新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

南側でスマイルサーフ_ニコリン師範夫婦のNATIONミッドレングス草案_(2910文字)

こんにちは、

気づいたら週末になっていました。

早い早い、

あっという間に1月も1/3が終わってしまいました。

201401_Kukuiura_7951

風景写真そのままではつまらないので、

波を入れて撮ると、

こんなにもダイナミックになりました。

望遠レンズではなく、

ワイドアングルの画角は珍しいでしょうね。

ちなみに撮影者はずぶ濡れになります。

IMG_7333

うねりはまたサイズを上げていて、

まったく収まる気配がない。

でも北うねりなので、

島の北、または東側が大きいので、

南西と南側は平穏な海です。

大きい波に自信がなければ、

南側でのんびりサーフできることが島の魅力でもあります。

201401_Kaila_Bronson_4609

カイラとブロンソン。

ふたりともCOLEだが、

ハワイ州チャンピオンのイライジャー・フォックスが、

COLEボードを使っているので、

彼の知名度はかなり高い。

IMG_6272

ブロンソンは俺のキャノンボールを使っていた。

かなり黄ばんできたけど、

風合いがあるボードも好きなのです。

201401_Noah_6749

ノアのニコリンテイクオフ。

一度ノアになってサーフィンしてみたい。

どうしょうもないほどおもしろいのでしょうね。

もちろんその気分はわかります。

DSC_4633

ノアは太陽が昇っているときは、

スキンダイブしたり、

釣りをしたりしているので、

どこまでも真っ黒に日焼けしている。

子どものときは遊びまくるのが正しいと思います。

DSC_5286

ワイメアのイシハラマート。

今年で創業80年なんですね。

すごいことです。

ここの売りは、

フィッシュサンドとポケ、

そして弁当各種がおいしいこと。

総菜でファンを増やすのは王道だと思う。

【話は変わって】

ニコリン師範ことふちえさんより、

サーフボードの相談メールが届きました。

https://www.nakisurf.com/blog/nikorin/

奥さんのめいこさんと共有できるボードを欲されているようで、

とても興味深い詳細内容だったので、

許可をいただいてここに掲載することにしました。

彼らのサーフボード誕生ストーリーのはじまりです。

船木さん、こんにちは、

(前略しました)

さて、サーフボードの事、めいこと話してみました。

サーフボードに対する気持ちとして、

彼女と私の会話をそのまま書かせていただきました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

彼女の意見:

私、ノーズ幅があり過ぎるボードが好きじゃないみたい。

インザピンクとか、AVISO MNR6’12”もそう感じたんだけど、

ノーズにボリュームがあると、

普段よりも少し前に体をセットさせないといけないでしょ?

それが、まず少し怖い。

テイクオフの際の重心の微調整が難しい。

オーソドックスなロングボードのように位置して、

パドルスピードと自身の背中の反り具合や

足の上げ下げで調整しながらのテイクオフがやりやすいし安心するの。

あとはノーズ幅があると、テイクオフ時にノーズを落としていけない。

これはノーズに浮力があり過ぎるのかな?

私の体重、筋力だと、そういうボードはなかなかテイクオフが難しい。

だから見た目にシュッとしたボードの方が好きみたい。

テイクオフ前までの荷重バランスがノーズに伝わりやすいボードが好き。

これが安心感/信頼感に繋がる。

私がサーフィンに求めているのは、

「テイクオフしたら、長く、安全に波に乗り続けたい」

ということ。

乗り続けられる安定感が、ある程度欲しい。

バランス感覚は良い方だと思うから、

斜面の変化に大きな荷重変化などを必要としないで、

(例えば、ログボードでドロップニーターンをしたり、

ショートボードの過激なターンは求めず)

ボードの上で自身の位置を足や腰で微調整しながら滑っていく事が楽しい。

in the pink 8’4” は滑り出したら楽しいと思う事が多い。

でも、なかなか滑り出せない。

ハワイのように、タウンの波でもある程度パワーがある場所なら

波の押し出しもあってテイクオフが楽だけど、湘南だとそうはいかないから。

乗り心地として、バターゾーン5’4”は短いボードとしては本当に最高。

ひっかかりがなく、スムースで、レイルが過敏でない印象がある。

ただ、これがバターゾーンのミッドレングス版だと、

少しルース過ぎるんじゃないか?

またファット過ぎるんじゃないか?

という不安がある。

ロッカーはあまりついていない方が好き。

ピンテイルが好きだと自分では感じているけど、

バターゾーンのようなスカロウテイルも良い気がする。

実際、テイルについては良く分かっていない気がする。

ピンテイルは直進性に優れている気がするけど、

スクアッシュはターンしながら加速していく気がする。

ロングボードなら真っすぐ加速するボードが好きだけど、

せっかくミッドレングスに乗るのなら弧の大きなターンをしながら、

加速感を味わいたい。

厚みがあり過ぎるのは、

船のように思えてあまり好きではない。

バターゾーンくらいの厚みが好きかも。

変な理論かもしれないですが、

「ボードが合っているかどうかは、

その人の体型に何となく近いのでは?」

という想いがあります。

サーフボードの全体のシルエットと、

その乗り手のサーファーは、

何となく同じようなアウトラインが適正なのではないか?と。

全体像としては、

9’4”ピンテイルが、

過去に乗って来たボードの中では一番フィットしている気がします。

腕の長さを越えそうなサーフボード幅だと、

まず持ち運びが難しいし、パドルもし辛い。

だから、その点においてバターゾーン5’4”は特に信頼に値するボード。

インザピンクはパドルし辛い。

かといって、細いボードが好きというわけではないのです。

実力者はサーフボードに合わせられる許容が広いけど、

普通の人はそうではない。

きっと、身長や腕・足の長さ、体重と筋力に合う、

サーフボードの黄金比率のようなものが存在する気がする。

苦しそうにパドルしている女の子を見ると、

やっぱりボード幅があり過ぎるようだし、

なかなか波に乗れない子はボードが細すぎるみたい。

だから、自分の体にあったものを選ぶ、

という考えも大事だと思っています。

思い出の、好きな波2つ

アラモアナボウルズのレギュラー。

胸肩くらいでショルダーがずっと続いてく波。

ゆっくりと上下にターンを紡ぎながら、

ずっと乗って行ける気がした。

自分でアップス&ダウンスをするのではなく、

ボードが勝手にターンを紡いでくれたイメージ。

8’4”スクアッシュテイル シングル+スタビ。

七里ケ浜ロアのレギュラー。

ショルダーが徐々に掘れて来る波で肩くらい。

波のイメージはアラモアナ風で、

そういう波が好きです。

9’4” ピンテイル。シングル+スタビ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

こんな意見が上がりました。

これをNATIONのライアン・イングルシェイプ、

シングル+スタビライザーでお願いしたいと思っています。

広く、

女の子に愛されるようなデザインになるといいなぁ、

と個人的には夢想しています。

それでは、どうぞよろしくお願いします!

ふちえ

ライアンと私でお手伝いして、

最高のミッドレングスを創造して製作いたします!

またここで報告していきますね。

201401_Kukuiura_4918

それではどうぞすばらしい週末をお過ごしください。

 


Comments are closed.