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naki's blog

ボードボトムのワックス_日本の新年会での大師範のお言葉と、ジェダイマスターの言葉が同一だったこと_サバVSラカ?_(2376文字)

夢か幻か。

あれだけ現実のものだった波は、

オフショアの押しつけも、

せりあがる斜面も全て感覚だけのものになってしまった。

けれど、この刻まれた強く、深い記憶がある。

この記憶をクラウドか何かに保存できたらいいのに、

そんなことを思った。

誰かそんなアプリを作ってくださいね。

さて、カリフォルニア。

旅支度のままサンクレメンテに戻り、

どこにも寄らずにサンオノフレに向かった。

コスタリカから持ち帰った無傷のコネクター6’5″だけがあり、

けれど、波はこんな完全なロングボード波。

6’5″でも乗れるけど、

浮力が足りなくてロングライドはできなさそうなので、

ロングボードを借りようと周りを見渡すと、

アロハ・スコット、ジェイミソン、

そしてアンディ・ニエブレスがいた。

ウナクネ父デューク・カハナモクのお言葉_アンディ・ニエブレスの奇天烈【テクニック編】_(1555文字)

アンディは10代にウナクネカードの一桁を獲得している伝説人なので、

このコスタリカで鍛えた腕前で、彼のボードに乗りたくなった。(笑)

すると、

「NAKIはこれに乗るといーです」と言って、

サンディエゴ・カーディフで作られたという1950年代の9’10″が出現した。

おそらくDフィンからカスタマライズされたハチェットフィンも付いていて、

これに乗って、

カリフォルニアでの新年最初の波は、

歴史的なセッションになるのは間違いないと感じたのです。

その6’5″コネクターとくらべてみた。

3倍は大きいだろうか。

あ、この間コスタリカで話題になったのが、

「ボードのボトムにワックスは容認できるかできないか」

ということ。

これは、

「酢豚にパイナップルが入っていて容認できるかできないか」

そんなことと同じ頻度で自分の耳に入ってくる事項である。

私もアンディも、

「できればボード裏側にワックスが付いていた方がありがたい」

そう思っている。

え?

聞き間違いか、誤字ではないかと思われるが、

ボトムワックスのことは本当本気であります。

その理由は、

「ボードを表裏逆にパドルするときがあるから」なんです。

というのは、

干潮の時、岩や石がフィンに当たってしまうと壊れてしまいます。

フィンレスサーフをして気づいたのが、

「フィンがなければ、くるぶし程度の浅瀬まで来られる」

そんな事実です。

「そんな浅瀬までわざわざ来ないでも」

読まれていてそう感じますが、

ここサンオノフレでは、ここまで来ることができると、

途中の膝ほどの深さにあるムール貝びっしりのところを歩かなくてよくなる。

この貝は縁が鋭いので足が切れます。

特に、

石等で壊れたばかりの貝は、まるでカッターの刃のように鋭利。

ここで何人もパックリと切れて、病院に向かったのを覚えている。

そんな保身のためにも、

浅瀬、もっと浅瀬に行ってムール貝地帯を越えたい、

そう思うと、ボードを逆さにしてでも、

歩かないで少しでも岸側に行きたい。

そんな表れの上下逆パドル。

なぜボトムにワックスがNGかと言っている人の大半は、

「ワックスがボトムに付くと遅くなる」と言うが、

これは、「口裂け女」とか、

「ツチノコ」と同じような都市伝説と信じます。

(ああ、また反論メールがたくさん来るだろうな。笑)

そんな話も波乗りのシンジツにはあります。

この「波乗りのシンジツ話」は、

今度カラーズマガジンに連載することになりました。

掲載日はまだ未定ですが、

日本で最大のコンペティションサーファーを抱えるカラーズマガジンに、

旋風を巻き起こすか、

ただの問題児(おじさんですが)となるのかがこれでわかります。

ただ、これは競技崇拝者ではなく、

NAKISURF読者に多いウナクネ信者なら意味がわかるというものです。

乞うご期待を!

さて、カリフォルニアに戻ってくると、

通信速度も上がるので写真等のダウンロードが可能となった。

これは逗子サーファーズでの新年お祝いの一枚。

横山泰介さんが、

「エネルギーが私たちと銀河を結びつけている」

とおっしゃっていたよ〜、ときんちゃんが言ったので、

それはジェダイ・マスターのヨーダの言葉

“Its energy surrounds us and binds us.”

と同じですよとお伝えすると、

ヨーダと泰介さんは同じだ!

そうかなり驚かれていた。

こちらは千葉ニューサバリバからの画像。

バリー・マッギーDFW 7’と、

オディシー7’、

タイラーウオーレン・ミッドレングス等が散見できるので、

このブログの熱心な読者には持ち主が断定できるだろう。

この廊下の向こうには、

ガブリエル・メディーナと、

ケリー・スレーターの有名すぎる親睦ライドがポスターになっていた。

さすがタキビシ、早いなぁ。

この新年会には、

ツナくんも参加したようで、

サバちゃん改めラカちゃんも大喜び。

「つなくんさ、新年をハッピーマグで乾杯しようよ」サバラカ

「あ、はい..すいません」ツナ

「謝らなくていいよ。でもどうして謝るの?」サバラカ

「あ、すいません。あ、また謝っちゃった。すいません」ツナ

「謝らないようにしないとね」サバラカ

「すいません、あ、また謝ってしまいました。すいません」ツナ

「本当に謝ることないのに」サバラカ

「あ、本当にすいません。あ、まただ…」ツナ

そうやって、ツナくんはひとりで謝って、

それに対して、また謝ってとずっとやっていたらしい。

サバちゃんがラカちゃんになった理由は、

サバちゃんの後見人の三蔵瀧朗が、

「今年からサバ表記を減らします。よって改名です。今後はラカでお願いします」

とメールが各人に届き、それに沿った表記です。

「サバの何がいけないの?」

そう友人たちの聞いてみると、

「サバはカッコ悪いです」

「NAKISURFぽくないです」

そんな意見が聞こえてきた。

壁にも「サバ禁止ステッカー」や、

ラッコポスターが見受けられますね。

こちらもどうぞよろしくお願いします。

Have a great New Year’s Sunday!!