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naki's blog

ありがとうコスタリカ!_【短編】グヤジー動画_(1557文字)

シェイクスピアではないが、

「明日、明日、そして明日と、

のろのろと日々が進み、

目的地は運命に記された最後の時だ」

“Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow

Creeps in this petty pace from day to day

To the last syllable of recorded time;”

そんな風にコスタリカからお別れする日が来た。

ちょうど1か月いただろうか。

エンドレスサマー、

つまり終わらない夏を求めて来たが、

どうやらここで一度夏は終わってしまうようだ。

いつものセリフではないが、

「また来るから」

「すぐに戻るよ」

そう自分に言い聞かせるように荷物をまとめていった。

エクセレントサーファーKC_世間からの逸脱_または波世界に没頭_(1520文字)

ここで書かれているKCではないが、

「何を犠牲にすれば、ここにいられるのだろうか?」

そんな問いかけがやってくる。

すぐに「人生」という解答はやってくる。

けれど、

今はまだ人生を犠牲にして終わりなき波を追い求められない。

いつかきっと。

いや、絶対に近いうちに。

52歳ともなると、

そんな諦観が希望と将来の間に芽生えてくる。

それはまるで長く伸びる蔓(つる)のように。

新年スーパームーンも見た。

信じられないような良い波にも乗った。

冬なのに真夏。

悪いことは何も起きなかった。

ボードも体も無傷で終えた。

病気にもならなかったし、

蠍や毒虫、蛇、野犬にも襲われなかった。

ありがとうコスタリカ。

ありがとうプラヤネグラ。

荷物はこれだけ。

スキッパーフィッシュはお世話になったKCにプレゼントし、

オディシー7フィートは、

ローカルたちがいつでも使えるようにビーチボードとして寄贈した。

(ベンチュラセイジ案)

朝6時15分出発の始発バス。

辺境の村なので、

村民は毎朝これに乗り90分、往復3時間かけて、

サンタクルスという街まで働きに行く。

なんの生業かはさまざまだろうが、

それでも生活は食べるのがやっと、

そんな具合に見えるが、みな生き生きとし、

そして明るく楽しくしている。

いいなぁ。

 

前出したスーパーサーファーKCがお別れにやってきた。

彼は悲しそうな、寂しそうな顔となった。

「また来るよ」そんないつものフレーズ。

彼は今日からまたひとりで波を追い求めていくのだろう。

何も変わらない。

だが、俺が来なければ、このお別れもなかったし、

こんな気持ちにもならなかったのだろう。

リベリア(ダニエル・オドバー・クイロス)、

コスタリカ国際空港からロスアンジェルス国際空港まではたった6時間。

さっと飛んで、デルタ・ターミナル2で入国すると、

アメリカ合衆国に到着した。

コスタリカにいる間中、

カサド、またはピザ以外のものを食べたかった。

空港からサンクレメンテに戻る途中に、

台湾パン屋があり、

そこで買ったこの肉まんのおいしいこと。

なつかしくて、うれしくて、

戦後ではないが、

おいしいものを食べながら涙を出す気持ちが少しわかった。

ホリデーシーズンはもう終わっているが、

装飾品はまだこのように残っている。

絢爛なカリフォルニアには改めて驚かされた。

ああ、

またコスタリカの村でささやかな暮らしをしたい。

そんな心持ちになった豪華な庭。

ワイプアウトの秀逸なのがあったので、

短編として30秒程度の動画を作ってみました。

ワイプアウトの原因は、

フィンが小さい(ミニマル)なのに、

上体を前に押し出しすぎたこと。

でもグヤジーが、

怪我をしずらい最良のワイプアウトが出来ていた自分がいて、

ここではまだコスタリカの波はあのままなのもうれしい。

よし体調管理して、次はこの波をメイクするぞ。

Pura Vida!!

Happy New Year 2018!!

ありがとうありがとう!

Gracias!!

Happy Surfing!!