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naki's blog

全ての要素が混合されたものが波_青春サンオノフレ_(1280文字)

小学生の頃は釣りに凝っていた。

毎朝3時に起きて、

学校までの時間を釣りに没頭していた。

父も釣りをしていたので、

休みには海に行って防波堤からやったり、

船に乗って海に出たり、

池、川、渓流、湖、沼、ダム、沼、

水たまりにいたるまで、

魚の気配を感じたら竿を振っていた。

他の釣り師がよく言っていたのが、

「魚がいなくなった」

「昔はたくさんいたのに」

ということ。

それから35年近く経ったが、

魚はさらにいなくなったのだろうか。

今は”魚”よりも”波”を追いかけていて、

こちらも午前三時に起き、

遠くの波に向かったりするのも、

自分の官能を充足させるためには不可欠であると考えている。

人は何か夢中になれるものが必要で、

波に乗ることは自分にとってその最たるものである。

場所によって釣れる魚が違ったように、

波は場所によって姿を変える。

のみならずうねりの強さ、角度、

そして進行速度も波と波の間隔等全てが、

「波」の要因となる。

さらには潮の満ち引き、

風の方向と強弱も波の味を決める大事なこと。

「魚はそこにいるもの」

だったのが、

「波は、全ての要素が混合されたもの」

ということに気づいた。

しかも崩れたら最後、消失してしまう。

魚は持って帰ったりすることができるが、

波を持ち帰ることはできない。

ほぼ無限の組み合わせからやってくる波。

そんな波に乗っているのは、

小学生の時に夢見た

「どんな魚が釣れるのだろう?」

という期待と似ている。

昔よりも魚はいなくなったが、

波は今もなくなっていない。

さて、こちらサンクレメンテは、

南南東からの熱帯低気圧うねりが少し大きくなった。

セットで背丈サイズはあり、

ちょうど満潮だったので迷わず王子邸前に行く。

すると見事なバレル波で、

漕ぎ出しから浮くように持ち上がるテイクオフや、

立ち上がった瞬間に急降下するスリルを楽しんだ。

最近こういう波はやっていなかったが、

あえてピークの後ろから突入し、

バレル距離を伸ばしたりする楽しきミニバレル波。

体中が砂だらけとなったのもひさしぶりだが、

この感覚は忘れかけていたものがある。

波乗りはさまざまなジャンルがありますね。

セッション後NATION/CANVAS工場に行くと、

ゴールドフィッシュが、

先々週から14日間全く進歩していなかった。

なんでも他のボードが忙しく、

このボードにかける時間はなかったようだ。

ドンキーコングことジェイソンにホットコートと、

サンディングをお願いしておいた。

goldfish

本当に食べられてしまいそう。

テイルのワイデスト幅がこのデザインの大事なところなんです。

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こちらサンオノフレ。

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クリスくんの弟カーソン。

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友人パトリックとシェアグライド。

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クリスくんも登場、

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すばらしいノーズライド。

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審査委員たち。

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詳細なるターン。

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テイラーのダウンザライン。

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見習いたいノーズライド。

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Seeaガールの証。

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カーソンのクラシックグライド。

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バターゾーンマニア。

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すばらしいセッション。

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大事な時間。

タイちゃん、クリスくん、カーソン、ルーキー、

エスタ、ハンナが見えます。

こちらのサーファーは、

こんなサーフィンライフを送りながら大人になっていくのですね。

すばらしい時間の過ごし方だと思う。