新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

ウナクネ高間教授、バリから千葉へ_吉田リーフ_(2097文字)

NAKISURF APPAREL ” EAGLE”

HOODED ZIPPER SWEAT SHIRT

.

渾身のジッパーパーカーが誕生しました。

カラーはナチュラル。

古着プリント。

“EAGLE”

ひさしぶりのNAKISURFアパレルであります。

波チェックに車から出るとき
ジャケットの内側に
風が出てきたときに羽織りやすいように
適度な軽さ
吸水性

その条件を満たすブランクスを、

89年も続く老舗ユナイテッド・アスレ社の、

10oz版に見つけました。

NAKISURFオリジナルアパレル『EAGLEフルジップ・パーカ』発売開始しました♪

末永くよろしくお願いします。

さて、千葉。

昨日に引き続き吉田リーフ。

バリから高間教授が遊びに来てくれました!

彼は名作「サバ手の真実」等の著者であります。

(巻末リンク1〜3を)

教授が手に入れた視界と波。

昨日と同場所がやたらと良かった。

Catch Surf Odysea® x Barry McGee Pro DFW 7’6″

.

キャッチサーフの、

同型ボードをバリで所有するだけあり、

「妙に親近感があります」

そう目を細めていた。

教授が千葉でサーフするのは20年ぶりだという。

バリ在住ということもあって、

吉田リーフの波の良さ、

そして4月中旬の水温の冷たさに驚いていた。

「いいですか、人生に大切なことはさ・し・す・せ・そで表現できます」

「ほうほう」

「サはですね、”最高です”と唱えてください。シは”諸行無常”」

「常に変化すると」

「そうです。スは”すばらしい”ということ」

「感動するということですね」

「セは少しむずかしいです。なんだと思いますか?」

「えーと、世界を知る」

「いいですね。私が教わったのは”先生に学べ”ということです」

「とすると、ソは”そうだったのか!”でしょうか?」

「さすがです。完璧です」

「ならば、サーフィンの大切なことはか・き・く・け・こで表現できます」

「ほう、もうわかりました」

「なんでしょうか」

「カは、”かんたんだなと思いました”ではありませんか?」

「すごい!」

(かんたんについては、巻末リンク5をご覧ください)

ここは『吉田リーフ』。

なので、

クリエーターというか、

創造主、

施工主の吉田正(よしだ ただし)さんと話すタキビシ。

吉田さんは元プロサーファーで、

太東岬を太古から知る人である。

この漁師の網を砂浜に設置し、

養浜というか、

海岸が砂を取り戻し、

さらには良い波を創り出すという魔法を施している。

ちなみにこの網リーフは、

5年ほど前に県に危険だからと撤去させられたが、

その後、浜はやせ細り、

80mあったものが40mに減ってしまった。

それを契機に網リーフ2を設置すると、

またこの80mに戻ったという、

護岸や堤防を入れずに浜を養う『吉田式』。

このことは一ノ宮町の馬淵町長も知っていて、

コンクリートを使わないスタイルにうれしくなった。

日本でのオーガニックな養浜の始まりとなりますように。

Catch Surf Odysea® Plank 7’

Finless

.

吉田リーフはパーフェクト波と、

リーフブレイクのような地形を創り出した。

「また80mの浜を取り戻すのに3年かかったからな」

とは前出の吉田さん。

Catch Surf Odysea® x Barry McGee Pro DFW 7’6″

.

タキビシボードを替えて再びご来光。

ライトは長く、

良い波に当たると、

150〜200mは乗れるものだった。

タキビシのレフト、

テンライセッティング。

ちなみにテンライというのは、

「天にも昇るライディング」

または

「天国ライディング」

ということらしい。

私も吉田さんにお声がけすると、

「おー、良いところに来たな。その網をさ、引っぱるのを手伝ってくれよ」

「いいですよ!」

「夜にかなり干くから流れないようにしないと」

そうやって地形クリエーターの吉田さんは、

終日地形のコンディションを気にされていた。

Tyler Warren Big Dream Fish 6’7″

.

現在の地形はAプラス。

けれど、

みんなこの地形を知っているので大混雑。

ただ、昨日と一昨日の強い南東風。

これにより銚子側に流れが発生し、

ミッドレングス系なら、

ストレスなくピークに戻れるが、

ショートボード系はなかなか戻って来られず、

よってピーク周りはたいてい無人だった。

強い流れは日曜日のインポッシブルから続く最近の傾向、

系譜であり、

修練でもあるが、

逆にそれによって、

こちらの利点となることがわかった吉田リーフ。

サーフ後、

教授とスシローでランチをして、

世界各国の話を拝聴しつつ、

土佐高知と福岡の島となり、

話が盛り上がったところで時間切れ。

茂原駅でお別れする。

彼は東京駅経由で新幹線に乗り、

次の目的地を目指し、

そして今日のフライトでバリに帰っていく。

千葉、吉田リーフでのサーフは、

彼にとっての忘れられない思い出のひとつになるのだろう。

とにかく波乗りとはそういうものでもあるらしい。

【巻末リンク:教授のサバ手】

【ウナクネ・サイエンス】サバ手の真実_(1584文字)

【巻末リンクb:教授と乗ったバリ波】

超級クドゥング波と教授_POPEYE_40年越しのサーフボーイ_石田さんの銀座天龍_(2097文字)

【巻末リンクc:もう少しバリ編】

【突然バリ編】波世界のドラマとバリの高間教授_(2222文字)

【巻末リンク4:タキビシについて】

【新春スペシャル】超タキビシヤスの波乗道_『波中有何楽』(2019文字)

【巻末リンク5:かんたんの語源】

【二郎のハッピーサーフィン日記】プレクリスマスセッション・ヘバラ編_(3393文字)

Happy Surfing!!