NATION HYPER SONIC 5’8″
私はこのトップターンした瞬間が好きでたまらない。
このままラインをトップのまま引っぱるか、
またはボトムに落として、再びトップを狙うか。
波乗りは自由なので、
どれも正しいし、
そんな創造力が試される瞬間であります。
Hagi/ Tyler Warren’s Function Hull (EGG) 6’8″
ハギウダもノーズの魔力に取り憑かれている。
「なぜだかおもしろい」
ナゼオモという魔力は、
絶妙なるバランスの上に成り立っている。
逗子の超名店というか、
奇跡のBar&レストランSurfer’s。
ここでカラーズマガジンのヨゲさんと、
BeachPressの才女エリティンと乾杯。
奥に見えるのはオーナーであり、
リーダーであるNALUちゃん。
私が18歳のとき、
波乗りを教えてくれて、
さらには始めての伊豆白浜に連れていってくれたやさしき大先輩であります。
初めてリストをここに記載するのなら
なるちゃん=伊豆白浜
横山泰介さん=西湘吉浜
D先輩=湘南西浜
抱井さん=福岡すばらし浜&青森大浜
中村竜さん=奄美大島
こんな導きの者たちガイドリストとなりました。
さて、スカイツリーを横に見て、
ひた走ったのはキリモミ早川さんのアジト。
キリモミ早川さんとも30年来のお付き合いで、
私が佳きときはもちろん、
落ち込んでいるときもいつも変わらずにいてくれる大切な友人であります。
その昔は新島に「プチ合宿」だと一緒に4月のほぼ無人島状態のときに行き、
それはそれはの怖ろしい大きな波にも乗り、
私たちの友好サーフセッションは、
その後ノースショアに舞台が移りました。
あちらではリアム家での合宿、
つまりパイプライン&サンセットを通過し、
私がノースハワイ、
つまりカウアイ島のイナリーズ等をご紹介して今に至ります。
ちなみにこのイナリーズで、
伝説的なキリモミ状態でのテイクオフ
(アイアンマンが大気圏落下していくような)
を披露されて、
早川さんには「キリモミ」という敬称が付きました。
で、私は早川さんのことを大先生を略して
「だいせんせ」と呼び、
早川さんは私のことを「先生」と言います。
なので、私がiPhoneで「だ」と入力すると、
「だいせんせ」と予測入力表示がいつも出現するのです。
関係ありませんね。
「今日はね、先生が来てくれたからカエルを食べに行きましょう」
「か、か、カエルですか?」
「そーです。カエルはおいしいですよ」
これは私を試しているに違いないと、
「はいはい。じつはカエルは大好きなので行きましょう」
そうやって適当に返すと、
「お酒を飲みますので歩いていきますか?」
早川さん家からヒガシグチというところまで徒歩30分かけて歩いていき、
陸橋を渡って西口に到達して、早川さん御用達中華店に到着すると、
なんとメニュー79番にウシガエルとあり、
どうやら食べられるのかと試されてしまったのであります。
私はこう言いました。
「だいせんせはハンパではありませんね」
「やはり、人生ヤマありタニありでしょうかね」
そう言って論点をずらしながら遠くを見る早川さんも50歳を越えて、
新しい地平線、いや水平線に到達しようという意気込みでありました。
「それにしても先生はなんでも食べますね」
「だいせんせがお勧めするのでしたらなんでも食べますよ」
そうは言ったが、次に何が出てくるか不安な夜でありました。
帰り路は西口からヒガシグチまでJR陸橋を渡り、
サントリーハイボール7%のロング缶を飲みながら
およそ7000歩かけて早川さん宅に戻りました。
翌朝、
これから出発する私のためにアボカドキュウリのサンドイッチを作ってくれた早川さん。
「カエルは毒がありますからキュウリで中和して、
お酢は体が柔らかくなりますから、お酢を振りかけて」
そんなことを言いながらの調理でした。
チーズとマーガリン、
そして前出のお酢と塩胡椒、マスタードが食パンに挟み込まれた逸品で、
そのまま2枚がサンドされているのに男料理の勇ましさを感じた逸品でした。
コーヒーも作っていただき、ありがとうございました。
やはり気の知れた友人はすばらしい。
加齢してくると寂しくなりがちだが、
「いつか老人ホームでふたりでサーフ話をしましょう」
そんな前向きだか、
なんだかわからない約束をしてお別れしたのでありました。
かなり遠かったのですが、
早川さんの住むヒガシグチまで行って良かったです!
私が提案したサーフスターTの後染めバージョンと、
ドリームサーフTがほんの少量ですが、販売開始しました。
こちらもどうぞよろしくお願いします。
それでは雨ですが、すばらしい日にしましょう!
Happy Monday!!
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