ローファーがココサンシャインを塗っていたところだった。

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「これ最高です!日本製がイチバン」

「ありがとう。でもそれをどこで手に入れたの?」

「リョウだよ。日本から持ってきたんだって」

「なるほど。でリョウさんはどこ?」

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「ここです」

突然現れたりょうさん。

「あ、ヨコッタさん」

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/46157

「やめてください。定着したらどうするのですか」

「大丈夫ですよ。

ガンダム世代で波乗りしている人は少ないですから」

「ガンダム人口は多いですよ。

ウチ(Reunion)は、ウエットスーツではなく、

モビルスーツを作ろうと決心しましたから(笑)」

そんな話をしていたらジャスティンが、

フィンレスボードでパドルアウトするところだった。

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彼はいつも得体の知れないボードを乗っていて、

フィンレスも軽く乗りこなすと思っていたら、

やはりというか、

それはすばらしいグライドを見せてくれた。

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テイクオフして、

そのままレイルを壁にはわせてグライドビギン。

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スピードがついてきたところで、

前足を絞るようにしてテイルを抜く。

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そのままフォーワードスピン。

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しばし逆走。

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すごいのが、

こうして波のセクションをメイクしていくことだろう。

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そのまま次のセクションに入りながら、

再びレイルをセットした。

「re-rail setting」

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緩慢な斜面だけど、

きちんとグライドするようにこの位置から前足荷重。

完璧であります。

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ジャスティンはリラックスしすぎていたので、

ほんの少し背中側に体重移動してしまい、

誤レイリングとなって失速が始まってしまった。

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テイルを踏みつけて、

インサイドレイルに戻そうとしている。

正解です。

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ノーズが上がってきたところで、

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一気に正しい向きのレイルを入れて、

斜面にリエントリー。

(じつはここがいちばんスゴイ)

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そのままテイクオフのときと同じようにグライド開始。

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速度があるので、

フルレイルで進行していきます。

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前方が切り立ってきたので、

レイルの押しつけを強め、

抵抗を受けつつ、しかし姿勢はそのままで、

波上部へとエレベート(上昇)させた。

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このライディングの頂点です。

美しい壁に摩擦の少ないボードを滑らせる至福。

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そのまま次のセクションへ続いていく。

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嗚呼フィンレス。

東西南北方向どちらにでも滑ることができる特異なデザインです。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/45413

頭の柔らかいお子さま、また初心者に。

そして中級者や上級者への頭脳刺激や、

さらには究極のコアトレーニングがこのフィンレスボードがかなえます。

一家に一枚。

フォームボードが主流ですが、

廉価版はこのキャッチサーフのビーター・フィンレスがあります。

「おーし、ああやって乗るんですね。ぼくも行ってきます!」

とビーター・フィンレスでパドルアウトした大西。

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ビーターに上手に乗ることができて、

快晴マンライの本日でした。

(マンライ=満足ライディングのこと。©オガマさん)

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ビーター最高です。

NAKISURFでは、

お子さまでもどなたでも浮力の大きい54インチモデルをお薦めしております。

浮力があることによって、波に滑ることがより簡単となります。

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/30254/30625/list.html

↑ビーターページはこちらです↑

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SeeaxReunionジャケット。

本当にすてきですね。

で、こちらは昨日。

雨天超満潮フォードアーズ。

美しい波が止まることなくやってきていた。

「(Nation)ニュートゥモローに乗ってもいいですか?」

ということでフォードアーズのパーフェクションを

小波専用モデル・ニュートゥモローが滑ることとなった。

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ピーキーで圧力のあるターン。

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小波用ボードの良さを味わうセッション。

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緩慢で、突然掘れる超満潮フォードアーズ。

大きなバックウオッシュが入るので、

呼吸をするように斜面の形を変える。

このボードデザインの真骨頂である

クイックなレイルセッティングの軽快さに酔いしれた大西。

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大マンライで上がってきました。

カメラ係を交代し、俺はヘクターとパドルアウト。

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彼はロングで、俺はAviso BD3 COLE 5’0″でした。

気温17度、水温20度まで下がり、

あまりにも寒かったので大西が持ってきた

『Z1サーフスーツ』の新型ネックエントリーを試してみると、

その柔らかさ、

そしてまるでウエットスーツを着ていないかのような軽さに驚いた。

https://www.nakisurf.com/wetsuits/z1-surfsuits.html

脱着にコツがいるが、

慣れたらひとりで脱げるようになるし、

何よりもその大事なセッションがストレスフリーになるのがうれしい。

最近はスプリングや、トランクスだけだったのだが、

ジッパータイプのスプリングよりも動きやすいということに気づいた。

最上級の動きを、

疲れや体力低下で背中や肩が重く感じるサーファーにお勧めします。

一本目の波。

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緩い斜面に大きなラインを描いていくのは、

「広い大地を自由に馬で駈けていく気持ちと同じ」

だと知ることになりました。

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スクエアに寝かせたボトムターン。

嗚呼、やはりBD3は俺の永遠のマジックボードです。

これに乗ると、自分をリセットできる。

波乗りを深く、浅く、

真剣にそして楽しく考えた日でありました。

さらには大好きだった満潮波がさらに好きになった日。

みなさんにとってもすばらしい日となりますように。

今日もNAKISURFにお越しくださって、

ありがとうございました。

また明日ここで!

 


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