Catch Surf ®ODYSEA x DFW 7’6″
Photo by Brian Miller
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絶望的と思われていた膝が、
少し回復の兆しを見せている。
これもミッチー・アブシャーが私に新品可動ギプスをプレゼントしてくれたり、
さらには、水泳療法というか、そんなセラピーも効果があったようです。
でも全快を100%とすると、
ようやく10%になった程度なので、まだまだ油断は禁物です。
ミラー家を訪ねてきた。
サンクレメンテから100km程度だが、
割と遠くに感じられるのは、そこが内陸だからだろう。
Hair California San Juan Capistrano
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ミラー家からほど近いのはデイブ・ネイラー家。
彼はクラフトビールに夢中で、
ありとあらゆる種類のビールを作っては、
有名ブルワリーの銘品と味勝負しているという。
一通りのビールを味見した後は、
ネイラーのモデルガン・ジマンがあり、
鷹匠でもある彼は、
さらにジマンのホークを披露するのだった。
彼が所有するスーパーカーのジマンを求めていた私たちだったが、
なぜかこんなことになったかというと、
きっとビールの味見を最初にしたからだろう。
各グロサリーストア(スーパーマーケット)は、
商品を「配達します」というサービスが始まった。
便利な世の中です。
これは1950年頃に家庭で使われていたキッチンストーブ。
見ると400ドルと正札が付いていたが、
高いのか安いのかわからない。
夕陽のサンオノフレに行くと、
サンオノフレサーフカンパニーのノアが満面の笑みで着替えていた。
良い日が終わろうとしている。
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【番外編】
きんちゃんのサバ手オールデイの巻
All Photos by Yoshioka_design
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岡本さんがね、
「俺の誕生日はいつも波がある」
そう言い切るから、
「じゃあ、サーファーズ岬に行きましょう!
そう言うと、”うむ、行こう”と、
陰陽師のさ、
安倍晴明と源博雅の始まりみたいになったんだよ。
でね、行ってみると、まんまと波があるわけよ」
「で、ブレイクには誰もいないと」
「そうなんだよ。でも吉岡くんだけはいて写真を撮っているんだよ」
「まさか」
「そのまさかを送るよ〜」
「は〜い」
「うわ、本当だ!」
「すごいでしょ」
「信じていなかったわけではありませんが、逗子でこんなことってあるんですね」
Okamoto san on Odysey Log 7′
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「ここだけこんなにあるのは不思議だったけど、
キツネにつままれたような気持ちだったよ」
「到底信じられない、化かされたような感じがする、
そう言いたいわけですね」
「その通り!」
「それでそこに陰陽師で言うところの物の怪がいたと言いたいのですね」
「そんなことはないけど、こんなことがあるのだなあと感激しちゃった」
「岡本さんに、ですか?」
「そうなんだよ。あの人あそこ好きでしょ。
そして誕生日には波があると言い切って、
しかもだよ、波がないのに波があるとはどういうことじゃ、とね」
「本当ですね。岡本さんすごいです。
ところでこの腰にあるのはなんですか?6本足の虫に見えます」
「大潮でね、干いちゃうとウニの棚を歩くからさ、
サンダルを履いていって、沖で腰に巻くんだよ」
「よく見るとサバ手に見えます」
「本当だね、これならサバ手オールデイだね(笑)」
Kin chan on Tyler Warren’s Bonzer 6’11” (巻末注釈リンク*3)
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「ところでこのタイラー・ウォーレンのボンザーすごいよ。
スキップさん超えと言いきりたい衝動にかられているぞ。
ところで、あのバリで乗っていたツインはいつ展示が終わるのかな」
「あのビッグ・ドリームフィッシュもマジックボードですね」
(巻末注釈リンク*2へ)
「どうしてそんなにたくさんのマジックボードが創れるの?」
「まずはタイラーはサーフボードへの造詣(ぞうけい)が深いです」
「ふむふむ、それでそれで?」
「歴史上のボードをほとんど網羅(もうら)しています」
「なるほど」
「しかも全てのボトムやレイル、テイル、ロッカーを確認し、
その機能を独立させたり、または合わせることによっての性能を知っています」
「ほお!」
「さらにはそれらのボードに完璧に乗ることができます」
「すると」
「自身でデザインを体現できるで、それをシェイプに反映させられます」
「そしてそれに乗って、確認しつつ混合を調整していくと」
「そうです。なので、モデルデザインが常に変化しています」
「と言うと?」
「トラッカーなどは、ぼくが作ったときは1970年代のシングルフィンのフォルムでしたが、
現在はラウンドノーズのエッグになっています。しかも次はどうなるかわかりません」
「でも調子が良いんだよね」
「そうです。日進月歩という言葉がありますが、
そんな言葉がありますが、そのように日々進化を遂げています」
「すごいね。彼は今何歳なの?」
「32歳だったかな」(巻末注釈リンク*2参照)
「じゃあさ、このまま40歳になったらすごいシェイパーになっているね」
「本当ですね」
「いやあ、そんな青年がいることがうれしいね。スキップ・フライの次世代だね」
「楽しみです」
「おうよ!」
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【巻末注釈リンク*1:タイラー・ウォーレンのビッグ・ドリームフィッシュ】
【巻末注釈リンク*2:タイラーの誕生日】
タイラー・ウオーレン30歳のお誕生日づくし_前夜祭からビーチパーティまで_アンディ・デイビスのアートハウスパーティ_(2230文字)
【巻末注釈リンク*3:キンちゃんが乗っているタイちゃんボンザー詳細】
Happy Surfing!!
◎