みなさん、ご無事でしたか?
台風19号ハギビスは、
自然の怖ろしさをまざまざと見せつけてくれました。
令和元年、台風19号。
自然の驚異は、
人智の及ばないことを教えてくれました。
風速30m〜50mという猛風が、
上空に吹き込んでいく自然の営み。
これを古代の人は、
ダイダラボッチという神の仕業だとか、
エレメンタルズという怪物だと信じたのも無理はない。
「神のご加護を」
そんな言葉の由来は、
この自然災害にあったのでしょう。
さてこちらはカリフォルニア州の南にあるサンオノフレ州立海岸公園。
サンクレメンテのサーフブレイクだが、
住所はサンディエゴ郡という不思議は、
サンディエゴ側はアメリカ海軍の司令部(*)なので、
陸からだとサンクレメンテからしか入場できず、
これはトレッスルズも同様であるので、
サンクレメンテのブレイクとなっているようだ。
(*)第1海兵遠征軍(I Marine Expeditionary Force: I MEF)
サンオノフレにフォードアーズというブレイクがあり、
昨日もフランキーと話していたが、
このピークは20年前は誰もサーフしておらず、
いつもフランキーが独りでサーフしていたと言い、
私はサンオノフレ・ポイントのインサイドと呼んでいたことを思い出した。
とにかく妙な波質。
けれど、
このピークが右へ左へと動くパターンは、
ノースショアのバックドアやパイプライン、
コスタリカのプラヤネグラやサルサブラバに通じるものがある。
さらに言うと、
千葉北エックスやジェフリーズ、
湘南サーファーズ岬と、
土佐高知ブルードラゴン、
そして奄美大島のバックドアとも類似していて、
姿形を変えてもスタイルというのは同じだと感服した。
今回確かにしたのは、
最速テイクオフの方法だ。
それはどのようにするかと言うと、
波の芯、
つまりピークの中にある打点、
いやツボがある。
英語で言うところのトリガーポイントだ。
そこに自分の胸の真下にあるエントリーに全てを加重して、
押しつけてパドリングしていくというものだ。
百聞は一見にしかず。
このように胸の下に全体重をかけるような感覚で、
押しつけていく。
胸の下、
みぞおちの上7〜8cmくらいの一点に加重する。
それで波の芯に合わせてパドルすると、
このように7フィートのキャッチサーフならば、
9’2”のロングボードよりも早くテイクオフできる。
手前の人は「まさか」という顔をしていて、
横の人は、
「あれ?どうなっているの」
そんなことになっていた。
またひとつ研究が進みました。
これを「単極加重型テイクオフ」と名付けてみました。
所長の中村竜さんもこの方式を旧くから得心している。
ちなみにキャッチサーフは、
柔らくも剛性があるので、
効果倍増だともわかった。
これもここにノートしておきます。
Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6′6″
Twin + Twin
.
ナッキーが、
スタイルを気にし始めた。
これもドラグラ長老の横山泰介さんが、
逗子サーファーズのランチ・パーティ(巻末リンク)で、
「サーフィンも人生もスタイル・イズ・エブリシングですよ」
とおっしゃられたのを受けた結果ということで、
それはどうやら、
どんなに上手でも技術達者でも
「スタイルがなければ無である」
という名言でありました。
Catch Surf ®ODYSEA Sierra Pro Plank 7′
.
ガニマタで悩むツナくんが、
スタイル・マスターの多いサンクレメンテで開花した。
これは日ペンの美子ちゃん、
「まったく簡単だ」
というブルワーカー広告を連想させるもので、
これでツナくんも溜飲を下げたに違いない。
□
【巻末リンク:泰介さんとのランチ】
【巻末リンクb:横山泰介さん】
Happy Surfing!!
◎