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【サーフィン研究所】バックドア_ヤンググレイト・リト_コブシメとチョウメイソウ_(2006文字)

Catch Surf ®Skipper Fish 6’0″ Taj Barrow Pro

TW Captain Twin + VEKTOR VT Trailer

Amamian Backdoor, Amami Oshima

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猛烈な低気圧が通過したので、

波は前日と同じか、

またはオフショアに押されて小さくなっているか、

もしかしたら大きくなっているかという予想だった。

結果はオフショアに押されてかなり小さくなっていた。

けれどこれこそが自然の理(じねんのことわり)であります。

けれど、浅いバックドアも170cmという新月流れの潮と、

先日の台風2号でやってきた砂州(サンドバー)によって違う波にも見えた。

たまにバックドア風味のセットがやってくる。

晴れてきて快晴となった。

楽しいセッションとなった。

アキラくんがいて、彼は息子と一緒にサーフしていた。

リト(理人)くん、16歳。

この息子のサーフィンがとても上手だった。

テクニックだけでなく心もだ。

トップからボトムを使う本格派を下地に、

トップアクションではヒネリやひっかかりを使えるので、

回転の速度まで操っていた。

3Dウエッジや先日波が上がったVBでも彼を見たけど、

すばらしいマナーで、

誰かが波を得ようとしていて、

そこが良い位置だと瞬時に判断すると、

すぐにテイクオフ姿勢を解き、次の波を探す。

若くして達観し、さらに遠観の相もあった。

しばし彼の波乗りを見学する。

それはこうしてGoProだったり、

陸からツナマヨおにぎりを頬張りながらだったりした。

リトくんは、

ボードコントロールに対しての揺るぎない自信があり、

ほぼミスしないことを利用して、

インサイドの岩岩セクションでエア、

しかも回転系をしていた。

子どもの頃からここでサーフしているので、

岩の位置、潮による深さも知り尽くし、

さらには自分のターンに対して確信もあるからだろう。

次世代、しかもグッドサーファーはうれしい。

健康にずっとサーフィンをし続けてください。

また会うのが楽しみです。

さて、

食料を求めてビッグ2に行くと、

こんな大きなイカが獲れていた。

ラベルを見てみると甲いか(こぶしめ)とあった。

コウイカのことを調べてみると、

高級イカとして取引されていて、

泳いでいる姿の画像があった。

おお、これこそは宇宙からの生きもの、

または宮崎駿さんのファンタジー世界である。

それにしても最初は誰が食べたのだろうか?

かわいいようで、妖気漂う生物と見受けられた。

熊ちゃんにコブシメさんは食べたことがありますか、

刺身でしたか?

そう聞いてみると、

「固くてそこまでおいしくありません。ミズイカの方がおいしいですよ」

そんなことになっているらしい。

ミズイカの語感にトロイカを思いだし、

トロイカは「3つ(のば馬車)」という意味でもあったと、

トリニティ(三位一体、trinity)、

そして三神一体(さんしんいったい)、

トリムールティと3つの神については全て同じなので、

神話的にある話なのだと気づいた。

他に気づいたのは、

野菜はまーさん市場か、

味の郷かさりがすばらしい。

ふだん草は、

ほうれん草の仲間だそうで、

アメリカではスイスチャードとして知られている。

ふだん=不断という名の由来は、

“季節に関係なく収穫できる”

人にとって優れたところから付けられていた。

ドラゴンケープの岩場は、

ただただ岩。

植物などはなにもない。

けれど、

稀に岩の隙間に生えているのが長命草。

じつはこの葉の薬効にモリンガ同様に目を付けているのだが、

すでにパウダーとなっていた。

これは効きそう。

大根が旬。

獲れすぎているようで値崩れしている。

こんな大きなものが80円。

野菜の不思議。

このもっちり餅にはまっていて、

その理由は「味がないこと」。

私は素材の味が好きだ。

なので、

お餅は何も付けずに食べるし、

食パン等も同様である。

こんな味覚は珍しいのかと思っていたら、

ベンチュラセイジのコータ王子も同様らしく、

ケーキなどは上部をお姉ちゃんに全て食べられて、

下部のスポンジだけを「ハイドーゾ!」と出されている。

もっちり餅をいただくと、

お餅の味にうっすらとさつまいもの風味を感じ、

私を昭和45年の夕焼けに引きずり込むのでありました。

とにかく糖分は餅であり、

さつまいものほのかな甘さのみである。

月桃(げっとう)の葉で巻いてあり、

その甘いような切ない風味もまた感動的でありました。

はて、

奄美大島は黒糖の産地なのに甘くないお菓子があることを調べてみると、

ここが薩摩藩に属している時代までさかのぼった。

当時は年貢の取り立てがきつく、

島民は自分たちが育んだ作物全てを年貢としてお上に差し出していたので、

砂糖がなかったと、そんな悲しき歴史を知ることになった。

お菓子ひとつにも、土地の歴史があるのです。

【島最後となる郷土お菓子の郷メネフネマートの最期】

ノースハワイ島の友人たち_さよならメネフネマート_NATIONランボルギーニ_CJネルソン・サーフボード_(1299文字)

Happy Surfing!!