Nation The Connector 6’5″
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干潮のハイライン・セッティング。
波の上部に行けば行くほど、
溶岩由来のギザギザリーフがさらに透ける。
「怖いがうれしい」とまでは言わないけど、
そんなスリルがサーフィンの持つ大きな魅力だとわかったコスタリカ。
一昨日のKCブログで逸脱と書いたが、
じつのところ深夜1時から2時には起きて、
原稿仕事だとか、各社との連絡をしている。
これがなせるのは、大きな時差がなせる技でもある。
(こちらの深夜1時が、日本の同日午後4時)
「半農半漁」ではないが、
『半務半波」という生活だろうか。
深夜の執筆は、
すぐに芯の部分を書きだそうと筆が走るが、
読者にしてはいきなり核心なので、
ドキリともせず、
または意味がわからなくならないように心がけている。
いつか核心だけを書きたい。
ミラーはクリスマス準備があってカリフォルニアの自宅に帰っていった。
彼は、ほぼ毎日のように
「今日こそ人生最高の波に乗った」と繰り返していて、
それは昨日ここにご紹介したエンドレスサマー2での、
パット・オコーネルと同じだと気づいた。
そんなことを言われると、
この旅を提案した私にしてみると身がよじれるほどうれしい。
このメインブレイクは干潮が激掘爆発となる。
来る前にタイラー・ウォーレンが言っていたのが、
「干潮はバックドアで、満潮はフィンレスかログ。
エンドレスサマーはミドルタイドだったね」
この波を3週間やり続け、
ちょっぴりと見えてきた身としては、
それが完璧に言えていると恐れ入った。
ナッキーも潮が満ちていれば、
こんな波に乗れるようになってきた。
Catch Surf Skipper Fish 6’6″
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バックサイドの張り付きも会得しつつあります。
ちなみにこちらがレフト方面で、
インサイドはボーンヤード(墓場)と名が付いた岩場。
かなりゴツゴツですが、
魚の群れが良く跳ねている場所でもあります。
Ventura Sage on Tyler Warren’s Bonzer 6’5″
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四国の河口でバレルを鍛えに鍛え、
そしてリンコン岬の激混雑と山火事を離れ、
さらには激拳骨波である海賊岬を乗るためにこの合宿に参加したセイジ。
昨日のテクニック編でもご紹介した通り、
彼もインパクトパドル↓
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/83923
テイクオフのレイル角度↓
さらにはこの張り付きを会得し、
陽が沈んでから「最後の1本」でロングバレルをメイクしてみせた。
これを見たとき、
パイプラインマスターズの決勝を、
ジェァーミー・フロアーズの残り17秒、
そして大逆転の8.33を思いだしたのは言うまでもない。
「あきらめない精神力」というのは、
どんなものにも必要だが、
こういうときにそれが出せるのがすごい。
「タイちゃん(タイラー・ウォーレン)の魔術でもあります」
とも言っていた。
不思議な縁だ。
これはメインからおよそ250m左手に岬があるのだけど、
岬の手前に幅30mくらいの砂浜があって、
地元のサーファーはみんなここを『サンディー』と呼んでいる。
どのビーチも美しいけど、
コスタ・リカ、
つまり「豊かな海」という意味の暖色を撮ってみた。
Pura Vida!!
◎