タキビ神とラカ法王38世(護衛瀧朗)
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タキビ神が傾倒している宮澤賢治さんつながりで、
中原中也さんの詩を読んでいた。
中原さんが賢治さんの作品を知り、
その宇宙観にがくぜんとなったと書いてありました。
けれど、
中原さんはそれを栄養として、
詩を書きため、
1938年に創元社から『在りし日の歌』を出版した。
その中から「湖上」という作品の、
冒頭部分をここに引用させてください。
ポッカリ月が出ましたら、
舟を浮べて出掛けましょう。
波はヒタヒタ打つでしょう、
風も少しはあるでしょう。
感動的な詩です。
水面の純粋な感動が伝わった。
ポッカリ法王が出ましたら、
舟を浮べて出掛けましょう。
波はヒタヒタ打つでしょう、
風も少しはあるでしょう。
沖に出たらば乗りましょう、
サバ手から滴垂(したた)る水の音(ね)は、
風の音に聞こえましょう、
――あなたの滑走表現のメロディを。
『詩』の時間を終わります。
本日の講師は、
82年前より中原中也さんでした。
Taro the RACA XXXⅨ on
Catch Surf ®ODYSEA Plank 8’0″
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ラカ太郎くんによる『チューブの証明』。
『証明』関係がわからなければ、
巻末にリンクを付けておくのでご覧になってください。
ジェフリーズにたまにやってくるティナは、
スタイル抜群の女性サーファーだ。
右足のレイル位置がとても良く、
そして完璧でもある。
これはエックス寄りのジェフリーズ。
ブレイク名がやたらと微妙なエリアでもある。
マグヤンの9’11″クルージング。
マグヤンは、
昨日タキビ池でフロリダバスを釣った。
計ると、
38センチということで、
法王バスですということになっている。
バックドアのレフトをパイプラインと言い、
アッパー・トレッスルズのレフトをバーブ(ド)ワイヤーと呼ぶ。
Barbed wireとは聞き慣れないが、
鉄条網のことである。
1950年代のトレッスルズは海軍基地内だったので、
海岸に鉄条網があり、
そこからこの名前が付いたんだぞと、
ジャッキー・バクスターが教えてくれたことを思いだした。
Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin fin + Vektor Fins
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ジェフリーズはライト・オンリーのブレイクだが、
レフトもたまに出現するので、
あそこに名を付けましょうと、
華厳さんとタキビ神が話しているのが聞こえた。
Takibi God on
Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee Finless 7’0″
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ジェフリーズの北隣をタキビシンと呼び、
そのレフトもやはり名がなかったので、
私が率先してタキビレフトと主張していたが、
いつのまにか『たんていレフト』という名が付いたが、
たんてい=マグやんがタキビ神を無視する事件があり、
その名は消滅し、
モニースとなった。
モニースの特徴は、
遠くエックスからのウエッジが波をベンドさせ、
それが特徴的な鋭角な切り立ちになることだ。
その意外性がこの波のファンにはたまらないらしく、
今日もメンバーの半分はこの波を待っていた。
Nino on
Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee x Nakisurf
“2+1” 7’6″
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たんていレフトのニノちゃん。
彼女もスタイルが良いサーファーとして知られている。
膝の折れと、
レイルプレッシャーが同一なので、
見ていて心地が良いのはそのせいだろう。
Nacky on
Catch Surf ®ODYSEA Plank 8’0″
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絶妙と言えばナッキーもティナ同様に達人だ。
頃合いで踏むスタンスは、
もはや静であり、
禅世界と同じ感覚だろう。
前出のニノちゃんが教えてくれたのは、
おいしいサンラータンメンのお店があるということ。
さらに聞いてみると、
店主がレコキチで、
昔のレコードがたくさんあって、
かなりの音量でかけてもらえるというので、
もしかすると、
私好みかもしれないと感じ、
国道128号線で太東の少し南に出かけていった。
結果、
白担々麺いっぱいの視界となった。
おいしいものをいただき、
お目当てのレコードを拝見させていただくと、
こんな視界になった。
店主はサーファーで、
夷隅や太東でうんならかされているそうだ。
その店主のお薦めがこちらで、
「嘉門雄三名義は珍しいんだぞ」
マスターはそうおっしゃるのだが、
こちらは桑田佳祐のサバ手に目が釘づけになっていた。
釘と言えば父ちゃんである。
改装工事をしていて、
後ろには二郎くんのシュクダイ姿が映っていて、
なんとも微笑ましい。
二郎くんのファンは多く、
昨日のように出演しないと、
「今日も面白かったのですが、
二郎くんがいないことが残念でした」
そんなお便りが編集部に届くことになる。
二郎くんは、
ドラゴン・グライド・プロダクションズの一員として、
『じろうのハッピーサーフィン日記』
を寄稿いただき、大人気を博している。
(直近のものをリンクすると、
冒頭のリンク先と同ページでした)
原稿料は、
「私の選んだマンガ」であるので、
この日は「ネコマジン」を贈呈すると、
むさぼるように読んでいたことが忘れられない。
彼もまた文系です。
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【巻末リンク:チューブ証明と、ハッピーサーフィン日記最新版】
【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】二郎くんのハッピーサーフィン日記『チューブをショウメイしました』_(3240文字)
Happy Surfing and Happy Life Style!!
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