高知新聞の記事を読んで憤慨した。
国も県も離岸堤、
人工リーフが正しい、
これが保全だとやっていて、
しかも310億円も国民の血税をかけた工事を記事で自慢していた。
国は、
「これで県民のみなさんには安全となりました」
と言っているが、
海に詳しい人が見たらこれこそが詐欺だ。
つまり日本以外の先進国では、
護岸ではなく、
養浜といって、
失われた砂を定期的に、
しかも大量に海岸に戻して海岸の保全を取り戻している。
記事によると、
この南国地区に使った310億円分の砂を海岸に入れることができたら、
高知県、
いや四国沿岸全域に砂が戻ってくる計算になる。
戦後の建設ラッシュで海砂の採取をしすぎて侵食したと、
記事にも明記してあるのだから、
その採取された砂によって、
ここまでひどい海岸侵食となってしまった反省も一切なく、
いまだにせっせと消波ブロック工事をしている。
高知市民もそうだが、
千葉にも湘南にも、
きっと日本中のどこにでも、
しかも無人島にも消波ブロックは信じられないほど大量に入っているのはご存知だろう。
この高知県だけでこれまで少なくとも数十兆円は使われている。
ちなみに高知県は消波ブロック一個=58万円である。
昨今の値上げ事情を考慮すると70万円程度になったのだろうか。
わかっているのは、
近い将来この忌まわしい消波ブロック群を撤去回収して砕き、
砂として海岸に戻すという、
気が遠くなる工事をしなくてはならないのに、
また大量に入れてしまった。
これは昭和におぼえた海岸護岸という欺瞞をいまだに行い、
金儲けと、
政治(自民党)の票集めの手段を堂々と、
それをしかも国土の保全ですとやって、
安全が戻ってきてうれしいですというプロパガンダにしているのがどうかしている。
私たちは一致団結して、
これが明らかな欺瞞だということを国民に知らせるべきだと思い、
今日はまずこんなことを書いてみた。
これから高知新聞に投書して、
さらには国民にこの嘘を知らせるために立ち上がるのだ。
悲しいが、
多くの方の賛同を求めます。
【巻末リンク:高知県防災士の方より】
【巻末リンク*2:いつまで続くのか】
【巻末リンク*3:奄美大島の一例】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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