文芸

ある夜、波乗りが大好きな男の子が留守番をしていました。 外は雪の寒い夜でしたが、部屋の中は暖炉(だんろ)の火が赤々と燃え、とてもあたたかでした。 男の子はエディー・アイカウが波に乗る絵を描いていました。 すると、どこも閉…

初めて見た七里ヶ浜は若布（わかめ）の季節だった。 春の、大潮干潮の海が大小の若布を突きだしている。 陽が照りつける広い浜、その右手に小動、奥には江ノ島、遠くには富士山が見える。 「閉鎖的な」と表現される鎌倉ビーチカルチャ…

　むかしむかし、相州の浜前に、サーフボードを削って乗る主人と、波乗りをするおかみさんだけでやっている、小さなサーフショップがありました。 　この夫婦は、特別に金持ちではありませんが、毎日の波と乗るボードには不自由せず、健…

今日は222回記念なので、最近読んだいいお話を載せてみました。 クリスマスも近いので、タイミングがばっちりだと思います。 俺はどんな贈り物をするのか心配になりましたが。（笑） ***** 賢者の贈り物 オー・ヘンリー作 …