夕陽、夕焼け、サンセットと呼び方は色々あるけど、
暑く、乾いた土地の日の入りは壮烈な色になる日があります。
そんな日を通過する。
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おはようございます!
カリフォルニアも4日目にはいりました。
ドッキーに注文してあったND9が「仕上がりマシタ!」というので、
取りに行くと、彼はこんな顔をして、D先輩のマネをしながら
「へへー」とやった。
日本で使用したものと全く同じサイズで、
ND9 (NDR) 5′2″ x 18-1/2″ x 2-1/8″ です。
以前もここでお伝えしましたが、サーファー誌の特大号にNDR広告が掲載されていて、
それはND9と同一品ですが、もし米国版のNDRをお好みでしたらそのようにお伝え下さい。
(鉛筆でのシェイプサインのみ違います。
が、ドッキー文字は読みづらいので、ほぼ違いが見受けられないのも特徴であります)
↓これはこれからお世話になるサヌックの広告で、チームライダーたちが、
“…WHERE THE WILD THINGS ARE”(かいじゅうたちのいるところ)
俺が大好きな絵本のパロディをD大先生(ドノヴァン・フランケンレイター)
たちがしているところに妙があり、なんだかニヤリとさせられた。
作者のモーリス・センダックさんもサヌックのサンダルが好きなのでしょうね。
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ドッキー工場で色々なボードを見せてもらい。
さらにはシングルフィン・スタビの「The Thang」を極端に短くしてみたらどうなるのだろう?
と興味本位でサンプルシェイプをお願いしたコンセプトボードも荒シェイプが完了していた。
↓ボトム面
↓デッキ面
ラウンドテイルでクイックにしようとする「通念と相反する確信派」なるデザインです。
“contradict conventional wisdomism”
辞書で各々引いて足すと、↑のように出てきますが、
上のいいかげんな文例を翻訳ソフトにかけると下のよう文になりました。
『従来の「知恵-主義」に矛盾してください』
これをさらにドラえもんの「ほんやくコンニャク」(翻訳機)にかけると、
「既存の決まりごとを払拭させる思想・運動」
となって、なんとなく俺のコンセプトに近づいてきました。
話は逸れていますが、このボードスペックが
5’3″ x 19″ x 2-1/2″となっていて、一体どんな動きをするのかは
「乗ってみてのオタノシミ」という奇天烈ボードとなりそうです。
全体的なフォルムを見ながら、
これからドッキーによって加えられる表現を確認してきました。
こういう創造に関わっていることが無性に楽しく、
「いつか、さらなるBD3のような夢のサーフボードをプロデュースしたいデス」
と話しこんでいたら、
「ソーデス、マリオに行っておいしいマルガリータを飲みましょう!」
と夜の行動が決まりました。
俺たちは一度ドッキーの家に行き、シャワーを浴び、
カリフォルニアは、ソノマ産の”LA CREAMA”という絶品白ワインをいただき、
おいしいおいしいおいしいおいしいおい の4-1/2星を献上しました。
ちなみにこのボトルをTJ(トレーダージョーズ)で見かけ、
値段をチェックすると、17ドル(1500円)でした。
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ハンティントン・ビーチ、メイン通り沿いの
グラン・マルニエ入りのマルガリータで有名な『MARIO’S』に行きマシタ。
これはあまりにもテキーラが強く、あまり飲めずにいたらドッキーが
「半分まで飲めばジョートーです!。ダイジョブ」と言うので、
甘えて半分も残してしまいました。ゴメンナサイ。。
おいしいが、アルコール分が激強カクテルには要注意です。
↓おつまみは「白身魚のセビチェ」というメキシコ風お刺身。
長い一日が終わろうとしています。
朝4時から動いていて、このオフィスにあるマットレスの上に転がったのが深夜2時。
22時間動き回りました。
と指を折りながら、そういえば明るくなるのが5時で、暗くなるのが20時半なので、
日照時間が15.5時間もあるのだ、と思い、次に24-15.5=と暗算をしていたら睡ってしまった。
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翌朝はこのピカピカのND9を持って王子邸前に行き、
大好きなクアッドセッティングとして、ワックスアップを始めると、
ニック王子邸地区のあるガレージから8気筒エンジンの音が「ゴロロローガルル?」
と聞こえてきて、なんと現れたのが「フェラーリ・F430」。
このND9を制作するときにドッキーに説明したのは、
「フェラーリF430みたいな曲線とフォルムとしてクダサイ」
ということだったので、このタイミング、しかも新品ボードだし、
偶然とはいえすごいなあ、とこのND9を柳瀬とニックで讃えた。
ND9のあまりの薄さと短さに驚く王子↑↓
ハーちゃんのZ-PADを装着しました。
で、ここは王子邸前なので、目の前に住むニックに礼を尽くしている一例がこれ↓
新しいボードの出航はいつでも胸が高鳴りますね。
1本目↓
↓2本目
この波にグラブレイルで降りていくと、
それはまるでスペースシャトルの大気圏突入の若田光一さんのような気分となった。
バレルインしたがメイクできず、泡に吹っ飛ばされながら、
「波乗りで宇宙飛行士の気分を味わえるのはすごいことだ」
と閃きながら浮き上がり、さらににっこりとする。
子供たちがインサイドで遊び始めたので、リーシュを装着する。
↓「今、一番のお気に入りだぜ」というAVISO 5’5″に乗る王子のストール。
↓王子ニックのバックサイド・オフザリップ。
これを略してP.N.B-S.OTR(Prince Nick Back-side Off The Rip)とすると、
余計にややこしくなりますね。
短時間なら水着で全く問題がない海水温でした。
↓セクションが掘れすぎたので、到着点を前方に変更した「気まぐれフローター」
それにしても速いボードで、乗っているとフェラーリのドライバー気分となり、
宇宙飛行士とスーパーカー気分を味わう。(笑)
↓スラッシングバックに入る瞬間の「タメ」がここに映っています。
短いボードならではの取り回しがここに。
下のショットはサンクレメンテの夏特有の、乾燥した熱風を受けながら上がってきて、
「ND9サイコー!」と、飛び上がりたい気持ちを抑えているところ(笑)
やっぱりND9はこんな掘れ波でも、
早く
速く
軽く
柔らかく
強く
粘り
そんなことを『ND9-インプレッション』に追加しようと思ったが、
書いたような気もするので、今度調べてみますね。
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↑これは壁に貼ってあったポスター広告だけど、
レトロ風でなんだかいいなあ、と思いiPhoneのカメラで撮った。
今日もありがとうございました!
すばらしい週明けとしてください。
See you!
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待ってました久々のワイン・レポ!!
しかも、かなりの高得点ですね?。 参考になります。
ND9、益々調子良さそうですね。
AVISO化も有りですか?
ぜひ?
Fgさん、
シャルドネ種マニアにはたまらないほど、クリーミーな味でした。
ND9かなりの高得点で、AVISO化してみたいです。
ND10でぜひ?