Minami Izu, Shizuoka, Japan
GoPro Hero-4
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南伊豆。
大好きな道の駅まで、
大好きな「いなか寿司」がある
『下賀茂・道の駅・湯の花』までおよそ8kmの地点。
Catch Surf Odysea® x Barry McGee Pro DFW 7’6″
With George Greenough 8.5″ single-fin
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この美しい波斜面をサバ手で駆け抜けたのは、
ラカ法王と一緒にサーフしていたからだろうか。
摂政瀧朗もサバ手。
サバ手についてよく問い合わせを受けるが、
こんな風にヤジロベーのように手を開くのがサバ手。
その昔はチビ太がこの手をよくしていたので、
私は”チビ太の手”と呼んでいた。
(©おそ松くん:赤塚不二夫とフジオ・プロ)
直近では数年前にラカ法王がまだ幼名だった頃に、
片瀨江ノ島の海側にあるビラボン・ストアで自然発生的に出たのが、
サバ手の発祥とされている。(巻末注釈リンク*2を参照ください)
これは自然発生的なものなので、
例えば、
賞状をもらうとき
目上の人に拝謁するとき
うれしいとき
これがサバ手。
拡げると背中のパドル筋肉をストレッチできるので、
パドリングの調子が良い。(本当)
こんなことについては、
巻末注釈リンク*3をご参照ください。
さて、
ついにテクニック編です。
今日は波の有効エリアについて一席。
この日はウエッジというか、
風波由来なので、波がちぎれていました。
つまり、ひとつのショルダーに見えるが、
実は青の部分が有効エリアで、
この中にいないと失速してしまう。
こんな感じです。
なので、
私はこのままサバ手でカットバックしたのだが、
さらに書くと、どこに戻れば良いのかを、
有効エリア内とし、
より強い波パワーを得る箇所に色を付けたのが下記。
濃い色がパワーゾーン。
ここに戻るようにすれば、
また次のセクションが出てきて、
最後には赤いセクションが実って(切り立って)くるので、
そこにフィニッシュすれば満足ライディングでありましょう。
満足ライディングは、
『鴨川三兄弟』のおひとりオガマ・マサオさんが、
1990年代から唱える「マンライ」です。
ひさしぶりで忘れてしまった、
または新しい読者のためにここに詳しく書きました。
オガマさんは、ウナクネ老師抱井さんの親友で、
私のサーファー形成に大きく関与してくれた方です。
哺乳類から着想されたというスペーシーなサーフボードから、
機能的なシェイプの両極を、
金剛界と胎蔵界の意匠を示す両界曼荼羅を、
つまりは悟りの境地と真理をサーフボードに施されるお方です。
そんなマンライを得るためにこのように戻るのが、
ウナクネ流でありますが、
それは新皇帝であるジョンジョン・フローレンスが示すものでもございます。
ウナクネ流の波の有効エリア。
そしてウナクネ・カットバックの研究と考察でした。
お寒いですが、また明日ここで。
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【巻末注釈リンク*1:サバ手とは?】
【巻末注釈リンク*2:サバ手発祥の地】
【巻末注釈リンク*3:
サバ手の応用『レイ・サバック』とは!?】↓
Happy Surfing!!
◎