The Mid-length 2+1
6’8″ x 19-5/8″ x 2-1/2″
Shape Design and Glassed by @hiroyuki_maeda
Nakisurf Original Twin Fin
これは滑落しながらなんとか壁にコンタクトできた瞬間だ。
背中側のレイルが波にくい込めば、
きっとなんとかなると信じていた。
絶体絶命という言葉があるが、
そんな言葉だったり、
綱渡りのような気持ちとなる朝だった。
しばしのあいだサーフィンとはそんなことだと思っていたが、
うねりは遠くに去った。
そらは晴れ渡り、
ほぼ等間隔で1m程度のうねりがやってくる無風のコンディション。
これはすでに先々週の画像になるが、
サーフィンの安らぎということにとっては、
こんなささやかなうねりの日こそが一番楽しいのかもしれない。
静と動。
道と禅。
ここにあるボードを並べてみた。
左から60、
62、
66、
68、
76、
86、
10というクイバー(道具揃いのこと=弓矢)でさまざまな波に乗った。
どれが一番ですか?
よく聞かれるが、
波によってなので、
本当にどれというものはない。
ハイカラMが、
時計屋さんとしてサザエさんに出演!
.
『波に訊いてくれ』
ボブディランではないが、
「風に吹かれて(Blowin’ in the Wind)」の歌詞が浮かんだ。
(楽曲は巻末にリンクしました)
刷新カレンダー、
もうすぐ発売です!
以前ここに、
〈基本1〉というのを書いた。
今日はその続編というか〈基本2〉を掲載してみます。
ただその内容は一般的なものではなく、
私たちの世界の基本ということだ。
全員ではない。
〈サーフィンの基本2〉
〈パドリング〉
パドリングは左右同体はもちろん、
セッションの終わりには、
漕いだ数が左右同数になるようにすること。
当然だが、
決して片手だけでパドルしない。
(本当によく見かけます)
ノーズを左手で押さえて、
右手で漕ぐと、
体幹筋やバランス力をそこまで必要としてないので、
グラグラせずに上手に見える。
けれど、
テイクオフは両手で漕ぐわけだから、
この片手パドルのサーファーはいつまで経っても上達もしないし、
パドリングの奥義には到達するわけもない。
パドリング力はサーフィン上達への一番の近道。
常に良いパドルを意識すると、
あっというまに上達するのだ。
リーシュ・コード(ボードの流れ止め)を付けていても、
サーフボードは決して離さないように。
なので、
ボードを蹴り出すのは厳禁。
(これもやたらと見かけます)
もし、
自分がゲッティングアウトしている時に自分の前の人がボードを手離したら、
または乗ってくる人がボードを蹴り出したらと考えるとゾッとするはずだ。
常に自分の周囲に気を配る事が必要。
ダックダイブができずに波が来るたび岸に戻されてしまう初心者は、
まずはルートを考えると良いだろう。
具体的にはサーフするエリアが見渡せる高台。
なければ少しでも高い場所からさまざまを考察する。
これはどこにも書いていないが、
大切なのは「波の崩れないところ」だ。
ここは別名『チャンネル』と呼ばれていて、
水深が他より深いので、
たいていは沖に向かって流れている。
なのでここを上手に使うと良い。
ただ大切なことがある。
波の量を見て、
あまりにも強い(高さ、波の厚み、頻度)&初級者のコンボだと、
どこかに流されていってしまう。
そんなときはあせらずに流されながらも冷静に状況を確認し、
流れから外れたら、
必ずその水流エリアから離れ、
陸に戻れる場所までしっかりと、
気持ちを切らずにのんびりと戻るように。
堤防横等はたいていひどく危険なので、
ここには原則近づかないように。
サーフィンでの死亡事故(持病、心臓マヒ等を除く)は、
ほぼ全てこの堤防、
護岸周りで発生しています。
気温の低下と比例してサーファーが少なくなりました。
波も良く、
すばらしい季節ではありますが、
どうぞお気をつけて、
サーフィンをたっぷりとお楽しみください。
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【巻末リンク:】
【巻末リンク*2:大切なこと】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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