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naki's blog

【特大号:文武両道】百代過客[ひゃくたい・かきゃく]とは?_付録『陰陽師』_(3302文字)

(ご注意:ウナクネ、オルナタティブ、
サーフサブカルチャーのことをわかる人、わかりたい人だけ読んでください)

サーフマガジン等の編集長のトミヤマさんからこんなご忠告を受けた。

「僭越ながら言わせてもらいますと、

ウナクネとか、意味不明のブログは書かない方がいいです。読者が混乱して離れています」

ありがたいご忠告です。

だが、わからないものをこうして残しておくのは、

『フナキさんのブログは、

「日本書紀」のような「ウナクネ書記」になり得ます。

どんどん深く書いてください。はい」

タキビシがそう伝えてくれたからに他ならない。

遠くのトミヤマさんより、

近くのタキビシであります。(笑)

さて、

月日は百代の過客にして、
行かふ年も又旅人也

意味は、

月日は永遠の旅人であり、

されば、来て過ぎる年も旅人である。

松尾芭蕉は門人の河合楚良(かわい そら)を伴って、

元禄2年(1689)に江戸を出発し、

150日を旅し、その行記を書いた。

「奥の細道」
「おくのほそ道」

中学校の教科書にあるので、

ご存じの方も多いでしょう。

これはその冒頭部分であります。

刊行が元禄15年(1702)とある。

百代というのは、

ジェネレーション(世代)のことで、

100代という長い年月を意味しています。

そして過客というのは、

過ぎる

人(客)

つまり旅人です。

「時は旅人のように行き交う」

芭蕉はこの旅で何かを悟ったのでしょうか。

こんな国語教科書のような冒頭は、

学の権威である高間教授が、

「NAKIさんのブログは、人のためにならないといけません」

そう言うのを受けて、

300年前の名作をここに持ってきました。

上の画像は、

タキビシと高間教授@エックス海での邂逅のご様子。

ラカ太郎くんの

「なんだ、かんたんだなと思いました」

このかんたんオリジナルは二郎くんで、

太郎くんは、

実兄だけに至微至妙[しび・しみょう]である。

至微至妙とは、巧みな様子のこと。

または「極めて微妙な態度」

「至」はこの上ないという意味で、

「妙」は深いことです。

この言葉を使って

「微妙」を強調した言葉です。

フィッシュ乗りのツナくん。

ツナだけに

「魚が魚に乗るとは!」

タキビシなどはそう驚くに違いない。

「たんてい入門」の著者だと聞こえてきた。

サバ手で、

ジェフリーズ、タキビシピークから続く、

エックス海の系譜である

「向こう、ムコウ」のレフトを

7フィートプランクで滑るバリ山崎さん。

なぜバリかというと、

バリでお会いしたからに他ならず、

またはバリバリの東金ローカルだからということです。

ちなみにバリのバランガンと、

千葉ジェフリーズ近辺でよくサーフしているので、

お見かけしたらサバ手をしてみてください。

Backdoor, Amami Oshima

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish x Taj Barrow Pro 6’0″

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トリムラインの精緻。

今日の倣いによって四字熟語でこれを説明するには、

『静寂閑雅[せいじゃく・かんが]』となる。

これは「静かで風情のある雰囲気」のことだけど、

「ムチムチ波で静かに無心になるのが芭蕉流ですぞ」

そう教授に言うと、

「そういえばウォーターバリとはなんでしょう?」

話を逸らされた。

そら=楚良なので、

芭蕉話がまだ続いているということかな。

波乗りは興奮するものであります。

光輝燦然[こうき・さんぜん]であります。

(瞬間的に)強く、鮮やかに光り輝くこと。

Nacky on

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish x Taj Barrow Pro 6’0″

ナッキーは、

テイクオフの姿勢のまま波に張り付けるようになりました。

手を差し入れて、

さらに壁側に寄っている。

かなり完璧です。

緩急剛柔[かんきゅう・ごうじゅう]です。

意味は、

状況に合わせて適切に対処することです。

「緩急」は、緩やか、厳しく。

「剛柔」は、強く、優しく。

さて、

波が液体でなくて固形だとすると?

そんな「IF, if」で始まることを考えた。

固形は動かないから波にするのは無理があるか。

例えば土の波?

コンクリート波というのもありますね。

またはやさしくゴム製とか。

どちらにしても、

ワイプアウトしたら怪我をしてしまう。

でも波の実体は液体。

かなり安全です。

気をつけていれば怪我はほとんどしない。

河合夫妻と高間教授@品川駅

.

気をつけるというのは、

気を抜かないこと(河合会長)
油断しないこと(伊豆の今村厚プロ)
集中すること(ラカ法王)
理知の限りを尽くすこと(高間教授)
そうだったのか!(タキビシ)
かんたんです。(二郎くん)

そろそろ終焉を迎えた関東地方の桜。

さて、

鎌倉に行く用事があったので向かうことにした。

JR上総一ノ宮を16時21分発の久里浜行きがあったので乗車する。

これがあれば鎌倉まで直行できる。

電車は便利です。

途中SMSで、

河合会長家で料理会があると知った。

そこで品川ー大井町で途中下車し、

イタリアンにしようと、

大井町カルディで食材を求めた。

私と河合さん合作のトマト、

タマネギとアスパラガスのスパゲッティ。

カルディのブルネッラ#07の威力であります。

しかもベジタリアンメニューです。

ラカ法王からは、

およそ38点(サバテンの栄誉)をいただきました。(笑)

こちらラカ法王のサバット。

これこそがウナクネ御料車でございます。

ランボルギーニよりもかっこいいと公言してはばからない。

法王は運転が得意でいらして、

このサバットで細い道をすいすいと走り、

私たちを鎌倉妙本寺まで連れてきてくれた。

笑顔の法王と鎌倉の桜。

「いつも思いますが、桜はシューニャターですね」(ラカ法王)

「シュニター?タイムボカンだっけ?」(私)

「ガンダムですよ」(河合会長)

「そうでしたっけ?」(私)

「めぐりあいそら編でララァ・スンが言っていませんでしたか?」(河合会長)

「シューニャターは空なることです」(ラカ法王)

「ほう」(私)

「そうだったのか!」(河合会長)

「シューニャターは真理によって生じます。

因とか縁、業と縁というのが根本にあります」(ラカ法王)

「ふむー」(私)

「存在は因縁なんです。ですからこの桜も縁によって生じたものです」

「安倍晴明(巻末にリンクしました)みたいだね」(私)

「ニュータイプとは何なのか?というテーマへと昇華しましたね」(河合会長)

「だからシューニャターは桜となり、今を回り、咲いたり散ったりします」(ラカ法王)

「なるほど、人の生に例えているのか」(私)

「いえ、もっと永いです。百代の過客です」(ラカ法王)

「そうか、深いね」(私)

「ジローくんの末裔がシャアだと思っています」(河合会長)

「いえ、世の理(ことわり)です」(ラカ法王)

ラカ法王たちとウナクネ会館に行き、

『カラスカレイと大吟醸の煮付けシューニャター風』を作った。

新潟県産の肴豆(さかなまめ)を使用した豆腐と、

アイスランド産のカラスカレイに、

京都酒蔵館の大吟醸だけを使い、

鎌倉野菜では最高峰とされる加藤農園さんのネギ、

最後にはバリに引っ越したカズさんの自然塩と、

白醤油だけで炊いたという、

美味しんぼ的な組み合わせだが、

(ニャターという語尾なので)

「名前がさ、ネコのエサっぽいイメージだよ」

そうタローマンが問うと、

ラカ法王は、

「言葉では表現できないものがシンタイ(真諦)です」

そう結び、

私たちは感動しながらこのカレイニャターを頬張るのでありました。

RACA and Taroman @The Unakune Hall

ウナクネ会館での法王とタローマン。

.

こう書くとまるで料理ブログです。

ラカ法王の料理が究極なのは、

素材を磨き上げるということに重点を置きつつ、

卓越した調理法と、

偉大な教えを伝えてくれるからだとわかった。

Taroman at home

Catch Surf ®ODYSEA Plank 8′

.

夏のタローマン。

二郎=シャア・アズナブル説の有力なる証拠。

【巻末リンク:ここまで読んでくださった御礼に、

週末にかけてさらに読みたい読者へ、4〜5年前に書いた陰陽師風です】

【naki’sコラム】vol.60 勝手に陰陽師『摩訶天仇無須編』_(9928文字)

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