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naki's blog

人生で最長のバレル記録を更新_アンディ・アイアンズを思い出す場所_12フィート@11秒308度角のイナリーズ_(1188文字)

こんにちは、

そろそろお正月気分が薄れてきましたね。

寂しいけどまた来年楽しみましょう!

こちらは予想通り西北西うねりがやってきた。

この冬は、北うねりの当たり年らしい。

ということは、

日本が猛烈な寒気が襲ったのだろう。

201401_Inaris_6183

イナリーズ。

それは長いバレルに入り、

今までのバレル記録を更新してしまった。

朝起きたときは、

こんなにすばらしい波に乗れるとは思っていなかったので、

人生はどうなるかわからない。

ここまでチューブが続く波は、

世界のどこを探してもないだろう。

ただし、ここはビーチブレイクなので、

うねりの角度が合っていて、

そして巨大過ぎず、

ものすごい強いうねりでないとこうはならないので、

この極上コンディションは年に数回といったところだろう。

一昨年(2011〜2012)は30年ぶりのハズレ年で、

ここまでいい波は一回たりともなかったという。

201401_Inaris_6107

夜明けには、

カメラを持って泳いで波質とピークの動き方、

そして波のめくれ上がりを体感したのが結果となったのだろう。

上の写真でバレルの中からショルダー方面を見ると、

ここのパーフェクションがよくわかる。

しかも永遠に感じられるほど波が現れて続いていく。

最初にこの波を見たときは夢かと思ったほどで、

45〜60度角のうねりが、

ラップするように斜めの海岸線に沿ってブレイクしていく。

理論的にはわかるのだが、

実際にこういう地形と、

しかも冬のノースショアのうねりが入ってくるというのは、

理想を超えて神がかっていると感じてしまう。

しかし、上にも書いたけど、

ここを当てるのはじつにむずかしい。

へんぴな場所にあって、

四駆の車がないと入れないし、

ノースショアのサーファーにとって、

わざわざここまで来るのは賭けに近い。

波待ちしているときにアンディ・アイアンズのことを思い出していた。

波がいいといつも真っ暗のときからサーフしていた。

「ナキ、ここはバックドアとキラのミックスなんだよ」

と教えてくれたのは今から9年も前の話だから時の経つのは早い。

そしてそのアンディはもういない。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/17298

でも今日の波を一番喜んでいたのは間違いなく彼だろう。

Buey_2014-01-04 19.43.14

波が良かった日は、

こうしてさまざまなブイ情報を記録していく。

12フィート、11秒。

そして308度角なのですね。

201401_NH_5750

午後は膝波ビーチハウスでサーフして、

カメラ片手に散策してみた。

201401_NH_5808

このゲッコー(ヤモリ)はカメラのシャッター音が好きで、

カシャリカシャリという音に反応してうれしそうにポーズを変えていた。

それはまるでネコのフラッフィーか、

トップモデルのようでありました。

爬虫類でもこんなことがあるのですね。

今さっきインスタグラムにポストしました。

それではまた明日!

もっと大きくなればリリコイ岬ができそうです。