AMAMI OSHIMA, JAPAN
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奄美大島の朝陽。
龍郷町からは、
ちょうどこの時期に太陽は喜界島から昇ってくる。
春に進むと、
夜明けは陸地にかかってしまうので、
水平線から昇る美しい朝焼けが見られなくなる。
冬のご褒美。
うねりは小さく、風も悪い。
潮も干き過ぎている。
けれど屋内で作業したり、
ずっと書いている小説の続きに取りかかるには良い日だ。
これがその展望台。
正式にはグリーンヒル展望台と言って、
お母さんがここが好きで、
こんな美しい朝焼けの日はよくここでお会いする。
展望台の手すりを額縁に見立てて、
自身の構図を探すのはいつものこと。
刻々と色彩を変える絵画作品は、
人の生と同じで、同じものは存在しない。
『奄美龍の夢、諸行無常の響きあり』
平家物語のような一文が降りてきた。
ある一瞬は、息を飲むほど美しかった。
画家と言えばタイラー・ウォーレン。
彼がNAKISURFのためにロゴを描いてくれた。
そしてライフスタイルだと定義してくれた
(この日ブログを巻末にリンクしました)
記念ステッカーが発売となりました。
Photo by Tuna Tantei
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サーフィン研究所奄美大島支社非常勤の私は、
時間が空くと波の下に行き、
波の研究をしていると書いた。
現在奄美大島の北部水温が23〜24度もあり、
たいていは気温よりも海の中の方が温かい。
なので、こうしてトランクスだけで潜ったりしている。
今年が特別温かいのかというと、
そういうことでもなく、
冬のいつものことだと緑くんは言っていた。
これは波研究の一環を動画にしたのは、
波は表面だけではなく裏側、
いや内側、下?
そんなところに隠された秘密があり、
秘伝を得るきっかけになればいいなと思いました。
波の中に出現するスパイン(らせん渦)も映っているので、
まだご覧になったことがない方はぜひ!
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【巻末リンク:タイラーが掲げてくれたテーマ】
Happy Surfing!!
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[猫好きの方だけへのおまけ]
前回奄美に来たのは二か月前。
そのときに黒白猫が、
3Dウエッジの波打ち際まで付いてきたと、
平成天皇誕生日に書いた。
このことについて飼い主の奈々ちゃんに聞くと、
パンダという名のオスですけど、
海までくっついてくるのは珍しいですと聞いた。
そしてこの日もついてきたので、
その感動を40秒の動画にしてみました。
不思議な猫でございます。
これはおまけなので、
難しい話をしてしまいますが、
このパンダ猫によって私は、
レゾンデートル(存在意義)を知ったのです。
レゾンデートルというのは、
“自分は何のために存在しているのか?”
そんな気持ちで、
よく思春期の頃にばくぜんと抱いていたものです。
誰にとっての存在か、
自分の存在にどんな意味があるのか、
さらに自分にとって、
自己の存在にどんな意味があるのかを問うこと。
『パンダが教えてくれたレゾンデートル』
サーフィン道の寄り道でした。
パンダ編を見てくれている飼い主の奈々ちゃん。
パンダと筆者。(笑)
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