6′ & 6’6″ Skipper Fish Chiba Jeffrey’s
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バリで乗り込んだスキッパーフィッシュ。
千葉のジェフリーズのレフトは、
アラモアナだと呼ばれ始めている。
隣がタキビシピーク。
そのタキビシはアラモアナのことを
「あれはたんていレフトです」と言って憚(はばか)らない。
千葉北は沖から風が吹き出しているのか、
台風8号からのうねりが残っているのか、
またはケリー・スレーターのウエイブプールが宣伝設置されているのかわからないが、
割と強い南東うねりがずっとあり、
潮回りが良い時間はしっかりとした波に乗ることができる。
ジェフリーズから以北、もっと言うとエックスも含めて無人だった。
あまりの誰もいなさに感動してしまい、
ラカ39世の生父、
つまり大原のアキくんの仕事が休みだと知っているので、
「すごくいいです!しかも無人〜!」連絡してからパドルアウトしたが、
それからおよそ1時間後にアキくんがやって来るまでも、
さらには「なんですかこれは〜!」とやって来てからも無人のすばらしい波は続き、
「ここだけ風が全くないですね。こんな良い波なのに、水温も温かくなったのに不思議なことってあるんですね」
そんな夏のファンタジー。
そうです!
水が温かくなりました!
帰国後ずっとジェフリーズ周辺は水温15度程度と、
カリフォルニア並に冷たかったのですが、
昨日の北風で突然暖かくなり、
日中ならトランクスでサーフするのは楽勝程度の水温。
サーフ後は10時40分発の外房線で上京し、
まずはお目当てのカルディに。
お目当てはこれら絶品サワーと、
ノースハワイ(カウアイ島)のジーボー謹製のムーチョアロハ・ビール。
これは新作ピルツナー。
よく冷えていて、コスタリカを思い出した。
上総一宮駅前の物産ストアでおいしいフレッシュトマトがあったので、
それでソースを作り、パスタにたっぷりとふりかける用の粉チーズ。
以前フレンチティーの原稿を書く機会があり、
そのときの主題となったジャンナッツさんの紅茶。
有機レモン果汁は、
そーです!
レモンクリームパスタ用です〜!
いつもの中野に行き、
いつもの酒場。
いつもの豆腐煮。
古書廻りをして、
これが昨日の戦利品。
1970〜1980年代の逸品群。
そしてサンプラザホール。
マキシー・プリースト以来。
ウナクネライブです。
ちゃんと時間通りに始まる日本のライブ。
ライブ後は猛烈に空腹となり、
せっかく都内だからと、オモシロ店を探してみた。
これが良いネーミングだか、
悪いのかわからないが、
貧乏性にはたまらない。
マルキンもあるのか、ある、か。
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【バリ写真記】
さて、話はバリに戻るが、
壱岐島で知り合った教授は現在バリに住んで12年。
さらに言うと、
私のウナクネギャグをほぼ全て理解するので、
もちろんタキビシ、サバちゃん、ラカ38世などの話も通じている。
2026年7月に催される39世就任式にも招待されているひとりだ。
教授は4カ国語を話すと記憶しているが、
さらにウナクネ公語まで理解するとは思わなかった。
それほどまでに仲の良い友だちとなれた。
友人とは、とっても大切なものだと思う齢(とし)にもなってきた。
ああ、また教授と論を交わしたい。
乾季だというのに大雨が降ったバリ。
前出した気候変動博士の教授に聞いてみると、
1週間ほど続いたこの雨群はかなりの異常らしく、
ただ気候というよりアグン山が噴火しているので、
その影響によるものらしい。
「火山の噴火」
そういえば、
6月に行ったカウアイ島では、
ハワイ島の火山噴火の影響で12月から大雨が半年近く続いていると言っていた。
(ときおり晴れる、西側は晴れる)
さて、
雨が降った翌日というか、
雨の最中に河口の波に連れていってもらったが、
このドブ系で、手前のバリ人サーファーも、
「no good」を繰り返していた。
さらにインドネシア語で「死んだバビが、泳いでいる」と笑いながら言っていたので、
とすると、バビは豚のことなので、そういうことになる。
ここでサーフしたら目が失明するほどの雑菌だろう。
カリフォルニアは、
こういうときに海水中のバクテリア含有値を調べ、
その度数によっては、海はもちろん、
ビーチ立ち入り禁止とするのだけど、
バリではそんなことはない。
病原菌がたくさん潜んでいるので、
よい子やグレイトサーファーたちは近寄らないに限る。
それと、バリでは蚊の怖さを知るべきだろう。
世界中のあらゆる地域(除、南極大陸)に生息している蚊は、
2,500種類を超えるという。
年間70万人以上の人が、
蚊によって感染症にかかり命を失っている。
「人間を最も多く殺している生きもの」のナンバー1。
もちろんバリにもうようよいた。
夜中に起こされるのはたいてい蚊の羽音だし、
刺されると今度はデング熱が危険だと言われた。
バリは開発が進み、
コンブチャやヨガ、オーガニックフードとやっていたが、
まだまだサバイバル術が必要な未開の地だと再確認した。
あと危険なことは、交通事情だろう。
モーターサイクル、つまりバイクで移動するときは、
自分も、野良犬も「アリの命と同等」と知った。
そんな野蛮なる交通事情だった。
【動画:全長1.5km、8回のバレル波】
前出したカウアイ島のコア・スミスが、
スケルトンベイに行き、こんなバレルを得たときインスタグラムで配信したが、
これはその後半部分も、
つまり波全てが収録されている完全版。
セットアップはまんまイナリーズの特上で、
私見だが、
これが世界で最も良い波なのではないだろうか。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!
閲覧履歴を見ると、
たくさんの初めての人たちもこれを読んでくださっていて、
夏と、サーフ最盛期が始まった実感に沸いています。
どうぞどうぞ、視野を広く持って、
ハッピーサーフィンで行きましょう。
また明日ここで!
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