ミッチー・アブシャー長官が率いるのはキャプテンフィン。
そのジャパン支社であるかつ禅師から、
その前に三蔵瀧朗からの情報を得ていたのだが、
そろそろアナウンスしても良さそうなのでここに公開します。
ジョエル・チューダーのダクトテープ・インビテーショナルが、
日本で初めて開催されることになった。
The Vans Joel Tudor Duct Tape Invitational & Festival
Kanagawa, Japan 2019
.
このダクトテープ・インビテーショナル、
略してダクトテープは、
サーフィン界の寵児ジョエル・チューダーが、
サーフ・コンテストの概念をくつがえそうと、
真のサーフィン、
クラシックでエレガントという極を取り戻したいと考えたもの。
Joel Tudor, Jarred Mel and Herbie Fletcher
.
そのユニークかつ、
伝統的なイベントのアイディアを
「VANSが実現した」
というのが痛快である。
Toodee(Yo Gabba Gabba)、Alex Knost
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しかも地球上で最も観衆が集まる
『USオープン・オブ・サーフィン』内での開催だったのもすごい。
(約50万人の来場を記録。ハンティントン・ビーチ市の発表)
これを実現したのは、
みなさんもおなじみのシューズ・ブランドVANSで、
この英断は、
カリフォルニア州アナハイム市で、
『The Van Doren Rubber Company』
というVansストアをアナハイムにオープンさせたのと同じレベルである。
(1966年)
Christian Wach
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さらには、
2014年にハンティントン・ビーチ市に2万5千平方メートルの、
スケートボード・パークをオープンさせた。
Greyson Fletcher
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これはなんと市からリース料を20年間で20ドルという、
ウィンウィンの条件で、
1年1ドル(約110円、一ヶ月9円)という破格のリース料金を獲得した。
(建設費用$はヴァンズ。2万5千平方メートル、
2300 m²(横浜ランドマークタワーの一階と同サイズ)の
巨大なスケートボード・パークであります。
ハンティントン・ビーチ市は、
多数の健康な少年少女がこのスケートパークに来場するので、
市の経済効果を増加させるという考えを持っている。
日本ではありえない話だ🙏)
Christian Wach
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そんな発端だか、
栄えある歴史を持つスポンサーによって開催されるダクトテープは、
各回を無魔成満し、
年を重ねるごとに隆盛となっていった。
開催地も世界各国に拡がり、
ドラグラ界(オルナタティブ・サーフ)からは、
クリスチャン・ワック歓喜
タイラー・ウォーレン影(裏)皇帝
アレックス・ノスト総帥たちによる
大法会の模様をここでお伝えしたので、
おなじみの読者も多いだろう。
なぜ私がここまでダクトテープ・インビテーショナルのことを書くのか?
それは世界のサーフィン世界に拡がるべき、
伝えて欲しい重要なことを訴求できる可能性を求めているからだ。
まずこのダクトテープ・インビテーショナルで、
ジョエルが提案する『ログ』というのは、
古来というか1960年のもので、
また、
竜捻法具「金剛杵(こんごうしょ、वज्र )」である。
そして、
ノーリーシュという提案は、
サーファーが泳げるべき姿を取り戻すための修法。
Christian Wach
.
インターフェアが存在しないのは、
競争よりも協奏という考えに基づいてのもの。
このイベントでは、
『悟り』を得心し、
勝ち負けを超越させること。
つまり勝ちたいからと、
無理に波に乗らずに、
共存を求めるということを思想体系の中に組み込んだ。
最終的には、
位置や優先順位で妨害を発生させるWSL派と比べて、
環境に優しい、
つまり混雑にも対応できるマナーと知性の優位性、
これまであった顕教であるISA、
そしてASP(現WSL)の思想と、
経典もこの世界に包摂されるのだと説いた。
今回の開催地、
神奈川県藤沢市にあるビーチブレイクは、
偶然このジョエルに代表される思想派が、
日本へ向けて投げた金剛斧だと仮定してみた。
偶然だが、
顕教(けんぎょう。秘密にせず明らかに説かれた教え)
の集会であるWSLロングボード・イベント(NY)で、
そのクラシックを取り戻した2019年というのも興味深い。
Wiley Archbold, Joey Bonano (Pesos)
.
(38結集については巻末リンク*2を)
ドラグラ同士からは、
サンオノフレ・サーフ・カンパニーのワイリー・アーチボルドが、
ジョエル和尚付きのフィルマーとして行くことになった。
Wiley Archbold
.
他には、
アレックス総帥と、
ミッチー・アブシャー長官、
ヘイリー(San Onofre Surf Comapny)とミケイラ(Seea)たちが出場し、
さらには、
私も乗るピンク色のキャッチサーフ・プロモデルでおなじみの、
シエラ・ブルック(Catch Surf, Seea)に招待状が届き、
11月1日から藤沢市、
多分鵠沼プールガーデン前で開催されるダクトテープから目が離せない!
(COLORSマガジン風に)
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さて、サンクレメンテに到着し、
そのまま夜明けのオフショアに凍えるサンオノフレに行き、
ブライアン・ミラーと合流した。
Brian Bent
.
なぜサンオノフレが好きなのか。
その理由はここが古代サーフィン、
つまり100年前からの伝統と歴史を持ち、
ハッピー・サーフの殿堂だからだ。
じつはサンオノフレの隣はトレッスルズ。
だが、
ここは顕教派が集まるところなので、
・わざと波に乗せないようにする
・上手ければいくらでも波に乗っていい
・浮力があるボードで波に乗ると威嚇される
・邪魔をしたものには、攻撃する
・少しでも波の奥になるように競争する
という目に遭いたくない人には、
サンオノフレでサーフするのが、
幸せで優しくていいだろう。
フランキー・ハーウッドは、
そのサンオノフレを担当するライフガード。
彼は、
トラッスルズのメイン(通年ということ)にアッパーズがあり、
そのピーク前の主だったウエィブバック(ビル)の息子だ。
彼を小学生から知るが、
こうしてライフガードとなり、
ヒゲ面になるとは、
1980年代には予想することすらできなかった。
彼たちとキャッチサーフ談議をし、
このボードこそが、
「現代の思想」ということに落ち着いたのもうれしい。
ココサンシャインは、
ノースハワイのライフガードたちが熱望するのと同じように、
サンクレメンテのライフガード達の常備品となっているのも興味深い。
フランキーの目の前にココ・サンシャインのスティックを提示すると、
すぐに安心するかのように顔に塗っていった。
Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6′6″
Twin + Twin
.
サーフタイムは2つのボードサイズのメニューでした。
Catch Surf ODYSEA® Plank 8′
8″ Single fin
.
さて、巨大台風19号ハギビス。
暴風雨
観測史上初めて(東日本)
極めて危険な状況
大雨特別警報
東海、関東甲信の最大瞬間風速60メートル
波高13メートルの猛烈なしけ
沿岸前線で長雨
そんな単語が飛び交っているので、
どうぞお気をつけてお過ごしください。
被害などなきよう、お祈りしています。
□
【巻末リンク:5年前のダクトテープ・インビテーショナル】
USオープン/ダクトテープ・インビテーショナルという名の集会にウナクネ総帥と影皇帝が参加し「真理のままに滑った日」_祭型ウネクネ道でもあります_(2525文字)
【巻末リンク*2:ウナクネ結集(現ドラグラ)】
Happy Surfing!!
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