新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

ソフトサンドで人生体験_地方議会議員はAVISO派でした_ニクイ俺の裏の顔とは!?_“Sounds Of Waves”_あぶないよ、浅いところに注意しよう_ヒラギノさまご就任_(3750文字、写真が多いので中編です)

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こんにちは、

昨日は曇天OR雨だったのですが、

夕方から一転して良い天気となり、

夜半は星を見ながら酒をすすっていました。

朝も美しく、あいかわらず北西ブイはアクティブで、

7ft@15sec./WNW295oという15秒オーバーとなっている。

たった7フィート(背丈ちょい)でも、

15秒という間隔のうねりとなると、

ダブル近いサイズのブレイクとなることを再確認する。

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ソフトサンドリーフ。

先日もすばらしい波がここでブレイクしていましたね。

【AVISO BD3で滑ったソフトサンドリーフの恍惚】

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/9870

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あまりにもいいので、写真もそこそこにひとりパドリングアウトしていった。

自分ではこれこそがソウル(魂)だと思っているが、

ノースハワイは人が少ないので、たいていソウルになってしまい、

そんなことを言うとソウルの安売りアメ横となるので自粛している。

2時間そこそこのセッションで、

沸騰、

調査、

滑走、

昂奮、

宗教、

茫然、

慎重、

闘志、

圧縮、

虎視、

放出、

歓喜、

堂々、

光輝、

教育、

記憶、

閃光、

感謝という言葉を浮かべては刻み、

人生を凝縮したような120分でした。

ほぼ突っ立ったまま(cD先輩)でバレルに入ったのだが、

撮ってもらった写真はピンぼけで、

写真を残すということの難しさを実感している。(笑)

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明日はどんな波なのだろうか?

今日にありがとう。

無事にありがとう。

海にありがとう!

とソフトサンドリーフを後にして、

ひさしぶりに外食をして、

オフィスにやってきて、業務を開始しております。

かかっているのは葉加瀬太郎さんの曲『エトピリカ』で、

拡がっていくようなメロディーが今の自分の気持ちにぴったりなんです。

これはノースハワイのみならず、

ハワイ全島で「この人あり」と崇められているカリスマ波予想師のブルース・プリー。

去年の地方議会議員選挙でサーファー議員として、

環境保護を柱に立候補したのが記憶に新しい。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/3752

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『玩物崇拝』ということを自称する彼は道具にこだわり抜いていて、

その彼は妻と共にAVISOのみを5本も所有しているのでも知られている。

このノースハワイでは、理知的な彼とAVISOの意見交換は彼とすることが多く、

人気のないビーチで、さらにはこんな深く、

すばらしい日にAVISOマニアが海で顔を合わせるというのも不思議な縁ですね。

これはジェフ・ジョンストン9’0″とお見受けしました。

前に闘牛岬で乗らせていただきましたが、銘品ですよね。

ここまで書いたところで、

「房総半島太東岬波推移歴史研究委員長」

という長い肩書きのHさんより電話があった。

「ねえ、あこちゃんそっちに行っていたでしょ?」

「はい、来ていましたよ。あっそうだ!彼女は週末太東岬在住って言っていました!」

「そうなんだよ。家の近所でさ?、

最近は南房総にばかりだからニクイなぁ、

と思っていたらさ、

ちゃっかりノースハワイに行っていたから驚いたよ?」

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「そうなんですね?。世間は狭いです」

「あの子さあ、ヨガとかすごいらしいよ。頭も良くて、

すばらしい質問とかしてくるからこっちもドキリとしちゃうんだぜ」

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「そうですよね。質問がすばらしいことは気づいていました」

「そうそう、船木のブログを読んでいたらしくて、

本人に会ったらさらに崇拝しちゃったみたいで、

あいつは裏の顔もあるから気をつけろって言ったんだよ?」

「ん、裏ですか?」

「あれ?うーん。。あれー、よく考えたら裏はないな?」

「そうですよ?。早川さんたちとオモシロ話はしていましたけど」

「そうだよな、アッハッハ失礼失礼。じゃあまたかけるよ?」

「はい、ではさようなら」

ガシャリ。

と電話を切った後で、

「どうしてHさんはそんなことを発言されたのだろうか?」

と考えていた。

会話するときに話のテンポとか、

そんなことで、こういう単語をはさんでしまうのだろうけど、

よく整理すると、それは正しくないとわかることもあるのでしょうね。

きっとノースハワイごとがニクかったのかもしれませんね。(笑)

でも俺の「裏の顔」ってどんなのだろうか?

D大先生たちと行ったエルサルバドル旅で、

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/3144

朝から晩まで怨念のようにHDカメラを構えていたルーク・ソープ。

彼の作品がDVDとして完成しました。

題名は“Sounds Of Waves”というストレート表現で迫ってきた。

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表紙には俺に敬意を評してくれたのか、

NAKIPHOTOを使ってくれました。

中身を開けると、

これが盛りだくさんで、

1.本編DVD

2.本編HDブルーレイ

3.サウンドトラック

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.

という三枚組にびっくり。

中身はあのときのマンゴ岬が映像で迫ってきたり、

D師範(シェーン・ドリアン)

の円熟味あふれるスーパーアクションまでも封入されていて、

お見事の一言でした。

で、NAKISURFで独占入荷したのですが、

ショールームスタッフの亮太が何を間違えたのかこれを福袋に入れてしまって、

販売時に在庫がほとんどないということとなり、

俺に小言とイヤミを言われ続けるという災害にあっています。

仕方がないので、ニューヨークにいたルークに連絡を取り、

少量ながら取り寄せて、販売を開始しました。

USAでの値段を聞くと、30ドルということで、

輸送費や関税を払ってしまうとあまり利益が出ないのですが、

エルサルバドルの熱気をお分けしようということで、

NAKISURFでは、

2,950円と、アメリカと同価格に設定してみました。

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多分今日か明日には初回入荷分がなくなってしまうでしょうけど、

また追加オーダーしてありますので、

来週には少量ですが再入荷するのでお待ちくださいね。=

そういえば今日この波で、

ドライブターンを少し早めのタイミングでしようと、

前足を踏みすぎてしまい、

落ちてはいけないこんなインパクトの真下でワイプアウトしてしまった。

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で、波の下に入り、ボトムにヒットしないように

以前糟谷修治さんに教わった「ピヨピヨ?」をとっさにやってみたが、

まったく効き目がなく、ものすごい勢いで海底に吸われていった。

で、最終手段の「目を開けて、リーフ激突を手で避ける」

を採用し、目を開けるが、見えるのは海の青に泡の白だけだった。

観念して、目を閉じて頭を抱えて丸まったところで、

右側の肩の下を「ガリー」と、

ソフトサンドリーフにもれなく装備されている

「天然おろし器」にかけられた。

水の中なので、そのまま回転し、

今度は右肘の内側を「ズリー」、

「頭は来るなよ頭はだめだ」

と祈っていると、今度は左足のかかとと、

親指を同時に「ザリー」としっかり入れ墨を施していただいた。

これでなんと波から外れたので、

えいえい?と、大きく泳いで海面に浮かび、

次なる波が来ているので、痛む肩と肘を感じながらゲッティングアウトして、

何事もない風で傷口も見ずに波乗りを続けていた。

ちなみに「ピヨピヨ?」とは、

波の下で小鳥みたいに手の平だけで海面上昇しようというアクション。

大きく泳いでしまったり、足でばたばたすると、

リーフを蹴ってしまったりして、大けがをするので、

この小さな浮遊がリーフでは結構有効なのです。

その1時間後に入ってきた往年の名サーファーのロジャーが、

「お前はリーフを転げただろう」

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(↑沖に向かっているのがロジャーですね)

と指摘されたので、やはり他人からもわかるように傷ついていたようだ。

もしベストかスプリングスーツを着ていたら背中の傷は避けられたのだろうが、

今日に限って着ていなかった。

「ウエットスーツというのは大事なんだなあ」

と実感しながらハイドロ・プロクサイドという日本で言うところの

オキシフルで消毒していました。

ずっと無傷で来たけど、

サイズが下がるとこうして怪我をしてしまうのですね。

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それにしても浅かったです。

そういえば先日も早川さんが、乗ったままボトムでボードがヒットして、

つんのめるようにリーフ中に撃沈されたことを思いだした。

あのとき早川さんが怪我しなかったのは、ただの幸運だったということに気づいた。

(フィンボックスx4が見事に陥没していましたが)

これからはもっと気をつけないと。

外食は、チリライス500円を純正ハワイアンのお店で食べて帰ってきました。

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昨日から今日にかけてスタッフの取り決めで、

NAKISURF統一フォントを決定しました。

柳瀬をはじめとするPCユーザーは「梅プラス」で、

MACユーザーは「ヒラギノ」となりました。

ただの字体ですが、こういうことって大事ですよね。

祭り書体みたいのだと、軽薄になっちゃうし、

古印体だとドラゴンボールの語りみたいだし、

一番清潔で、しっかりした文字としたんですよ。

で、俺はマックだからヒラギノとなりました。

調べてみると、ヒラギノ書体は1993年に発表された字体で、

ほぼ俺のアメリカ生活と同じ年数ということで、

ヒラギノに親しみを感じてしまった。

20080216014824「春近し ヒラギノ字体に こころ入れ」

.

という俳句が浮かびました。

みなさんも風雅な火曜日の午後にしてくださいね。

では?チャオ!