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naki's blog

【サーフィン研究所】ボンザーと恒星シリウス_(1502文字)

1971 Bonzer

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a long time ago in a galaxy far far away

昔々、はるか彼方の銀河で

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これはご存じスターウオーズ・シリーズの

オープニング・スクロールの言葉だが、

なんだかそんな気持ちとなったのは、

1971年のことを調べていたからだろうか。

(スターウオーズは1977年)

ボンザーを得てから、

乗った波はどれも忘れられないものだが、

1970年を想定して、

ボートクロスという素材で製作したフル・レプリカは、

その頑丈さからどこも壊れていないという奇跡をもたらせている。

砂利に玉石に、

リーフに、

ありとあらゆるところでぶつけても、

傷にはならない。

そんなタフネスさも、

キャッチサーフに似たところなので、

ベンチュラ・セイジに貸しても無傷であり、

こうなってくると、

十年後も無傷なのではないかという想像もある。

新月。

ここにおおいぬ座δ星のミンタカ(Mintaka)、

ε星のアルニラム(Alnilam)、

そして、

ζ星のアルニタク(Alnitak)が3つ並んでいて、

そして おおいぬ座α星のシリウス(Sirius)が見える。

シリウスは、

地球上から見える2番目に明るい恒星(太陽が1番)で、

そしてオリオン座α星、

赤色超巨星ベテルギウス(Betelgeuse)は、

約642光年の距離があるのにここまで見える。

この星は超巨大で、

大きさを例えると、

太陽の場所に置くと外周が木星軌道まで達するという。

ビラノバ大学(Villanova University、ペンシルベニア州)は今月、

10月に比べ、

ベテルギウスの明るさが半分になったと報告している。

これは、

II型超新星爆発の可能性が高く、

けれど、それが今日起きるのか、

または一万年後なのかは、

誰にもわからないでいる。

爆発すると地球がどうなるのかすらわからない。

そしてβ星のリゲル(Rigel)、

γ星:ベラトリックス(Bellatrix)でトライスター(tristar)となる。

日本では三つ星とされ、

アステリズム (asterism)が興味深い。

この星々を撮ろうとニコンのシャッターを48分開いてみた。

星々の光跡により、

天の赤道がわかるという結果となった。

シリウスは、

地球から8.6光年(平均)離れていて、

太陽のおよそ倍の大きさ。

その年齢は約2億3000万年。

かつては太陽と同じように

核融合反応(nuclear fusion reaction)で燃えさかっていたとされている。

またシリウスは、

ギリシャ語で「焼き焦がすもの」に由来している。

とすると、

ギリシャ語は古代以前のことを説明しているため、

他の星から伝来した可能性があると仮定されるのも、

このシリウスにまつわる話のひとつである。

地球から8.6光年の距離がどのくらいかと言うと、

1977年に木星から海王星を探査したボイジャー2号があり、

そのボイジャー2号はおよそ29万6000年後、

シリウスから4.3光年内の領域を通過するとされている。

ベテルギウスまでは約642光年なので、

ボイジャーだと、

4419万3488年もかかる距離だ。

宇宙の時間というのは、

人間からすると、

果てしないほど大きな単位であるのだろう。

こちらが48年前のデザインで、

まさかのマジック・ボードを授かり、

SFチックなサーフィンの日々となった。

1971BONZER

NAKISURFのページ概要にも書いてあるが、

「宇宙からの交信で得たデザイン」

というのも真実を帯びてきた感がある。

新月が過ぎ、

細い上弦の月が浮かび上がった室戸岬で、

そんなことを思うのでありました。

Happy Surfing!!