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naki's blog

波乗り日1万2千日を越えて思う_(1359文字)

Andy Nieblass & Wiley Archbold

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これは少し前の作品だが、

とても気に入っている。

手前の波に乗るのがワイリー・アーチボルド。

その後ろはアンディ・ニエブレス。

横でニーパドルをしているのはリバーだろうか。

リバーが起こしたパドル波紋が三角形に拡がっていて、

ワイリーはフィンレス、

アンディは独特なスタイルはもちろんのこと、

ものすごい高速なのですぐに彼とわかった。

私はミッドレングスがマイブームなので、

そこまでロングボードをしないが、

グライドというかフロウ感が新感覚であり、

けれど良く考えると、

60年以上の前のボードデザインなので、

完全に古い感覚なのだろう。

で、

昔のサーファーはこんなに楽しいものに乗っていたとわかり、

その余波というか、慣性&イノベーションで、

いまや世界で2300万人以上ものサーファーがいる、

大規模なカルチャーとなっていることもわかった。

この2300万人というのは、

International Surfing Associationによる調べで、

それは10年前の統計だということだが、

間違いなく今はもっと多いので、

きっと3000万人くらいの人口になっているのだろう。

思ったのが、

この3000万人の中で、

常にサーフィンをしている人は何人くらいいるのだろうか?

ということ。

Bonzer 6’11”

Photo by Brian Miller

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この「常に」というのは、

フィジカル(肉体的)でもいいし、

マインド(精神的)にでもいい。

見る夢も波乗り関連ばかり。

フィジカルだけで波乗り日を数えると、

ちょうど1万2000日を超えたところだった。

(現在12,070日)

今まで何本もの波に乗ったのだろうか。

何回ウエットスーツを着たのだろうか。

忘れられない波も何本もある。

そう考えると、

これからも長く波に乗り続けたいと改めて感じた日。

52歳だけど、波乗り人生はまだまだこれから。

2万日を目指します。

これは、

7年9か月前に行ったデビルズ・ダンジョンでのソロセッション。

5’0”ボンザーボードの初乗り日。

摩訶不思議のデビルズ・ダンジョンとBD3-bから得た空海的な澄感覚_(5132文字、中編です)

そう考えると、

今乗っているのがボンザーだから、

このときからそんなウナクネ(オルタナ)ボードの種子が蒔かれていたのだろう。

Tyler Warren Bonzer 6’11”

Photo by Brian Miller

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これはつい先日。

6’11″ボンザーに乗って、

遙かなる距離のバレルを抜けた波。

本当に不思議だが、

7年前より今の方が倍くらい波乗りが調子が良い。

ちょうどベンチュラ・セイジとそのことについて話していたが、

「もしかしたらフィンレス効果ではないでしょうか?」

その通りだと感じた。

昨日は胸波セッションだったけど、

フィンレスでサーフすると、

まるで上のバレル波と同等の切り立ちが迫ってきて、

少しでもミスすると、

レイルトラクションを得られずに回ってしまうという状況だった。

テイクオフするとき、

このレフト波、

またはパイプラインを滑るイメージでしっかりと漕いでからボードを落としていくと、

完璧にレイルが波壁に噛みついて、激速トリムとなった。

ちょうどNAKISURF壁掛けカレンダーの、

今月の写真と同じレイルの入り方です。

夢波がまた来るまで、己を鍛えている。

7年前のデビルズ・ダンジョンで感じたのは、

「自分は風が吹くと飛んでいく塵と同じ」

というくらい、

自分の存在が小さく、

そして無に近いものだということ。

それほどまでに海は広大なのだとわかった。

今日もハッピーサーフでいきましょう!

Happy Surfing and Happy Sunday!!