昨日も書いたが、
今回の渡米はアジア系航空会社ではなく、
『世界一の旅客数』で知られるアメリカン航空に乗った。
良い点は、
こうしてアメリカン航空のターミナルに降りて来られること。
インターナショナル・ターミナルだと、
入国後も大混雑しているのが常なので、
まるで国内線のような落ち着きを得られた。
ベンチュラセイジへのおみやげは、
「伊豆リアルサーフの20周年記念T」
しかもこのグラフィックは、
タイラー・ウォーレンが手がけたもので、
オルタナ(ウナクネ)マニアにとっては、
垂涎の的なのであります。
ベンチュラ・セイジ家で保管してくれた私のバン。
何も問題なく一瞬でエンジンがかかり、
そして101フリーウエィに乗って、
カリフォルニアストリートまでやってきた。
南はオーバーヘッドあるというが、
こちらはやっと胸くらい。
しかも西からの強いオンショアだった。
ジャガーの新型の美しいこと。
こちらは懐かしの928。
まるで宇宙船のような車。
到着後はお約束のトレーダージョーズに。
大好きなPBのスパークリングワインのボトルと、
エチケットが変わっていた。
昨日のことだが、
「タローマンの回(巻末リンク*1)で、
ブシュカン(仏手柑)だと書いていましたが、
あれはスダチを便宜上そう言っているだけで、
本物のブシュカンはこうなっていて、本当に仏さまの手のようです」
「うお!」
「すごい果物でしょ?」
「驚きすら感じたよ」
「四国は不思議な場所なんです」
「今回は深くそのことを感じたよ」
未明にベンチュラを出て、
夜明け前にはオレンジカウンティに到着。
ホールフーズマーケットで、
ソーセージとベーコンを買い、
念願のホットドッグとしたが、
そこまでおいしくなかったのは、
ベーコンが焼きすぎだったからだろう。
でもアメリカ人は、
カリカリベーコンでないと食べられないらしく、
レア派の私からすると、
まるで違う食べものにも感じられるほど違う食味。
サンクレメンテに到着。
左からミドルス、ローワーズ、そしてアッパーズ。
やはりオーバーヘッドあります。
ホールフーズ等に寄ったおかげで、
駐車場待ちの車があふれていた。
ここからだと2時間は待つだろうか。
ということでサンオノフレ到着しました。
□
これはバリ。
バリでポピュラーかつ、
クラシックなメジャーブレイク、
チャングーが消滅しようとしている。
なんでもブレイクの上に堤防を作り、
そこを観光ステージとしようというのがアイディアらしいのだが、
景観はもちろん、
環境破壊ということも何もわかっていないのだが、
とにかく政治家と地元マフィアのあいだで何か結束があるらしく、
現在も堤防作りは進行しているはずだ。
(巻末リンク*2を参照)
チャングーのメインピークは30年前にサーフしたきりで、
なぜかというと、激混雑だからと明解な理由だった。
サイドオンショアが強く、
ボードを持っていられない日なら空いているであろうと、
パドルアウトするも、こんな日でもこの混雑。
それでもなんとか自分しか乗れない波を待ち、
ようやく乗った。
こうなってくると、
波の追体験を強制的に感じているだけで、
何のための波乗りなのかわからなくなった。
けれど、
その波は、30年前と何も変わっておらず、
こういう銘波がまたひとつ世の中から消失するのは、
開発という名の自然破壊だと言い切れる。
テトラとか、
堤防も海を考えて入れていないので、
あっという間に海は海ではなくなっていく。
【巻末リンク*1:タローマンとブシュカン】
【巻末リンク*2:チャングー消滅の日】