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naki's blog

【ドラグラ・プロダクションズ特大号】低気圧通過だ!_オリンポス十六闘神人柱トップターン_竜一くんの酵母パン_ドラグラ・フィッシング_(2600文字)

波が出た。

この前夜はSoftのライブが高知市であり、

いろいろあって行けなかったのだが、

おかげで早起きできた。

ジグザグコーヒーを入れ、

まだ真っ暗だったので、

モスキーランタンを2つ使いで配置して

わしわしと原稿仕事をしていった。

夜明けがやってきて、

雲は徐々に動き、

その隙間から太陽ギラリ、

ひさしぶりの御陽光であります。

ありがたい。

ようやく大嵐は去ったようだ。

これはオフショアであろう。

荒れた海も落ち着く頃であろう。

だが、

いつも連絡をくれるウナクネ派からの波通信がなかった。

やがて

「Softに行って今起きました〜」

そんなハイカラ・マコトくんからの連絡があり、

又聞きで申し訳ないが、

流れがすごくて、

波はあまりよくないということだった。

「けれどSoftには元気をもらえました」

そんなことになっていた。

今度は写真整理の時間として、

RAW現像などをしていると、

片岡鯖男さんから連絡があり、

「今ね、モーニング食べているところからですが、見える波はかなり良いです」

そんなことになった。

出発すると、

マナブくんから

「石田さん岬、できます」とあり、

さらにはしんじょう君のモデルとなったヤスくんから、

「かなり高得点で38点出しました」

そんなこんになになってきて、

サーファーとして全面的に忙しくなってきた。

まとめると、

まずはサーフスポットの選択に迫られた。

石田さん岬でサーフしたいが、

土佐市高岡町に行く用があるので、

三時間南にいるマナブくんには会えない。

だが、

大潮干潮が午後一番にやってくるので、

そんなこと、

あんなことをいろいろ考えるだけでわくわくした。

早起きはやはり良い。

Catch Surf Skipper Fish 6’0″

.

結局、

マコトくんを片岡さんの場所に誘い、

私たちはソリッドな波で、

ひさしぶりの高速サーフィンを楽しんだ。

シングル・フィンの片岡さんもうれしそうだ。

「波がすごくて、集中しすぎてしまって、

サバ手には至らないんです…」

「マコトくん、それはサバ手未満と言うのです」

「へー。そうなんですね。勉強になります」

「サバ手の科学(巻末リンク)をもう一度読んで、翼のように手を開きましょう」

「そうですね!羽ばたきます」

そんな会話を片岡さんが横で聞いてらして、

「真のサーファーたちの会話って、いいですよね」

そうボソリとつぶやかれたらセットが来た。

先生が乗り、

マコトくんも次の波に乗った。

三本目の波に乗った私は、

アグレッシブなラインを設定し、

(クオーター・ファイナルのカノア五十嵐くんになったつもりで)

最終セクションでは、
『オリンポス十六闘神人柱トップターン』

という長い名前のオオワザを得た。

OT(オーティ)と略しても良いらしい。

両手でテイルを掴んでいるので、

ここからボトムに向かって、

泡に突入する瞬間だった。

このOTの名付け親はベンチュラセイジ。

彼は、

【ドラグラ・プロダクションズ(明日発表予定)】

の初期メンバーのひとりである。

ボキャブラリーが豊富なのは、

彼は激烈なる読書家であり、

空海由来の虚空蔵求聞持法を持つ。

そのベンチュラセイジは、

尊師宮下あきらさんの快作である

『魁!!男塾』の一コマを添えて、

名前の由来に迫ってきた。

ドオオン

閑話。

こちらは、

竜一くんとかおりちゃん夫妻であります。

ベンチュラセイジがカリフォルニアに越し、

彼の家を引き継ぎ、

さらには玉ちゃんバンドの

ボーカル・ギター・パーカッション・サックス・デジュリドゥの天才ミュージシャンです。

それはかわいい新妻が、

お花屋さんのかおりちゃん。

竜一くんはパン職人であり、

土佐名産枇杷等々から酵母を作り、

それでパンを焼き、

「じきにベーカリー業界のスティーブ・ジョブスとなります」

そうセイジが教えてくれた。

その噂の竜一パン。

ドラゴン・ワンであります。

わが尊師棟方志功さんの版画に添えてみると、

昔と今が立ち昇り、

気体が交ざるように同化した。

すると、

「歴史文化と小麦粉」

こんなタイトルの本を書いたら売れますよ、

片岡さんが営業のような言葉をかけるが、

竜一くんは笑顔で「ほー」とか、

「へー」と繰り返すだけだった。

現在のボードラインナップ。

左から

DFW76

EC72

TW67

CSF66

CSF60

ドラグラ・プロダクションズのことを明日発表としたが、

その編集者と広報&宣伝部長たちで、

「ドラグラ・フィッシング・セッション」を開催しました。

すぐにガシラ(カサゴ)が釣れた。

元バスプロのテラさんによると、

「ガシラは上下のフォールです。必ず底に一度付けてください」

そんなアドバイスが結実した瞬間でありました。

「釣れた!」

感嘆符付きが聞こえたが、

どうせミニガシラだと思っていた。

見ると、

ナッキーがヒラメを釣っていた。

なんと3投目で針に付いていたのだという。

三連続で釣ったので、

こいつはきっとガシラ三兄弟の一人。

会長はダイソーのカーリーテールNO7で、

ルアーの長さとほぼ同等のガシラを釣った。

ガシラが「サバー」とサバ手をしている

そんなことを感じながらシャッターを押した。

美しい日です。

さて、

大物のヒラメはYouTubeでサバき方を勉強し、

五枚に下ろして半身を炙り、

残りの半身を刺身にしてありがたくいただいた。

食の権威であるラッコ旦那に言わせると、

「一夜熟成した方が旨味が増します」という。

だが、”釣り立て”

という漁師風味をいただきたかったので、

こんなことになった。

閑話ついでに。

これは出発前のジェフリーズ。

無人だったのは、

ピークがあちこちで奔放だったので、

それが理由だったのだろう。

実際にここまで良い波を獲れるとは思わず、

プレゼントに近いほどの斜面だった。

河合さんとナッキーだが、

この人は水着だけで、

100mもの沖合いをずっと泳いでいた。

30分後に上がってきたらヨーロピアンだったが、

世の中には猛者もいるものだと感心させられた。

青龍寺が見える。

ブルードラゴンが見えた。

【巻末リンク:サバ手とは?】

【ウナクネ・サイエンス】サバ手の真実_(1584文字)

Happy Surfing!!