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【サーフィン研究所重要特大号】アンディ・ジョーダン_テトラポッド設置は国家予算並_(3493文字)

とてもクールなサーファー氏と会った。

最初は広場前で、

次にアンキロサウルスで会った。

アンディという名だという。

Andy Jordan

on Self Shaped Surfboard

at Ankylosaurus

.

これはアンディがアンキロサウルス・ライトに乗っているところだ。

アンキロサウルスという属名の意味を調べてみると、

『連結したドラゴン』

そんなことだった。

このことは長くなるから書かないけど、

波を見て、

龍に似ている、

竜だとやっていたので、

語源としてあったことにうれしくなった。

まるでラカリマス・イブ人気だろうか。

(巻末リンク参照)

まだまだ不思議なことがある。

ニュージーランドからやってきたというグレイトな氏は、

自身でシェイプしたボードに乗り、

すばらしい波を駆けていた。

このたっぷりとした熟れた波に、

満潮足らずの浅いドラゴン・リーフの上で、

きっとさぞかしの経験を積んできたであろう氏は、

絶妙なレイルワーク

戦略

インスピレーション

勇気

体幹

静穏

そんな単語をこちらに与えながら波に乗り続けた。

彼は、

旅先で訪れた奄美大島が大好きとなり、

結婚を機に昨年11月にこちらに移り住んだと聞いた。

(合っているかな?)

Good luck Andy!!

Tomo chan Rainbow, Amami Oshima

Photo by Go Nakamura

.

さて、本題。

海岸保全のお話です。

ドラグラDJという二枚目がいる。

高知特派員を兼任している彼が、

「先日の高知新聞にこんな声が上がっていました」

こんなことを教えてくれた。

悲しい話だが、

全国どこに行ってもこの現状だろう。

だがしかし、

この西村さんは、

防災士であるので防災観点の専門家だ。

彼は、

「消波ブロックは津波が来たら集落等に被害を及ぼす」

と言い切っている。

「そうだ、もっと言ってください」

こちらも熱くなってきた。

とにかくこんなことを高知県ナンバー1の新聞が掲載するのだから、

日本もまだまだ明るい。

浦ノ内所長の金山さんが手配してくれたのだろうか。

市民の声だからそんなことはない。

きっと

『声ひろば』の編集員が優秀なのだろう。

ドラグラでは昨年、

カタサバ先生の投稿がこの「声ひろば」に掲載された。

(巻末リンク*3を参照ください)

この市民の「声」を受けたのが、

中村水産の大将。

彼の呼びかけで浜に総勢100名を集め、

重機まで入れての大掃除となって、

元通りまでいかなかったが、

割ときれいになりました。

高知新聞では、

1月3日から始まった短期連載特集

「追跡・白いダイヤ(シラスウナギの光と闇)」

もすばらしい。

とにかく、

こちらの意見をメディア等で発言していくことも大切だ。

そうすればこのように市民に届く。

こういうことに詳しいベンチュラ・セイジによると、

「最近ようやく、

護岸=誤岸だと認識されはじめてきましたが、

誰かが巨額に潤うのであれば、

不必要な開発で美しい海岸が破壊され、

侵食を引き起こし、

エンドレスでテトラ投入という悪政です。

これはまさしく人災だということを知ってもらいたいです

そんな分析をしていた。

そこで、

さらに国土交通省に精通するきんちゃん氏にこのことを聞いてみると、

「国民が知らなすぎるから声を上げていくのが民主的でいいんじゃないの」

「それでは辺野古(へのこ、ヘヌク)の二の舞のダブルマジンガーパンチです。

嘉徳がやられて、滅岸推進界にハット・トリックをかまされます」

「大丈夫。国がねじ曲げたことを国民の多くが知るだけで、

将来への滑走路だったり地固めになるから、

この世代で気がついたのなら次世代まで行かないから大丈夫」

そんなことをおっしゃるが、

それはただ単に、

楽観的な視点でもあるのかもしれない。

でも今は国民の多くがレジャーを知った。

海の楽しさを知った。

それは釣りでも波でも、

風でも砂でも岩でもいい。

海の楽しさは無限であると知った。

その無限を人為的に有限にしようとするどころか、

大切な砂を使って、

棺を積み上げるように

せっせと人工物を作り続け、

それを日々、

膨大な数を海岸に積み上げている。

海にいるからわかるが、

日本全国どの海岸に行っても、

どの例外なく、

もれなく積み上げられている。

屋久島の西沖に口永良部島(くちのえらぶじま)がある。

面積が38平方キロメートル(およそ東京ドーム813個分)、

人口がたった100人という島に行ったが、

ここは屋久島以上、

鹿児島以上の消波ブロックが積み上げられていて、

島の北部などは、

まさに無人そのものなのに、

膨大なる消波ブロックの祭典みたいなことになっていた。

なぜこんなひどいことをするのかと憤慨したことまで思いだした。

各方面に質問書を送ると、

「浸食によって、領土を失うのを防ぐためのもの」

そんなお決まりの返事ばかりだ。

「国民の多くに事実を知ってもらえば、次世代までには滅岸は止まる」

そんな決意が浮き出てきた。

長い道ではあるが、

海岸を失いたくない。

誤岸は決定されると、

あっという間に海だったところがコンクリートに囲まれ、

砂はどこかに行ってしまう。

それはまるで刑務所か、

棺桶を見ているように鬱鬱とした気持ちとなり、

漢字が多くなるように人生重くなるに御座います。

とこうして文体まで失ってしまう。

まずは知ってもらいたいのが、

文中にあるテトラの値段だ。

285個で一億5千万円だという。

単純に計算すると、

工費等を入れて、

消波ブロック(テトラポッド)1つが、

52万6000円だとわかった。

すると、

ここにある数えられないほどのテトラにこの金額をかけると、

軍事産業に匹敵するほどの予算が費やされているのがわかる。

さて、

ちょっぴり軌道修正。

坂本龍馬が誓いを立てた浜として知られる桂浜がある。

ここにもどの例にも漏れず、

おびただしい量の消波ブロックが入っている。

どのくらい入っているのだろうか?

そんなことをぽつりとドラグラニュースで流すと、

前出の天才DJが調べてくれた。

桂浜の北東側に突き出ている堤防をGoogle mapを使って衛星写真で見て、

堤防のブロック割を目安しました。

上空から見てブロック4枚を一区画に見立てますと、

26個のテトラが見えました。

堤防の高さは5メートル強として、

その下部には少なくとも9段のテトラが積み重ねられているとして。

26×の9段×目安で区分けしたブロック割りが34区画ありました。

これをT氏から誕生日プレゼントでいただいたダイソーの計算機で計算しますと、

26×9×34=7956個となってしまいました。

でもここまで多いのは変だと思い、

てっきりダイソー文具の計算ミスだと思って、

今度は市内の文武道で購入した計算機を使いましたが、

結果は同じでした。

そこで、

1個52万6000円の消波ブロックをこの数でかけました。

7956x526,000=4,184,856,000=41億円となりました。

あの堤防だけで最小に見積もって、

四十一億円という金額です。

これを拡げて、

消波ブロックが入っているところを数えたら大変な数字です。

これまで数十年かけて、

ここまでのものになっています。

今度は、

この堤防を防護する意味での消波ブロックは仕方ないと、

譲歩するとして、

次は、

サーファーのみなさんならご存じのように

「必要のない消波ブロック」

こんなものが日本にはあふれています。

花街道の浜もそうですし、

宇佐も黒潮町も四万十市も室戸も、今回の香南も安芸、

奈半利、室戸、須崎も中土佐からどこも、

どこもかしこも消波ブロックだらけです。

費用は全て国民の血税からです。

いち市民のぼくたちは何をしたらいいのでしょうか?

ドラグラ和尚の河合さんによると、

室戸の三津漁港では、

昨年の台風で破壊されたテトラ群を補修するという名目で、

ものすごい数の、

きっとヤシイパークの10倍もの消波ブロックを投入しています。

台風で破壊されたのだからまた台風で壊れると思いますし、

壊れてもまったく問題のなかった消波ブロックなのに補修とは?

でも、

こういうことに首を突っ込むと、

キンメダイのエサになるとも聞きました。

どうしたら良いのでしょうか?

こんなことになっている。

この無用というか、

国家的詐欺を告発しつつ、

無駄なテトラを入れずに砂を投入することを推し進めようと、

その小さな第一歩を踏みだそうとしています。

みなさんのお知恵を拝借できれば幸いです。

【巻末リンク:竜に化けた波】

【サーフィン研究所】2021NAKISURFカレンダー5種!_竜について_blue誌発売!!_(1188文字)

【巻末リンク*2:ラカリマスとは】

【サーフィン研究所&ドラグラ・プロダクションズ】両界歌合戦の『ラカリマス・イブ』作詞家本人が語る想い_よいお年をお迎えください!_(3574文字)

【巻末リンク*3:カタサバ先生の投稿顛末記】

【サーフィン研究所】河口の膨大なゴミbyカタサバ先生_(1431文字)

【嘉徳海岸の危機は続いている】

【告発】嘉徳海岸を護れ!_(2529文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!