陽は沈んでまた昇る。
ヘミングウエイの著書に同じ題名がありました。
“The Sun Also Rises”(日はまた昇る)
恋愛、悲哀、ワイン、釣り、
ボクシング、闘牛、祝祭。
「人生はお祭りさ」
年を重ねて、
その意味が少しだけわかりはじめてきた。
今や古典ですが、
もう一度読んでみたくなった。
「波はまた来る」
そんな題名を付けてみました。
さてさて、
NATIONギャラクティックレーザーに乗り込んでいます。
目ざとい友人がすでにオーダーしてきてくれて、
そのセンスの良さに「さすが」だと感じました。
南風なので、
グラブルズ波に乗っていたら、
波に先輩のお顔が映っていて、
それにおどろいてしまった。
D先輩は波になってしまったのですね。
さすが!
下の写真はNATIONのスコアボードで、
バックサイドバレルセットする
キャッチサーフのジョエル・マナラスタス。
Joel Manalastas
どうやら彼の名前の綴りが、
アメリカ人にはむずかしいようなので、
ここにそのスペルをおいておきます。
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NATIONのシェイピングオペレーションルームに行き、
マコさん(サンオノフリー三兄弟)
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/48233
のスペシャルカスタムボードをライアンにデザインしてもらった。
サーフィンに没頭して3年目のマコさんは、
現時点でご自分にとっての究極のサーフボードを作りたいそうで、
私たちは両手を挙げてお手伝いすることにしました。
そのお題とは、
1.8’6″サイズで9フィートと同等の浮力。
2.フォードアーズの弱いセクションでもふわりと乗れること。
3.テイルはスワロウ。
4.クアッド+シングルボックス
5.とにかくターンが軽く、しかも安定度もあること。
6.パドルスピードの向上。
7.レベルアップの手助けとなるボード。
8.冬のオフショア風に負けないようなデザイン。
というものだった。
このご要望に対してライアンは、
「簡単です。ピースオブケーク(a piece of cake)」
と言いながらフォルムデザインの作業を始めた。
ベースとなったのは、
キャンバスのサンオノフリー。
このアウトラインやロッカー、
ボトム形状を次々へと解体しはじめた。
具体的には、
ボトムのレイル側のVEEを少し強くして、
ターン性能を上げつつ、
ストリンガー部分のコンケイブは残して、
加速性能は残すコンセプトだという。
次にノーズを少しだけ絞り、
テイルボリュームを上げて(厚く)、
ノーズのリフトを出した。
つまりロッカーを上げて、
エントリーロッカーの位置を厚くして、
ここに浮力を入れていた。
テイクオフの際は常時テイルは沈んでいるわけで、
その場所に浮力を与えると、
漕ぎ出しが抜群に良くなるという。
欠点は操作が難しくなることだが、
それはボトム形状と、
ロッカー操作で補っていた。
テイルをたくさん割る、
つまり深いスワロウテイルのアイディアがあったのだが、
このボードにはセンターボックスを入れなくてはならず、
「それなら」
と軽く割った通常のスワロウテイルを表現した。
このテイルだと、
ターンが抜けていくときに常にレイルをリードしていくので、
切り返しが段違いに良くなるだろう。
9フィートボードの浮力は達成して、
暫定サイズは8’6″ x 23″ x 3″となりました。
最後の
「風にも負けないように重くしたい」
というご希望は、
デイブ・ネイラーによるボランクロス巻きで実現します。
この続きはまたここで!
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スーパーカー狂いのツナくんが、
またランボルギーニ写真を送ってきてくれた。
こんなエッジの立った車もあるのですね。
ツナくんが乗れる日が来ますように!
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サンクレメンテの時計台もクリスマス仕様となりました。
5時を過ぎたらもうこんな真っ暗です。
冬のはじまりですね。
土曜日もお越しくださってありがとうございました。
それでは、
どうぞすばらしい土曜日となりますように!
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