日本ではあまり人気がないかもしれないが、
こちらではミッドレングス人気が過熱している。
理由はいろいろあるけど、
人気の原因を推測してみると、
「簡単に波に乗れ、そして波乗りの芯感覚を味わえるから」
そんなことが浮かんだ。
ざっと見回してみると、
各メーカーがミッドレングスに対して、
シェイプデザインのエース、
つまり渾身作を持ってきていたことに気づかされた。
ドッキー率いるSurf Prescriptionsは、
フォードアーズという激幅広レトロフィッシュをラインナップに加えた。
https://www.nakisurf.com/brand/doc/detail-fourdoors.html
その後、こちらでも大人気で、
カスタムオーダーの嵐となりました。
コールのミッドレングスは、
レトロシングル、
そしてレトロツインと同様に根強い人気があり、
https://www.nakisurf.com/brand/cole/retro-twin-fish.html
やはりこのサイズは、
名匠に削ってもらいたいというサーファーの数が、
そのオーダー数に反映された結果となりました。
クリスチャン・ワックデザイン、
ライアン・イングルのシェイプのCANVASは、
ミッドレングスの王道
『サンオノフリー』を直球提案してきました。
https://www.nakisurf.com/brand/canvas/detail-sanonofree.html
ロングボードをそのまま短くしたモデル。
長い人気からすでに定番に突入した感があります。
一ひねりしたバターゾーンの8フィートは、
やたらと反応が良く、
一昔前のボンガモデルの短い版です。
https://www.nakisurf.com/brand/canvas/detail-butterzone.html
シングルフィン・スティンガーが完成しました。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/46953
これが7’0″だなんて、
9フィートという概念が吹き飛びます。
ガイジン並の大きさの体型でないと、
9フィートはいらない気がしてきました。
変わり種だと、
キャッチサーフのオディシーの7、8フィートは、
ロングボードと同様以上の体積がありながら、
短く、
そして柔らかくしたところにサーフィン世界の門戸を拡げた功績がある。
https://www.nakisurf.com/brand/catchsurf.html#odysea
「初心者から上級者まで」
というスポンジボードは世界でもキャッチサーフだけです。
ダブルストリンガー、
トリプルストリンガーの隠された剛性がその性能を支えているのですね。
ミッドレングス。
曖昧で中庸(ちゅうよう)でつかみづらい世界感ですが、
小波が多く、そして「ロングはちょっと」
というサーファーたちに人気なんです。
あと、持ち運びしやすいというのも重要なファクターですね。
車に中積みできるロング浮力。
そして軽く波にテイクオフできるのです。
ロングでくじけた人、
または「ショートで入るのはちょっと」
という小さい波の日にミッドレングスを思い浮かべてください。
すてきなサーフィンライフの基本となるボードです。
それではすばらしい土曜日になりますように!
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