昨日は曇天後(のち)雨。
7月のサンクレメンテにはめずらしい天候だった。
今朝はすっきりと晴れました。
晴れると、
ありとあらゆるものが輝いて見えるから不思議ですね。
光は思考を支配するのです。
俺も好きなスクービードゥーバン。
これで電気自動車だったら現代風なんだけど。
珍しいフォードのピックアップトラック。
色といい、風合いも全てかっこよく見える。
南うねり一直線なので、
ビーチブレイクが全滅なので、
ローファーがココサンシャインを塗っていたところだった。
「これ最高です!日本製がイチバン」
「ありがとう。でもそれをどこで手に入れたの?」
「リョウだよ。日本から持ってきたんだって」
「なるほど。でリョウさんはどこ?」
「ここです」
突然現れたりょうさん。
「あ、ヨコッタさん」
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/46157
「やめてください。定着したらどうするのですか」
「大丈夫ですよ。
ガンダム世代で波乗りしている人は少ないですから」
「ガンダム人口は多いですよ。
ウチ(Reunion)は、ウエットスーツではなく、
モビルスーツを作ろうと決心しましたから(笑)」
そんな話をしていたらジャスティンが、
フィンレスボードでパドルアウトするところだった。
彼はいつも得体の知れないボードを乗っていて、
フィンレスも軽く乗りこなすと思っていたら、
やはりというか、
それはすばらしいグライドを見せてくれた。
テイクオフして、
そのままレイルを壁にはわせてグライドビギン。
スピードがついてきたところで、
前足を絞るようにしてテイルを抜く。
そのままフォーワードスピン。
291
しばし逆走。
すごいのが、
こうして波のセクションをメイクしていくことだろう。
そのまま次のセクションに入りながら、
再びレイルをセットした。
「re-rail setting」
緩慢な斜面だけど、
きちんとグライドするようにこの位置から前足荷重。
完璧であります。
ジャスティンはリラックスしすぎていたので、
ほんの少し背中側に体重移動してしまい、
誤レイリングとなって失速が始まってしまった。
テイルを踏みつけて、
インサイドレイルに戻そうとしている。
正解です。
ノーズが上がってきたところで、
一気に正しい向きのレイルを入れて、
斜面にリエントリー。
(じつはここがいちばんスゴイ)
そのままテイクオフのときと同じようにグライド開始。
速度があるので、
フルレイルで進行していきます。
前方が切り立ってきたので、
レイルの押しつけを強め、
抵抗を受けつつ、しかし姿勢はそのままで、
波上部へとエレベート(上昇)させた。
このライディングの頂点です。
美しい壁に摩擦の少ないボードを滑らせる至福。
そのまま次のセクションへ続いていく。
嗚呼フィンレス。
東西南北方向どちらにでも滑ることができる特異なデザインです。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/45413
頭の柔らかいお子さま、また初心者に。
そして中級者や上級者への頭脳刺激や、
さらには究極のコアトレーニングがこのフィンレスボードがかなえます。
一家に一枚。
フォームボードが主流ですが、
廉価版はこのキャッチサーフのビーター・フィンレスがあります。
「おーし、ああやって乗るんですね。ぼくも行ってきます!」
とビーター・フィンレスでパドルアウトした大西。
ビーターに上手に乗ることができて、
快晴マンライの本日でした。
(マンライ=満足ライディングのこと。©オガマさん)
ビーター最高です。
NAKISURFでは、
お子さまでもどなたでも浮力の大きい54インチモデルをお薦めしております。
浮力があることによって、波に滑ることがより簡単となります。
https://www.nakisurfshop.com/SHOP/30254/30625/list.html
↑ビーターページはこちらです↑
SeeaxReunionジャケット。
本当にすてきですね。
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で、こちらは昨日。
雨天超満潮フォードアーズ。
美しい波が止まることなくやってきていた。
「(Nation)ニュートゥモローに乗ってもいいですか?」
ということでフォードアーズのパーフェクションを
小波専用モデル・ニュートゥモローが滑ることとなった。
ピーキーで圧力のあるターン。
小波用ボードの良さを味わうセッション。
緩慢で、突然掘れる超満潮フォードアーズ。
大きなバックウオッシュが入るので、
呼吸をするように斜面の形を変える。
このボードデザインの真骨頂である
クイックなレイルセッティングの軽快さに酔いしれた大西。
大マンライで上がってきました。
カメラ係を交代し、俺はヘクターとパドルアウト。
彼はロングで、俺はAviso BD3 COLE 5’0″でした。
気温17度、水温20度まで下がり、
あまりにも寒かったので大西が持ってきた
『Z1サーフスーツ』の新型ネックエントリーを試してみると、
その柔らかさ、
そしてまるでウエットスーツを着ていないかのような軽さに驚いた。
https://www.nakisurf.com/wetsuits/z1-surfsuits.html
脱着にコツがいるが、
慣れたらひとりで脱げるようになるし、
何よりもその大事なセッションがストレスフリーになるのがうれしい。
最近はスプリングや、トランクスだけだったのだが、
ジッパータイプのスプリングよりも動きやすいということに気づいた。
最上級の動きを、
疲れや体力低下で背中や肩が重く感じるサーファーにお勧めします。
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一本目の波。
緩い斜面に大きなラインを描いていくのは、
「広い大地を自由に馬で駈けていく気持ちと同じ」
だと知ることになりました。
スクエアに寝かせたボトムターン。
嗚呼、やはりBD3は俺の永遠のマジックボードです。
これに乗ると、自分をリセットできる。
波乗りを深く、浅く、
真剣にそして楽しく考えた日でありました。
さらには大好きだった満潮波がさらに好きになった日。
みなさんにとってもすばらしい日となりますように。
今日もNAKISURFにお越しくださって、
ありがとうございました。
また明日ここで!
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